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日本ビジネスシステムズ株式会社

5036・東証プライム・情報通信業

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日本ビジネスシステムズ株式会社5036

クラウドインテグレーション事業(CI)

DX計画策定からクラウド基盤構築までを担う高付加価値エンジニアリングの中核セグメント。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(2026年9月期第3四半期累計)23,203百万円20,561百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益(2026年9月期第3四半期累計)4,148百万円3,771百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益率(2026年9月期第3四半期累計)17.9%18.3%(2025年9月期第3四半期累計)↓

事業詳細

顧客のクラウドDX計画策定から、Azure・M365・D365等マイクロソフトクラウド製品を中心としたクラウド基盤設計・構築、モダンワークプレイスソリューション、セキュリティ環境導入、アプリケーション開発(CRM/ERP含む)まで一貫して提供する。製販一体体制による顧客深耕で顧客単価の上昇と案件拡大を実現しており、グループ全体の利益率向上を牽引するエンジニアリングサービスの主軸セグメントである。内製化支援、生成AI活用支援、グローバル案件にも注力している。

直近の概況

大手顧客の案件拡大で売上・利益ともに増加、成長率は前四半期時点から鈍化。

2026年9月期第3四半期累計では、大手顧客との継続的なリレーションシップにより案件が拡大し、内製化支援、本格的なAI活用に向けたインフラ支援、グローバル案件の獲得が進んだ結果、売上高は23,203百万円(前年同期比12.8%増)、セグメント利益は4,148百万円(同10.0%増)となった。中間期時点の売上高15,976百万円・利益3,252百万円から順調に積み上がっているが、利益率はやや低下傾向にある。

主要プロダクト

service
モダンワークプレイスソリューション

クラウド型コラボレーション・コミュニケーション基盤の設計・構築・運用を通じ、顧客のリモートワーク対応やモダナイゼーションを支援する。

service
クラウド基盤・セキュリティ導入サービス

マルチクラウド・セキュリティ対応を含むインフラ領域のモダナイゼーション需要に対応し、サイロ化したクラウド環境の全体最適化を支援する。

service
ビジネスアプリケーション導入サービス

SureBizCloud株式会社を新設し、ビジネスIT領域における基幹業務システム導入の専門性を強化、より高度な顧客支援を推進している。

product
AIサービス(Sales AIgent等)

本格的なAI活用に向けたインフラ支援や、AI学習コンテンツの提供を含むAI利用定着化支援に取り組んでいる。

service
クラウドグローバルサービス

グローバル案件の獲得が進み、顧客企業の海外拠点を含めた包括的な運用支援ニーズに対応している。

成長ドライバー

  • 製販一体体制による顧客深耕と顧客単価の上昇(顧客一社当たりの案件拡大)
  • 大手顧客との継続的なリレーションシップによる案件拡大
  • 生成AI登場後のビジネスIT領域・AI領域におけるクラウド活用・AI活用ニーズの増加
  • サイロ化したクラウド環境の全体最適化・サイバーセキュリティ対応需要の拡大
  • SureBizCloud株式会社設立による基幹業務システム導入の専門特化体制強化
  • 顧客企業の海外拠点を含むグローバル包括支援ニーズへの対応拡大
  • アバナード社やVaronis社等の戦略的エコパートナー連携拡大によるマルチベンダー体制強化

リスク

  • エンジニア不足の深刻化による人材確保・育成コストの上昇
  • 案件管理の複雑化に伴う収益性悪化リスク(受注損失引当金の計上実績あり)
  • マイクロソフト製品への依存度が高く、同社の製品戦略・パートナー政策変更の影響を受けやすい
  • 大型案件の受注タイミングによる四半期業績の変動リスク
  • グローバル展開拡大に伴うオペレーションリスクおよびカントリーリスク
  • 全社費用配賦増加によるセグメント利益率への下押し圧力

クラウドサービス事業(CS)

クラウド利活用の保守・運用・改善を担うストック収益型の安定事業

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期第3四半期累計)17,505百万円16,029百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益(2026年9月期第3四半期累計)2,972百万円2,314百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益率(2026年9月期第3四半期累計)17.0%14.4%(2025年9月期第3四半期累計)↑
売上高前年同期比成長率9.2%増10.4%増(中間期時点)—
セグメント利益前年同期比成長率28.4%増30.0%増(中間期時点)—

事業詳細

Azure/M365/D365を含むクラウド環境の保守・運用・改善をエンジニアリングサービスまたはマネージドサービスとして一貫提供する。継続契約型の保守運用売上を主体とするストック収益型ビジネスモデルであり、既存顧客との安定的な取引基盤を持つ。マイクロソフト社のクラウドライセンスに独自機能を付加した自社クラウドサービスも展開。国内外のグローバル運用支援ニーズにも対応し、クラウドインテグレーション事業からの送客を通じた案件創出も成長ドライバーとなっている。

直近の概況

AI活用ニーズ拡大を背景に運用支援案件が拡大、増益率が売上成長を上回る

第3四半期累計で売上高は17,505百万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益は2,972百万円(同28.4%増)となった。顧客企業のAI活用を通じた効率化ニーズの拡大に加え、クラウド利活用推進に伴う案件増加、運用支援ゼロトラストにおける運用監視支援、グローバルでの包括的な運用支援の拡大が寄与した。増益率が売上成長率を大きく上回り、利益率は前年の14.4%から17.0%へ改善した。

主要プロダクト

service
クラウド保守・運用マネージドサービス

クラウド利活用推進に伴う運用支援案件やゼロトラストにおける運用監視支援を含み、継続契約による安定収益基盤を形成している。

product
自社クラウドサービス

既存のクラウド基盤に付加価値機能を組み込み、顧客のクラウド利活用を深化させるサービス群。

service
グローバル運用支援サービス

国内外拠点における包括的な運用監視・支援を提供し、グローバル展開する顧客企業のIT基盤を一貫支援する。

成長ドライバー

  • 既存顧客のクラウド利活用深化に伴う継続的な案件増加
  • クラウドインテグレーション事業からの送客による新規案件創出
  • 国内外のグローバル運用支援ニーズの拡大
  • 生成AI登場後のDX需要拡大によるクラウド運用・改善案件の増加
  • ストック収益型ビジネスモデルによる安定的な売上基盤
  • ゼロトラスト運用監視支援など高付加価値サービスの拡大

リスク

  • エンジニア不足による人材確保・育成コストの上昇
  • クラウド市場の急速な技術変化への対応遅れリスク
  • 大手クラウドベンダー(Microsoft等)の価格・製品戦略変更による影響
  • 顧客のクラウド内製化推進による運用委託需要の減少リスク
  • 競合他社によるマネージドサービス市場への参入激化

ライセンス&プロダクツ事業(L&P)

JBS売上の約76%を占めるリセール主体の事業基盤セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(2026年9月期第3四半期累計)127,151百万円95,512百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益(2026年9月期第3四半期累計)2,799百万円2,561百万円(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント利益率(2026年9月期第3四半期累計)約2.2%約2.7%(2025年9月期第3四半期累計)↓
全社売上高構成比(2026年9月期第3四半期累計)約75.7%約72.3%(2025年9月期第3四半期累計)↑
セグメント売上高(2025年9月期通期)122,941百万円——

事業詳細

Azure/M365/D365等マイクロソフトクラウド製品のライセンスおよびIT関連機器をメーカーから仕入れてリセール提供する事業。オンプレミス・プライベートクラウド・パブリッククラウドで構成されるハイブリッドクラウド環境向けの関連機器も取り扱う。クラウドライセンス売上は定期的な契約更新による安定的なストック収益型ビジネスモデルを有する。2026年9月期第3四半期累計の売上高は127,151百万円で全社売上高167,867百万円の約75.7%を占め、直近で構成比が拡大している。

直近の概況

大口物販とライセンス新規開拓により売上33.1%増、利益率は低下

当第3四半期累計は、大手顧客のデジタル投資・AI活用を前提としたインフラ構築ニーズの高まりを背景に、ソフトウェア関連の大口取引や教育・公共分野のハードウェア需要が好調に推移した。マイクロソフトライセンス販売でも既存顧客のクラウド活用進展と新規顧客開拓が進み、売上高は127,151百万円(前年同期比33.1%増)、セグメント利益は2,799百万円(同9.3%増)となった。売上の急拡大に対し利益成長が緩やかであるため、セグメント利益率は約2.7%から約2.2%へ低下し、リセール事業特有の低利益率構造が一段と顕在化した。

主要プロダクト

product
マイクロソフトクラウドライセンス(Azure/M365/D365)

既存顧客のクラウド活用進展とともに新規顧客の開拓が進み、ライセンス販売が売上拡大に大きく貢献した。

product
IT関連機器・ハードウェア(PC・インフラ機器等)

大手顧客のデジタル投資とAI活用を前提としたインフラ構築ニーズが高まる中、物販におけるソフトウェア関連の大口取引や教育及び公共分野におけるハードウェア需要が好調に推移した。

service
クラウドライセンス利活用支援サービス(リカーリングビジネス)

定期的な契約更新に基づくストック型収益モデルであり、既存顧客基盤の維持・拡大に寄与している。

成長ドライバー

  • 既存顧客に対するマイクロソフトクラウドライセンスのアップセル・クロスセルの進展
  • 大手顧客のデジタル投資・AI活用を前提としたインフラ構築ニーズの高まり
  • 教育及び公共分野におけるハードウェア需要の好調
  • マイクロソフトライセンス販売における新規顧客開拓の進展
  • 国内IT市場全体のDX投資拡大によるクラウドライセンス需要の持続的増加
  • 生成AI登場後のビジネスIT領域・AI領域におけるクラウド活用ニーズの増加

リスク

  • リセール事業は利益率が低く、売上構成比の高さが全社営業利益率の向上を制約(当期セグメント利益率約2.2%まで低下)
  • 大手顧客の一時的大口物販需要・公共系案件は再現性が低く、剥落リスクがある
  • マイクロソフト社の価格政策・販売チャネル政策変更による仕入条件悪化リスク
  • 会社方針として将来的にL&P事業の売上構成比引き下げを目指す一方、直近では構成比が75.7%まで上昇しており方針との整合性に留意が必要
  • 大口顧客への依存度が高い場合、当該顧客の投資計画変更が業績に直接影響するリスク
  • 世界経済の不透明感の高まりによる顧客企業のIT投資抑制リスク

その他

不動産賃貸等を含む非コア事業セグメント。売上規模は極小。

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期第3四半期累計)6百万円8百万円↓
セグメント利益(2026年9月期第3四半期累計)0百万円4百万円↓

事業詳細

「その他」セグメントは、クラウドインテグレーション事業・クラウドサービス事業・ライセンス&プロダクツ事業の3報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に不動産賃貸等を含む。売上高・利益ともに連結全体に占める割合は極めて小さく、グループの中核事業を補完する位置づけにある。2026年9月期第3四半期累計(2025年10月1日~2026年6月30日)の外部顧客への売上高は6百万円、セグメント利益は0百万円と、前年同期(売上高8百万円、セグメント利益4百万円)から減少した。

直近の概況

売上・利益ともに前年同期から減少し、規模はさらに縮小。

2026年9月期第3四半期累計における「その他」セグメントの外部顧客への売上高は6百万円(前年同期8百万円)、セグメント利益は0百万円(前年同期4百万円)となり、前年同期比で減少した。連結売上高167,867百万円に対する構成比は極めて小さく、グループ業績への影響はほぼないが、利益面での減少幅が目立つ結果となった。

主要プロダクト

service
不動産賃貸

報告セグメントに含まれない事業として、主に不動産賃貸収入を計上。連結業績への影響は限定的で、安定的な小規模ストック収益として機能している。

成長ドライバー

  • 不動産賃貸収入による安定的なストック収益

リスク

  • 売上規模が極小であり、グループ業績への貢献度は限定的
  • 事業内容の詳細開示が限られており、投資家による個別分析が困難
  • 前年同期比で売上・利益ともに減少傾向

最終更新: 2026年8月13日