事業内容
モイ株式会社は「人と人をつなげて世界中の人々の生活を豊かに変えます」をミッションに掲げ、2010年にサービスを開始したライブ配信プラットフォーム「ツイキャス」を運営する単一事業会社。2024年5月末時点の累積登録ユーザー数は4,000万人に達し、主に10代・20代の男女を中心にユーザーを獲得。
2026年1月末時点の国内主要ライブ配信アプリ12タイトルのMAU比較でシェア21.0%を占める。雑談・音楽・ゲームなど多様なジャンルの配信文化を有し、有料オンラインライブ「プレミア配信」やサブスクリプション「メンバーシップ」など収益化機能も拡充している。
ビジネスモデル
売上の88.2%を占めるポイント販売売上(視聴者がアイテム使用のために購入した有料ポイントを計上)、8.4%のメンバーシップ販売手数料売上(月額課金の手数料)、3.3%のツイキャスプレミアにおけるチケット・コンテンツ販売手数料売上の3本柱で構成。配信者への報酬(ライブ収益)と決済代行業者手数料を控除した実質売上総利益を重要KPIとして管理し、Web決済比率拡大による決済手数料削減を原資に配信者取分率と当社取分率を同時引き上げする収益構造改善を推進している。
企業の強み
2026年1月末時点で国内主要ライブ配信アプリ12タイトルのMAU比較においてシェア21.0%を獲得。累積登録ユーザー数は2024年5月末時点で4,000万人に達しており、2010年のサービス開始から15年以上にわたり継続的にユーザーを獲得してきた実績を持つ。
実質売上総利益は2022年1月期1,619百万円から2026年1月期1,909百万円へ5期連続で増加。アイテムチケット導入によるWeb決済比率拡大が決済手数料を削減し、その原資で配信者取分率と当社取分率を同時引き上げする仕組みを実現。2026年1月期は前期比7.5%増を達成した。
24時間365日の外部委託を含むモニタリング体制、児童・未成年ユーザー保護システム、著作権管理のためのJASRAC・NexToneとの包括契約、プライバシーマーク取得・維持など、15年以上の運営実績に基づく多層的なサービス健全性維持体制を構築している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2022期〜2026期の売上高は6,433百万円〜6,689百万円のレンジで横ばい推移。一方、営業利益は2023期104百万円を底に3期連続改善し、2026期339百万円まで回復。
2027年1月期Q1(2026年2月〜4月)は売上高1,608百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益62百万円(同19.1%増)、経常利益99百万円(同47.8%増)、四半期純利益62百万円(同13.6%増)と利益面の改善が継続。アプリ決済比率低下によるWeb決済シフト(自社施策)が実質売上総利益を押し上げており、販管費の効率化も利益率改善に寄与。
外部要因として国内ライブ配信市場の競争激化がPU減少を招いているが、ARPPU上昇(前年同期比15.3%増)が収益を下支えしている。
成長戦略
Web決済シフト・SBI提携・AI開発の三位一体で収益構造と規模の両立を目指す
アプリ決済からWeb決済へのシフトを促進し、Apple・Google等への手数料負担を軽減することで実質売上総利益率を構造的に向上させる。2027年1月期Q1で実質売上総利益が前年同期比9.4%増と成果が継続しており、引き続き収益改善の主軸となる施策。
2026年5月19日決議の第三者割当増資(921百万円調達)を通じ、SBIグループの顧客網・メディア知見・人材育成機能を活用。M&A・資本業務提携への投資資金として活用し、プラットフォームの規模拡大と新規事業領域への参入を図る。
SBIホールディングスとの提携資金を活用し、AIを基盤とした次世代プラットフォームを開発。ユーザー体験の高度化・配信者支援機能の強化を通じてARPPU向上とPU底打ちを目指す。現時点では開発段階であり業績への具体的影響は未定。
ツイキャスのコミュニティ基盤を活用し、SBIグループとの連携によりファンコミュニティ発のIP(知的財産)を創出・開発。声優アワード協賛やプレミア配信の拡充(累計チケット流通総額150億円突破)を足がかりに、エンタメIP領域での収益多様化を図る。
メンバーシップ利用者の増加を促進し、月次定額収益の積み上げによる収益安定化を図る。2027年1月期Q1では預り金(チケット・コンテンツ売買代金及びメンバーシップ会員費)が前期末比58百万円増加しており、利用者拡大が進行中。
最終更新: 2026年7月17日

