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株式会社リベルタ

4935東証スタンダード化学

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事業内容

株式会社リベルタは「喜びを企画して世の中を面白くする」を経営理念に掲げ、コスメ・トイレタリー・機能衣料・浄水器医療機器・生活雑貨家電の5ジャンルにわたるオリジナル商品を企画・販売するファブレスメーカーである。国内約42,350店舗の量販店・ドラッグストア・コンビニ等の実店舗に加え、EC・通販チャネルも展開。

海外は60か国以上に輸出し、2024年3月設立の米国現地法人LIBERTA USA INC.を通じてFREEZE TECHの北米展開を推進。2025年6月には㈱粧和を子会社化し九州地域のテスト販売機能を獲得するなど、M&Aを通じた事業領域拡大も継続している。

主要顧客は㈱あらた(売上高比率17.2%)。

ビジネスモデル

自社では生産設備を持たず、国内外の協力工場に製造を委託するファブレス方式を採用。独自の「Test&Roll Marketingスキーム」でテスト販売により実績を積んでからNo.1施策で優位な商談・売り場獲得を目指す。

プロモーション・パッケージデザイン・顧客リレーションを内製化し機動性を確保。売上総利益率は2025期40.6%と前期比2.0ポイント改善。

企業の強み

過去のヒット商品データを独自分析してニッチニーズを発掘し、テスト販売で実績を積んでから本格展開する「Test&Roll Marketingスキーム」を確立。2025期には「ヘドロトルネード」が発売初年度でトイレタリー売上高2,636百万円(前期比79.9%増)を牽引するなど、高いヒット率を実証している。

百貨店・量販店・ドラッグストア・コンビニ等の国内約42,350店舗に加え、EC・通販・生協・消防機関等多様なチャネルを保有。海外は商社を介さない現地代理店との直接貿易で60か国以上に展開し、2025期の主要顧客㈱あらたへの販売高は1,726百万円(前期比約2.4倍)に拡大した。

2022年以降、ファミリー・サービス・エイコー㈱(浄水器・医療機器・生協販路)、フジアンドチェリー㈱(Amazon販売ノウハウ)、㈱アフラ(サロン向けコスメ)、㈱粧和(九州地域テスト販売・問屋機能)と4社のM&Aを実施。各社の強みを取り込み販路・機能を拡充している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高は1,857百万円(前年同期比16.0%増)と増収基調を維持したが、販売費及び一般管理費が785百万円から1,041百万円へ32.5%増加し、営業損失は415百万円と前年同期の176百万円から大幅に悪化した。売上総利益率は前年同期の38.0%から33.7%へ低下しており、売上原価率の上昇も確認される。

プロモーション投資の先行費用が下期回収できるかが通期業績の鍵となる。

クレア買収に伴いみずほ銀行から840百万円を借入(2031年3月返済)し、財務コベナンツとして純資産維持条件(前期末比75%以上)と経常損益の2期連続損失禁止条項が付帯している。2026年12月期第1四半期末の自己資本比率は17.9%(前期末20.3%)に低下しており、通期で経常利益250百万円の予想達成が財務健全性維持の前提となる。

外部要因として円安継続による輸入原材料コスト上昇も利益圧迫リスクとして残存する。

2026年12月期第1四半期末の商品及び製品は3,120百万円と前期末2,249百万円から38.7%増加し、第2四半期以降の販売に向けた仕入れが先行している。一方、受取手形及び売掛金は2,565百万円から1,346百万円へ大幅減少しており、第1四半期の季節的な売上低迷を反映している。

下期に向けた在庫積み上げは成長投資の側面もあるが、需要未達の場合は在庫評価損リスクとなる点に留意が必要。

成長戦略

2030年12月期売上高300億円・経常利益20億円を目標に5戦略とM&Aを推進

「デンティス」「FREEZE TECH」「ヘドロトルネード」「さよならダニー」等の主力ブランドへのプロモーション投資を継続し、リピート需要の拡大と取扱店舗数の増加を図る。2026年12月期第1四半期でコスメ3.5%増・機能衣料47.0%増・トイレタリー33.3%増と複数ブランドが同時成長中。

スキンケアファブレスメーカーの株式会社クレア(薬用ディープクレンジング「SANTA MARCHE」等)を2026年4月1日付で取得原価842百万円にて完全子会社化。ドラッグストア・バラエティショップ販路とスキンケア商品開発ノウハウを取得し、コスメジャンルの強化と事業領域拡大を実現した。

既存の海外60か国超の販路網を活用し、海外売上の拡大を図る。円安基調は外部環境として輸出競争力に追い風となる側面もあるが、輸入原材料コスト上昇との相殺効果に留意が必要。具体的な進捗数値は本決算短信では開示されていない。

「デンティス」のECでのヒットが2026年12月期第1四半期のコスメジャンル増収に貢献したことが確認されており、EC販路の強化が実績として表れている。直販チャネルの拡充により販路多様化と利益率改善を目指す。

「ヘドロトルネード」(2025年4月発売)が主要チェーンで導入初期予算を大幅上回る成果を上げており、新商品開発力の高さを示している。「デンティス」新フレーバー「マスカットミント」やブランド誕生20周年記念企画品の展開も実施済み。継続的な新商品投入でジャンル別売上の底上げを図る。

最終更新: 2026年7月17日