研究開発の失敗リスク
医薬品の研究開発には多額の費用と長期間を要するが、新製品・新技術の創出に結実する確率は低い。開発品の有効性が証明できない場合や安全性上の問題が判明した場合、開発中止を余儀なくされる可能性がある。開発品の規模によっては経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
市販後副作用の発現リスク
医薬品は厳格な安全性試験・審査を経て承認・販売されるが、市販後に発売時点では予測されなかった副作用が発見される可能性がある。その場合、製品の販売中止・回収等を余儀なくされ、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
薬価・医療制度改革リスク
売上高の大部分を占める医療用医薬品は薬事行政による様々な規制を受けており、薬価基準の改定や医療制度・健康保険に関わる行政施策の動向が業績に直結する。制度改革の内容次第では経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
特定取引先への売上集中リスク
当社グループは取引先上位1社で売上高の約8割を占める高度な取引先集中構造にある。今後も継続取引の方針であるが、万が一取引関係等に大きな変化が生じた場合、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
知的財産権に関するリスク
当社グループの事業は多くの特許によって保護されているが、第三者から知的財産権の侵害を受けた場合、期待される収益が失われる可能性がある。また、当社グループの事業活動が第三者の知的財産権に抵触した場合、係争や事業中止に至り、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
製造・安定供給リスク
製造施設・物流施設における技術上・法規制上の問題や災害による操業停止が発生した場合、医薬品の供給が休止または著しく停滞する可能性がある。また、石油化学製品(ナフサ等)の需給動向や国際情勢の変化により原材料の供給逼迫・価格高騰・サプライチェーン寸断が生じた場合、製造コスト上昇や調達遅延により安定供給に支障をきたす可能性がある。当社グループは調達先の分散や在庫管理の適正化等に取り組んでいる。
他社との提携解消リスク
当社グループは研究・開発・製造において他社と共同研究、製品導出入、委受託製造等の連携を行っているが、契約変更・解消や提携先の経営統合・組織変更・経営方針変更・株主変動等が生じた場合、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。
情報セキュリティリスク
各種情報システムの障害やコンピューターウイルス等により業務が阻害される可能性があるほか、個人情報を含む機密情報の社外漏洩が発生した場合、損害賠償・行政処分・社会的信用の毀損等により経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性がある。当社グループはEDR導入・ネットワーク強化・DX認定取得等のサイバーセキュリティ対策を推進しているが、攻撃の高度化・巧妙化によりリスクは残存する。
海外事業・地政学リスク
ベトナムのHataphar社をはじめとする海外子会社・提携企業との連携において、現地の政治不安・経済情勢の急激な変化・法的規制の変更・為替変動等の影響を受ける可能性がある。特に地政学的リスクや各国の政策変更により事業環境が変化した場合、生産活動やサプライチェーンに影響を及ぼす可能性がある。当社グループは現地子会社・提携企業と定期的にリスク情報の収集・交換を実施し対応している。
大規模災害・パンデミックリスク
想定を超える大規模災害・事故・パンデミック等が発生し、本社・工場・研究所・事業所等の破損や事業活動の停滞・操業停止に陥った場合、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性がある。当社グループは防災管理体制の整備およびBCP策定等の各種対策を推進しているが、想定外の事象に対するリスクは残存する。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

