株式会社ペルセウスプロテオミクス logo

株式会社ペルセウスプロテオミクス

4882東証グロース医薬品

株式会社ペルセウスプロテオミクス logo
株式会社ペルセウスプロテオミクス4882

医薬品事業(単一セグメント)

抗体技術を基盤とするがん領域特化の創薬ベンチャー(単一セグメント)

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)該当データ記載なし(訂正短信は財務諸表注記の訂正のみ)該当データ記載なし
売上原価(2026年3月期通期)19,343千円16,324千円
当期製品製造原価(2026年3月期通期)19,523千円16,554千円
税引前当期純損失(2026年3月期通期)△716,181千円△902,340千円
営業活動によるキャッシュ・フロー(2026年3月期通期)△653,334千円△719,485千円
投資活動によるキャッシュ・フロー(2026年3月期通期)△10,062千円△75,157千円
財務活動によるキャッシュ・フロー(2026年3月期通期)497,333千円923,381千円
現金及び現金同等物の期末残高(2026年3月期末)1,515,346千円1,667,921千円

事業詳細

東京大学発の抗体取得プラットフォーム(ハイブリドーマ法・ファージディスプレイ法・独自ICOS法)を活用し、がん及びその他疾患向け治療用抗体医薬品の研究開発を行う。収益は①創薬(導出による契約一時金・マイルストーン・ロイヤリティ)、②抗体研究支援(研究受託)、③抗体・試薬販売(核内受容体抗体48種・PTX3 ELISAキット等)の3領域で構成。現時点では創薬導出収入はなく、売上の大半は抗体・試薬販売が占める。

直近の概況

決算短信の売上原価明細書およびCF計算書の記載誤りを訂正(損益への影響なし)

2026年6月22日付で、2026年3月期決算短信(2026年5月14日開示)の一部訂正を公表。訂正箇所は①売上原価明細書における前事業年度の「当期製品製造原価」欄の表示誤り(「-」→「16,554千円」)、②CF計算書における当事業年度の有形固定資産取得による支出(△9,494千円→△9,264千円)および無形固定資産取得による支出(△450千円→△680千円)の2点。投資活動CF合計(△10,062千円)および損益への影響はない。

主要プロダクト

product
PPMX-T002(放射性同位体標識抗CDH3抗体)

がん細胞に高発現するCDH3(カドヘリン3)を標的とした放射性同位体標識抗体。導出活動継続中。

product
PPMX-T003(抗TfR1完全ヒト抗体)

トランスフェリン受容体1(TfR1)を標的とする完全ヒト抗体。AMED「希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」採択。ANKL(侵襲性NK細胞白血病)を対象とした医師主導治験を実施中。

product
PPMX-T004(抗CDH3 ADC)

CDH3を標的とした抗体薬物複合体。研究開発段階のパイプライン。

service
抗体研究支援サービス

ハイブリドーマ法・ファージディスプレイ法・ICOS法に加え、ラクダ由来VHH抗体スクリーニングサービスを展開。あすか製薬(2025年11月)・Eurus Therapeutics(2025年12月)との共同研究契約を締結。

product
抗体・試薬販売(核内受容体抗体・PTX3 ELISAキット等)

売上の大半を占める既存収益基盤。核内受容体抗体48種およびPTX3 ELISAキット等を販売。

成長ドライバー

  • 抗体研究支援の増収:ラクダ由来VHH抗体スクリーニングサービス開始等による新規受注拡大
  • AMED助成金収入の計上(53,311千円):PPMX-T003 ANKL対象「希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」採択による長期預り金78,765千円増加
  • 販売費及び一般管理費の削減:研究開発費を含む費用効率化により税引前損失が前期比185,159千円改善
  • 新株予約権行使による資金調達(500,500千円):研究開発継続の財務基盤確保
  • 新規共同研究契約締結:あすか製薬(2025年11月)・Eurus Therapeutics(2025年12月)との提携によるパイプライン拡充

リスク

  • 創薬導出の不確実性:PPMX-T002・PPMX-T003の導出活動が継続中であるが、合理的な業績予想が困難なため通期業績予想を非開示
  • ANKL医師主導治験の遅延:登録症例数が少数にとどまり、超希少疾患ゆえの被験者確保困難
  • キャッシュバーン継続:2026年3月期通期で現金及び現金同等物が152,574千円減少し、期末残高1,515,346千円。研究開発費用が先行する構造的赤字
  • 行使価額修正条項付新株予約権による希薄化リスク:潜在株式数3,680,000株(現発行済株式の約24.9%相当)、行使価額は市場価格の92%に修正される仕組み
  • 財務諸表の記載誤り再発リスク:今回の訂正は損益に影響しないものの、開示品質への信頼性に関わる管理体制上の課題

最終更新: 2026年6月30日