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株式会社ガーラ

4777東証スタンダード情報通信業

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株式会社ガーラ4777

事業内容

株式会社ガーラは1993年設立の東証スタンダード上場企業。連結子会社7社で構成され、韓国子会社Gala Lab Corp.を中核にMMORPG「Flyff Online」「Rappelz Online」のライセンス展開、HTML5ゲーム「Flyff Universe」のグローバル運営、スマートフォンアプリ事業を展開する。

売上高の96%を韓国セグメントが占め、北米・欧州・アジア・中東等20ヶ国以上に配信ネットワークを持つ。日本では本社管理機能・クラウド関連事業・ツリーハウスリゾート事業を担い、VFX事業(ROAD101 Co., Ltd.)やメタバースキャンパス事業(Meta Campus)も展開する多角的なインターネットサービスグループである。

ビジネスモデル

主力収益源は、自社開発MMORPGタイトル(Flyff・Rappelz)のライセンス料・パブリッシング収益と、HTML5ゲーム「Flyff Universe」の直営課金収益(売上高の41.2%)。オンラインゲーム事業(21.6%)はチャネリング・ライセンス契約で安定収益を確保し、スマートフォンアプリ事業(13.1%)はアプリ内課金・広告収益を得る。

VFX事業(13.3%)は受注制作型の請負収益。クラウド関連事業はMegazone社グループへのサポート業務フィーが収益源となる。

企業の強み

「Flyff Online」「Rappelz Online」は累計世界5,000万ダウンロードを記録した自社開発MMORPGタイトル。これらIPを活用したHTML5ゲーム・スマートフォンアプリ・NFTゲームへの横展開が可能であり、既存ユーザー基盤と認知度が新規事業展開のコスト優位性を生む。

北米・欧州・アジア・オセアニア・中東等20ヶ国以上への配信実績を持ち、英語・韓国語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・アラビア語・ロシア語等の多言語対応開発・サポート体制を構築。2025年10月には中国政府より「Flyff Universe」の版号を取得し中国本土展開を実現した。

2022年5月サービス開始の「Flyff Universe」は当期売上高1,066,835千円(構成比41.2%)を計上し、グループ最大の収益源となっている。ダウンロード不要でPC・スマートフォン双方に対応する高い接近性を持ち、Wemade Connect Co., Ltd.との戦略的提携によりグローバルパブリッシング体制を整備している。

エンヴァリスの着眼点

2024年12月期・2025年12月期・2026年1Qと3期連続で営業損失および親会社株主帰属純損失を計上しており、継続企業前提に重要な疑義を生じさせる事象が継続している。一方、2026年1Q末の現金及び預金は762,876千円を確保しており、短期的な資金繰り懸念は限定的。

VFX事業の実質停止とツリーフルの連結除外により不採算事業の切り離しが進んでいる点は構造改善の観点から評価できる。

2026年1Qの売上高は535百万円(前年同四半期比13.2%増)、営業損失は24百万円(前年同四半期130百万円の損失から大幅縮小)、経常利益は25百万円と黒字転換した。ただし特別損失(減損損失20百万円)計上により最終損失は13百万円。

業績予想は「合理的な算定が困難」として非開示であり、ゲーム課金収入の予測困難性・HTML5ゲームの開発進捗リスク・NFT収益化の遅延リスクを踏まえると、通期での黒字化達成には不確実性が高い。

HTML5ゲーム事業は2026年1Qに前年同四半期比55.0%増と急成長しており、「Flyff Universe」の中国リリース準備やAniPang IPを活用した新タイトル開発が中期的な成長ドライバーとして期待される。一方、VFX事業(前年同四半期70,963千円の売上)が完全消滅し、為替換算調整勘定の悪化(△40,137千円)が包括利益を圧迫。

韓国ウォン・円の為替動向が業績に与える影響は大きく、外部環境として引き続き注視が必要。

成長戦略

HTML5ゲームのグローバル拡大・NFTゲーム収益化・不採算事業切り離しによる選択と集中

主力HTML5ゲーム「Flyff Universe」の中国地域におけるリリース準備を継続中。サービス提供エリア拡大により新規課金ユーザーの獲得と売上高の更なる拡大を目指す。

2026年1QにHTML5ゲーム事業が前年同四半期比55.0%増と急成長しており、中国リリースが実現すれば追加的な収益貢献が期待される。

Gala Lab Corp.開発の「Rappelz Universe」をNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム化し、グローバルリリースを準備中。韓国国内での暗号資産に関する法律・税務面の検討を慎重に進めており、規制対応完了後のリリースを目指す。

Play To Earn(P2E)要素による新たな収益モデル構築が期待される。

Wemade Play Co., Ltd.の「AniPang」IPを活用したHTML5版ゲームのフレームワーク開発が予定通り進展。また、BPMG Co., Ltd.およびWemade Connect Co., Ltd.との戦略的提携によりブロックチェーン技術を組み合わせたNFTゲーム版「Flyff Universe」の開発を推進中。

新規IPと既存IPの融合による収益多様化を図る。

VFX事業(ROAD101 Co., Ltd.)は生成AI動画技術の台頭により事業継続が極めて困難となり、2026年1Qの売上高はゼロ。事業の抜本的再編・存続を含めた検討を進める。

ツリーハウスリゾート事業(㈱ツリーフル)については2026年4月30日に新株引受権不行使を決議し、連結範囲からの除外が見込まれる。主力のスマートフォンアプリ事業・オンラインゲーム事業への経営資源集中を図る。

最終更新: 2026年7月17日