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株式会社クリーク・アンド・リバー社

4763東証プライムサービス業

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株式会社クリーク・アンド・リバー社4763

事業内容

株式会社クリーク・アンド・リバー社は、映像・ゲーム・Web・広告出版等のクリエイティブ分野を中核に、医療・会計・法曹・IT・ファッション等の専門職分野へエージェンシー事業を拡大するプロフェッショナル特化型企業グループ。国内外41万人超のプロフェッショナルネットワークと5万社超のクライアント基盤を有し、エージェンシー(人材派遣・紹介)、プロデュース(開発・請負)、ライツマネジメント(知財流通)の3事業を複合展開。

韓国・中国・米国・カナダに海外拠点を持ち、グローバル展開も推進。1990年設立、2000年上場。

ビジネスモデル

クライアント企業に対してクリエイター・医師・弁護士等の専門職を紹介・派遣するエージェンシー事業が収益の主軸。これに加え、クリエイターの能力を組み合わせてコンテンツ開発・受託制作を行うプロデュース事業、知的財産の流通・収益化を担うライツマネジメント事業を複合展開することで、単純な人材紹介に留まらない付加価値を創出。

売上高営業利益率を主要KPIとし、ROICも中長期指標として重視。

企業の強み

2025年2月末時点で国内外41万人超のプロフェッショナルをネットワーク。クリエイター・医師・弁護士・会計士・建築士・ITエンジニア等の多様な専門職を網羅し、5万社超のクライアントへのサービス提供基盤を形成。この規模のネットワークが参入障壁として機能している。

医療分野(2026年2月期)は売上高5,782百万円に対しセグメント営業利益1,437百万円、利益率24.9%を達成。「民間医局」ブランドで全国16拠点を展開し、慢性的な医師不足・地域偏在を背景に底堅いニーズを享受。グループ全体の収益を下支えする高収益セグメントとして機能している。

クリエイティブ分野(日本)は売上高39,500百万円(2026年2月期)とグループ売上の約6割超を占める中核セグメント。映像・ゲーム・Web・出版・建築・AI/DXと領域を拡大し、「C&R Creative Studios」「C&R DX STUDIO」等の開発スタジオ基盤も整備。

モントリオール支社開設により海外ゲームパブリッシャーとの取引拡充も進展。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期Q1は売上高17,034百万円(前年同期比+23.1%)、営業利益2,204百万円(同+51.7%)、親会社株主帰属純利益1,486百万円(同+57.2%)と全指標で過去最高を更新。これを受け通期業績予想を売上高66,000百万円・営業利益5,450百万円に上方修正し、年間配当も50円から51円へ増配。

クリエイティブ(日本)・医療・CRESの3分野が揃って好調であり、業績の質・量ともに評価に値する。

通期の親会社株主帰属純利益予想は3,450百万円(前期比△16.0%)と減益見通しが維持されている。前期(2026年2月期)の当期純利益4,075百万円には特殊要因が含まれていた可能性があり、Q1の法人税等調整額が前年同期の35百万円から193百万円へ大幅増加している点も注視が必要。

Q1の純利益進捗率は43.1%と高水準だが、下半期の費用増加や税負担の動向が通期着地を左右する。

クリエイティブ分野(韓国)はQ1でセグメント損失18百万円(前年同期損失5百万円)と赤字が拡大。オリジナルコミックの制作コスト増加とリリース時の費用先行計上が要因。

その他の事業は売上高1,069百万円(前年同期比△15.9%)と減収ながら損益は改善(前年同期損失40百万円→利益10百万円)。両セグメントの収益改善が本格化するかどうかが、グループ全体の利益率向上の鍵を握る。

成長戦略

プロフェッショナル50分野構想・AI/DX新規サービス・M&Aによる事業領域拡大の3軸

映像・ゲーム・Web等の主力分野が堅調推移。企業のAI活用・DX推進に伴うクリエイター需要の拡大を取り込み、エージェンシー・プロデュース・ライツマネジメントの3事業で収益を多層化。Q1売上高10,564百万円(前年同期比+14.2%)・営業利益818百万円(同+23.1%)と順調に進捗。

医師紹介の成約数が前年同期を上回る状況が継続し、Q1営業利益率46.4%の高収益を維持。地域医療周辺サービスやIT・AI活用による新サービス拡充で収益基盤をさらに強化する方針。

2025年3月に連結子会社化した高橋書店グループが業績に本格寄与。Q1でCRES分野売上高1,745百万円・営業利益310百万円を計上し、グループ全体の過去最高業績に貢献。暫定的な会計処理も当Q1で確定(のれん296百万円)。

16社で構成するその他の事業は積極投資フェーズから損益改善フェーズへ移行。Q1でセグメント利益10百万円(前年同期損失40百万円)と黒字転換を達成。IT・AI/DX分野のエンジニア需要拡大を取り込みながら収益基盤を強化する。

テレビ局への人材派遣事業は回復傾向にあるが、オリジナルコミックの制作コスト増加によりQ1はセグメント損失18百万円と赤字が拡大。WEBTOONコンテンツのグローバル配信拡大と二次利用収益化により黒字転換を目指す。

最終更新: 2026年7月17日