事業内容
株式会社クリーク・アンド・リバー社は、映像・ゲーム・Web・広告出版等のクリエイティブ分野を中核に、医療・会計・法曹・IT・ファッション等の専門職分野へエージェンシー事業を拡大するプロフェッショナル特化型企業グループ。国内外41万人超のプロフェッショナルネットワークと5万社超のクライアント基盤を有し、エージェンシー(人材派遣・紹介)、プロデュース(開発・請負)、ライツマネジメント(知財流通)の3事業を複合展開。
韓国・中国・米国・カナダに海外拠点を持ち、グローバル展開も推進。1990年設立、2000年上場。
ビジネスモデル
クライアント企業に対してクリエイター・医師・弁護士等の専門職を紹介・派遣するエージェンシー事業が収益の主軸。これに加え、クリエイターの能力を組み合わせてコンテンツ開発・受託制作を行うプロデュース事業、知的財産の流通・収益化を担うライツマネジメント事業を複合展開することで、単純な人材紹介に留まらない付加価値を創出。
売上高営業利益率を主要KPIとし、ROICも中長期指標として重視。
企業の強み
2025年2月末時点で国内外41万人超のプロフェッショナルをネットワーク。クリエイター・医師・弁護士・会計士・建築士・ITエンジニア等の多様な専門職を網羅し、5万社超のクライアントへのサービス提供基盤を形成。この規模のネットワークが参入障壁として機能している。
医療分野(2026年2月期)は売上高5,782百万円に対しセグメント営業利益1,437百万円、利益率24.9%を達成。「民間医局」ブランドで全国16拠点を展開し、慢性的な医師不足・地域偏在を背景に底堅いニーズを享受。グループ全体の収益を下支えする高収益セグメントとして機能している。
クリエイティブ分野(日本)は売上高39,500百万円(2026年2月期)とグループ売上の約6割超を占める中核セグメント。映像・ゲーム・Web・出版・建築・AI/DXと領域を拡大し、「C&R Creative Studios」「C&R DX STUDIO」等の開発スタジオ基盤も整備。
モントリオール支社開設により海外ゲームパブリッシャーとの取引拡充も進展。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年2月期41,800百万円から2026年2月期61,394百万円へ5年間で約47%増加。2027年2月期Q1は高橋書店グループの本格連結寄与(CRES分野売上高1,745百万円)とクリエイティブ(日本)・医療分野の堅調推移により、売上高17,034百万円(前年同期比+23.1%)・営業利益2,204百万円(同+51.7%)と成長が加速。
外部要因として企業のAI活用・DX投資活発化がクリエイター・ITエンジニア需要を押し上げている。通期予想は売上高66,000百万円・営業利益5,450百万円(前期比+10.4%)に上方修正。
純利益は前期比減益予想だが、Q1進捗率は高水準。
成長戦略
プロフェッショナル50分野構想・AI/DX新規サービス・M&Aによる事業領域拡大の3軸
映像・ゲーム・Web等の主力分野が堅調推移。企業のAI活用・DX推進に伴うクリエイター需要の拡大を取り込み、エージェンシー・プロデュース・ライツマネジメントの3事業で収益を多層化。Q1売上高10,564百万円(前年同期比+14.2%)・営業利益818百万円(同+23.1%)と順調に進捗。
医師紹介の成約数が前年同期を上回る状況が継続し、Q1営業利益率46.4%の高収益を維持。地域医療周辺サービスやIT・AI活用による新サービス拡充で収益基盤をさらに強化する方針。
2025年3月に連結子会社化した高橋書店グループが業績に本格寄与。Q1でCRES分野売上高1,745百万円・営業利益310百万円を計上し、グループ全体の過去最高業績に貢献。暫定的な会計処理も当Q1で確定(のれん296百万円)。
16社で構成するその他の事業は積極投資フェーズから損益改善フェーズへ移行。Q1でセグメント利益10百万円(前年同期損失40百万円)と黒字転換を達成。IT・AI/DX分野のエンジニア需要拡大を取り込みながら収益基盤を強化する。
テレビ局への人材派遣事業は回復傾向にあるが、オリジナルコミックの制作コスト増加によりQ1はセグメント損失18百万円と赤字が拡大。WEBTOONコンテンツのグローバル配信拡大と二次利用収益化により黒字転換を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

