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株式会社サイバーエージェント

4751東証プライムサービス業

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株式会社サイバーエージェント4751

事業内容

株式会社サイバーエージェントは1998年設立、東京証券取引所プライム市場上場のインターネット総合企業。連結子会社86社・関連会社9社を擁し、インターネット広告事業(売上高461,220百万円)、メディア&IP事業(同231,543百万円)、ゲーム事業(同216,710百万円)、投資育成事業の4セグメントを展開する。

「新しい未来のテレビ」ABEMAを核としたメディア・IP戦略、㈱Cygamesを中心とした高収益ゲーム事業、国内最大級のインターネット広告代理事業を組み合わせ、創業来28期連続増収を達成。主要顧客は広告主企業・ゲームユーザー・動画視聴者と多層にわたる。

ビジネスモデル

インターネット広告事業が売上高の約53%を占める安定収益基盤を形成し、仕入高404,841百万円に対し売上高461,220百万円を計上する代理モデルが中核。ゲーム事業は売上高216,710百万円・営業利益率27.7%の高収益構造。

メディア&IP事業はABEMAの広告・課金収益、WINTICKETの公営競技投票手数料、IPライセンス収益を重層的に積み上げる。DOE5%以上を配当指標に設定し、株主還元も継続。

企業の強み

2025年9月期売上高874,030百万円(前年同期比+9.1%)を達成し、創業来28期連続増収を記録。2021期666,149百万円から2025期874,030百万円へ4年間で約31%拡大。

インターネット広告・ゲーム・メディアの3事業が同時成長することで、単一事業依存リスクを分散しながら増収を継続している。

㈱Cygamesを中心とするゲーム事業は2025年9月期に売上高216,710百万円・営業利益60,063百万円(前年同期比+96.5%)を達成。複数の新規タイトルの大型ヒットと海外展開の奏功、外部決済への移行効果が重なり、営業利益率27.7%という高水準を実現。

グループ全体の営業利益71,702百万円の約84%をゲーム事業が創出している。

2016年開局以来、先行投資を継続してきたABEMAを含むメディア&IP事業が2025年9月期に営業利益7,291百万円(前年同期比+8,739百万円)を計上し、10年ぶりの黒字化を達成。売上高も231,543百万円(前年同期比+15.7%)と高い増収率を維持しており、ABEMA・WINTICKET・アニメ&IP等の重層的な収益積み上げ構造が機能している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高478,584百万円(前年同期比13.6%増)、営業利益52,459百万円(同79.8%増)と中間期として過去最高を更新した。一方、通期業績予想は売上高880,000百万円(前期比0.7%増)、営業利益50,000〜60,000百万円(同△30.3〜△16.3%)と前期実績71,702百万円を大幅に下回る見通しを据え置いている。

中間期で既に52,459百万円の営業利益を計上しており、通期予想レンジの上限60,000百万円に対して下期の費用増加幅が注目される。

2026年9月期中間期のセグメント利益合計59,504百万円のうち、ゲーム事業が38,596百万円(構成比64.9%)を占め、利益の特定セグメント集中が顕著である。既存タイトルや海外展開の好調が今期の大幅増益を牽引しているが、スマートフォンゲーム市場は競争が激しく、タイトルのライフサイクルや新規ヒット創出の不確実性が高い。

外部要因として、外部決済への移行効果や為替動向も収益性に影響し得る点に留意が必要である。

インターネット広告事業は2026年9月期中間期に売上高が前年同期比3.0%増と増収を維持したものの、営業利益は11,275百万円(同6.5%減)と減益となった。ただし第2四半期単体では前年同四半期比で増収増益に転じており、回復の兆しが見られる。

外部要因として国内インターネット広告市場の成長継続が追い風となる一方、AI関連投資コストの増加や競合との価格競争が収益性を圧迫するリスクがある。AI事業本部の収益貢献が本格化するタイミングが中期的な焦点となる。

成長戦略

ABEMA・IPビジネスの収益拡大、広告AI投資の回収、ゲーム新タイトル創出の三軸で高収益モデルへ転換

2025年9月期通期に黒字化を達成したABEMAは2026年9月期中間期も黒字を継続。WINTICKET・アニメ&IP・㈱サイピク等との重層的な売上積み上げ構造を強化しつつ、ABEMAと親和性の高いIP事業を国内外で拡大し、メディア&IP事業の収益基盤を確立する。

AI事業本部を中心にインターネット広告の効果最大化・自動化を推進し、競合との差別化を図る。2026年9月期中間期は上期全体では営業利益が前年同期比減少したものの、第2四半期単体で増収増益に回復しており、AI投資の回収フェーズへの移行が期待される。

Cygames等の既存タイトルの安定運営継続に加え、海外展開を積極化。2026年9月期中間期は売上高前年同期比47.4%増、営業利益同106.3%増と大幅成長を実現。複数の開発子会社による新規タイトル創出で収益の持続性を高める。

最終更新: 2026年7月17日