株式会社ミラティブ
472A・東証グロース・情報通信業
株式会社ミラティブ
472A・東証グロース・情報通信業
事業内容
株式会社ミラティブは、「わかりあう願いをつなごう」をミッションに掲げ、スマートフォン一台でゲーム実況・ライブ配信が可能なプラットフォーム「Mirrativ」を開発・運営する。2015年にDeNAが開始した同サービスを2018年に事業承継し独立。
累計配信者数は2025年12月末時点で580万人超、月間アクティブ配信者数は11万人超と日本最大級の規模を誇る。顔出し不要の3Dアバター「エモモ」によって配信ハードルを下げ、ゲーム好きのアマチュア配信者と視聴者が相互にギフトを贈り合うコミュニティを形成。
2025年12月には東京証券取引所グロース市場に上場した。
ビジネスモデル
ユーザーはMirrativコインをApp Store・Google Play・Web経由で購入し、配信者へのギフトやエモモアイテムガチャ、ライブゲーミング参加に消費する。2025年12月期の課金売上高は6,759,174千円で連結売上の94.0%を占め、広告収入は5.0%。
配信者への還元(ミラティブスターズ制度)は原価計上される一方、課金売上の75.8%が相互ギフトとして再循環する独自の収益構造を持つ。Web決済比率向上による決済手数料率低減も収益性改善に寄与している。
企業の強み
2025年12月期において月間アクティブユーザーの30.3%が配信者であり、一般的なライブ配信プラットフォームと比較して突出して高い。課金売上に占める配信者比率は90.4%(2025年12月時点)に達し、1日あたり平均配信時間93.0分・平均視聴時間101.6分と深い利用が確認されている。
課金売上高は2020年12月期1,478,054千円から2025年12月期6,759,174千円へと約4.6倍に拡大。ロイヤルユーザー数(月額10,001円以上)は2024年12月期8,205人から2025年12月期8,915人へ増加し、ARPPUも同14,088円から18,247円へ上昇。
ロイヤルユーザー積み上げ型の安定収益構造が確立されている。
当社が発明した「ライブゲーミング」は2025年12月末時点で12タイトルを運営。3rdパーティ開発を除く平均外注開発コストは約29百万円と、既存スマホゲームの平均開発コスト492百万円(JOGA調査)と比較して大幅に低い。APIオープン化により外部開発タイトルの受け入れも進めている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2025年12月期通期は売上高7,188百万円・営業利益349百万円・当期利益739百万円を記録し初の連結黒字を達成。2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は売上高1,952百万円、営業利益257百万円、経常利益239百万円、親会社株主帰属純利益223百万円を計上。
通期予想は売上高8,398百万円(前期比+16.8%)、営業利益1,109百万円(同+217.6%)、当期純利益962百万円(同+30.2%)で据え置き。財政状態は総資産5,185百万円、純資産3,769百万円、自己資本比率72.7%と健全。
IPコラボイベントや大型ランキングイベントによるユーザーエンゲージメント向上施策が課金売上を下支えしており、外部環境として国内デジタルエンターテインメント市場の拡大基調も追い風となっている。
成長戦略
ライブゲーミング拡充・Web決済比率向上・Mirrativ外展開の三本柱で収益規模と利益率を同時改善
ゲームとゲーム実況を融合した「ライブゲーミング」を12タイトル運営し、APIオープン化により3rdパーティ開発者の参入を促進。新タイトル追加によるコイン消費機会の拡大と課金売上の上積みを狙う。
PayPay導入やミラティブエポスカード等のWeb決済手段を拡充し、Apple/Google経由課金の比率を段階的に低下させることで売上原価率の改善を図る。2026年12月期第1四半期の売上総利益率は約36.9%を記録。
CastCraft経由で14,000人超のアクティブ配信者を抱えるMirrativ外展開を推進。配信を盛り上げるコンテンツや収益機会の提供によりエコシステムを拡大し、プラットフォーム依存度を分散させる。
連結子会社アイブレイドがゲームパブリッシャー向けVTuberプロモーション施策や音楽イベントを展開。Mirrativ課金収入以外の収益源を育成し、収益多様化を図る。現時点では収益貢献は限定的。
最終更新: 2026年7月17日

