市場環境の変化
IT投資ニーズはDXや生成AI普及を背景に中長期的拡大が見込まれる一方、人材確保・育成が進まない場合や顧客期待に応える付加価値を提供できない場合には事業成長が制約され、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応として2025年4月に事業会社を統合し一体的サービス提供体制を構築するとともに、中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ
企業買収(M&A)リスク
M&Aによる事業拡大を経営戦略の一つとしているが、市場環境の変化や不測の事態により計画どおりに事業が進まない場合、のれんの減損処理や関係会社株式の評価損が発生し、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応として専門家によるデューディリジェンスを実施するとともに、取得後は取締役会等への陪席や決算資料精査による定期的なモニタリングを行っている。
グローバル事業リスク
中国・シンガポール・米国・ヨーロッパを中心にグローバル事業を推進しているが、グローバル経済・為替動向・法規制・商習慣の違い・政治的社会的変動等が経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。グローバル統括部が外部環境変化を適宜把握し、グループリスク管理委員会でリスク事象の確認・対策進捗検証を行うとともに、海外拠点の定期監査によるガバナンス強化に取り組んでいる。
人材確保・育成リスク
AI・クラウド・サイバーセキュリティ等の先端技術分野における高度専門人材の需要が高まっており、採用が計画どおりに進まない場合や採用後の育成・リスキリングが不十分な場合、競争力低下や事業機会の喪失につながる可能性がある。対応として国内外での新卒・中途採用、テクニカル・ヒューマンスキルトレーニングの継続実施、人的資本投資の積極化、社員エンゲージメント向上施策を推進している。
情報管理・サイバーセキュリティリスク
ランサムウェアやサプライチェーンを標的とした攻撃、内部不正・人的ミスに起因する情報漏えいリスクが高まっており、インシデント発生時には社会的信用の低下、損害賠償責任の発生、事業継続への影響が生じる可能性がある。対応として情報管理基本方針・プライバシーポリシーの整備、CSIRT設置、定期的なサイバー攻撃対応演習、PマークおよびISO27001認証の取得・維持、サプライチェーン全体の情報管理体制強化を実施している。
技術革新への対応リスク
生成AIをはじめとするAI関連技術が業務プロセスや事業モデルそのものを変革する可能性があり、対応が遅れた場合には競争力・ブランド価値の低下を招き、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応としてAI特化コンサルティング部門での先端技術情報収集、研究開発部門でのAIエージェント調査・研究、ISO42001認証取得への取り組み、AI推進委員会による全社的なAI導入・活用推進および全社員向けAI研修を実施している。
アプリケーション開発業務リスク
売上比率46.9%を占めるアプリケーション開発・ITインフラ業務において、要件変更・品質低下・納期遅延が発生した場合、追加費用や損害賠償責任により採算が悪化し、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応としてISO9001準拠の品質マネジメントシステム導入、新規大型案件の受注検討会開催、品質管理部門による提案・見積段階からのリスク分析・QCDの定期レビューを実施している。
システムマネジメント業務リスク
売上比率39.4%を占めるシステムマネジメント業務において、誤操作等によるシステム障害や情報提供遅延が発生した場合、損害賠償責任により経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性があり、DX推進による既存システム保守費削減・自動化・クラウド移行により従来型オペレーション業務の規模縮小リスクも存在する。対応として影響度の高い業務の再鑑体制徹底・ツール自動化推進、品質管理部門による障害未然防止研修・現場立ち入り検査、自社開発のID-VROPを活用した次世代型運用サービスの推進を行っている。
パートナー要員調達リスク
案件ニーズへの対応や受注量変動への機動的対応のためパートナー会社からの要員調達を活用しているが、市場変化により受注量が急激に増減した場合、要員調達の不調またはタイムリーなリリースができず、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応としてパートナー会社との定期的な情報交換・勉強会の実施、コアパートナーとの協業体制強化、高度IT技術分野における技術者育成支援を通じた高度技術人材の確保に努めている。
自然災害・感染症等リスク
地震・台風・洪水等の大規模自然災害や世界各地の紛争・テロ、パンデミックレベルの感染症による被害は完全に回避できず、想定規模を超える被害発生時には経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。対応として危機管理マニュアルおよびBCPの制定、山陰BPOセンターへの本社業務一部移管による一極集中リスク低減、テレワーク推進、安否確認システムを活用した定期的訓練を実施している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

