株式会社フィットクルー logo

株式会社フィットクルー

469A東証グロースサービス業

株式会社フィットクルー logo
株式会社フィットクルー469A

事業内容

株式会社フィットクルーは「フィットネスで社会を明るくする」を企業理念に掲げ、女性専用パーソナルトレーニングジム「UNDEUX SUPERBODY」「UNDEUX SUPERBODY LIFE」、男女共用ヘルスケア特化型「Dr.plus Fit」、パーソナルトレーナー養成スクール「プロジム」の4ブランドを直営展開する。主要顧客は美容・健康意識の高い若年女性からミドルシニア層まで幅広く、2015年の大阪創業から2025年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場。

2025年11月期末時点で全国53店舗を運営し、売上高2,921百万円を計上している。

ビジネスモデル

主力収益はパーソナルトレーニング収入(2,624百万円、売上構成比約89.8%)。UNDEUX SUPERBODYでは短期集中コース終了後に月額制アフターコースへ移行させることでリバウンド防止と継続収益を確保。

UNDEUX SUPERBODY LIFEおよびDr.plus Fitは初期から月額制を採用し、安定的なリカーリング収益基盤を構築。加えてオリジナルプロテイン等の物販収入(180百万円、前期比+27.3%)でLTVを拡大する。

企業の強み

2025年11月期の売上高は2,921百万円(前期比+19.0%)、営業利益は275百万円(前期比+143.2%)、当期純利益は249百万円(前期比+462.7%)と、トップラインの拡大と収益性改善を同時に実現。営業利益率は9.4%に達した。

UNDEUX SUPERBODYアフターコース・UNDEUX SUPERBODY LIFE・Dr.plus Fitの3形態でリカーリング収益を積み上げ、売上構成比は拡大基調。月額制モデルは解約リスクを分散し、店舗数増加に伴い収益の安定性が高まる構造となっている。

オリジナルプロテイン等の物販収入は180百万円(前期比+27.3%)と高成長。既存会員向けに物販ラインナップを拡充することで顧客エンゲージメントを高め、LTV(顧客生涯価値)の拡大に寄与している。

エンヴァリスの着眼点

2026年11月期中間期は売上高1,536百万円(前年同期比13.9%増)と増収を確保した一方、営業損失12百万円(前年同期は営業利益85百万円)と大幅に悪化。売上原価率が62.6%(前年同期62.6%)と横ばいの中、販管費が418百万円から502百万円へ83百万円増加したことが主因。

新規出店・譲受店舗の人件費・広告宣伝費・店舗運営費の先行計上が利益を圧迫しており、後半期での費用吸収と通期予想(営業利益172百万円)達成の蓋然性を見極める必要がある。

通期業績予想(売上高3,574百万円、営業利益172百万円)は2026年4月14日公表から変更なし。上期売上高の通期予想に対する進捗率は43.0%と概ね想定内だが、営業利益は上期が損失のため下期に172百万円超の利益創出が必要となる。

ピラティス事業(中間期損益寄与は5月の1ヶ月分のみ)の本格寄与と既存店の収益改善が下期業績の鍵を握る。外部要因として、物価上昇による消費者の選別意識の高まりが客単価・入会率に影響するリスクも残る。

2026年7月15日付でVALX株式会社との「VALX GYM」事業譲受・資本業務提携の基本合意書を締結。24時間型・男女向けフィットネスジムへの参入は顧客層拡大と事業ポートフォリオ多様化に資する。

ただし、譲受価額・時期・対象資産の詳細は現時点で未確定であり、追加ののれん計上や財務負担の規模が不明確。Ascenders社事業譲受(のれん248百万円、10年均等償却)に続く連続M&Aが財務健全性(自己資本比率34.5%)に与える影響を注視する必要がある。

成長戦略

多ブランド出店拡大・ピラティス統合・VALX GYM参入でフィットネス領域を多角展開

「UNDEUX SUPERBODY」と「UNDEUX SUPERBODY LIFE」のブランド統合を進め、顧客体験の統一と運営効率化を図る。既存店の収益改善により下期の利益回復を目指す。

2026年5月1日付で取得原価325,000千円(のれん248,090千円、10年均等償却)にて事業譲受完了。グループレッスン型月額制によるリカーリング収益基盤を拡充し、女性顧客層へのクロスセルを推進する。

2026年7月15日付でVALX株式会社との基本合意書を締結。24時間型・男女向けフィットネスジム事業への参入により顧客層を拡大し、継続利用型サービスの拡充と収益機会の拡大を目指す。譲受価額・時期は未確定。

前事業年度末53店舗から中間期末69店舗へ拡大。郊外・地方都市への出店によりライトユーザー層を新規獲得し、パーソナルトレーニング・ピラティス・24時間ジムの多業態で市場カバレッジを拡大する。

最終更新: 2026年7月17日