大伸化学株式会社4629
化学品事業(単一セグメント)
有機溶剤専業メーカーとして国内塗料・印刷業界向けに混合溶剤を供給
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 34,606百万円 | 34,711百万円 | ↓ |
| 営業利益(通期) | 1,170百万円 | 799百万円 | ↑ |
| 経常利益(通期) | 1,236百万円 | 874百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | 889百万円 | 588百万円 | ↑ |
| 売上高営業利益率(通期) | 3.4% | 2.3% | ↑ |
| 売上高経常利益率(通期) | 3.6% | 2.5% | ↑ |
| 製品出荷数量(通期) | 138,346トン | 136,181トン(推定) | ↑ |
| 東洋インキ㈱グループ向け売上高 | 7,182百万円(売上高比20.8%) | 7,452百万円(売上高比21.5%) | ↓ |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,851百万円 | 2,747百万円 | ↑ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 8,588百万円 | 6,371百万円 | ↑ |
事業詳細
大伸化学グループは化学品事業の単一セグメントで事業を展開する有機溶剤専業メーカー。ラッカーシンナー類・印刷用溶剤類・単一溶剤類等の製品を多品種少量生産体制で製造し、全国約1,000社の販売代理店網を通じて塗料・印刷・自動車・医薬品等の幅広い産業に供給する。主要顧客は東洋インキ㈱グループ(売上高の20.8%)。国内専業で海外売上はなし。
直近の概況
出荷数量増・原材料価格低下により営業利益が前期比46.4%増と大幅改善
2026年3月期は、塗料業界全体の出荷数量が前年同期を下回る中、新規ユーザー開拓を中心とした販売拡大により製品出荷数量138,346トン(前期比+1.6%)を達成。販売単価の低下により売上高は34,606百万円(前期比△0.3%)と微減となったが、原材料価格が前年同期を下回ったことで売上総利益は4,797百万円(前期比+11.3%)に拡大。営業利益1,170百万円(前期比+46.4%)、経常利益1,236百万円(前期比+41.3%)、当期純利益889百万円(前期比+51.2%)といずれも大幅増益を達成した。なお、米国・イラン間の情勢悪化によるホルムズ海峡閉鎖に端を発する中東産原油・ナフサの調達難・価格高騰が次期以降の最大の懸念材料として浮上している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 原材料価格の低下による売上総利益率の改善(売上原価率:前期87.6%→当期86.1%)
- 新規ユーザー開拓を中心とした販売拡大による製品出荷数量の増加(前期比+1.6%)
- 特殊シンナー類の成長(前期比+3.0%)および商品(単一溶剤・その他)の拡大
- 全国約1,000社の販売代理店網を活用した多品種少量生産・即納体制
- AI・IT技術を活用した調達・生産・物流の合理化による収益基盤強化
- 販売価格の是正と効率的な原材料購入の推進による利益率改善
リスク
- 米国・イラン情勢悪化によるホルムズ海峡閉鎖に端を発する中東産原油・ナフサの調達難および価格高騰リスク
- 円安進行による輸入コスト上昇・物価上昇リスク
- 塗料業界全体の出荷数量低迷による需要減退リスク
- 販売単価の低下による売上高への下押し圧力(当期も出荷数量増にもかかわらず売上高は微減)
- 東洋インキ㈱グループへの売上集中リスク(売上高の20.8%)
- 世界経済の減速・米国関税政策に起因する需要減退リスク
最終更新: 2026年6月25日

