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大日本塗料株式会社

4611東証プライム化学

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大日本塗料株式会社4611

国内塗料事業

国内塗料の製造・販売を担うDNTグループの中核セグメント

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)71,870百万円50,921百万円
営業利益1,231百万円1,968百万円
セグメント資産107,413百万円101,998百万円
減価償却費2,055百万円1,527百万円
有形・無形固定資産増加額(設備投資)4,202百万円3,539百万円
売上高営業利益率1.7%3.9%

事業詳細

大日本塗料および神東塗料グループが国内で塗料の製造・販売を行う中核事業。一般用(建築・土木向け)、工業用(自動車部品・金属建材等)、インク・分散技術関連の3分野で構成。製造子会社(千葉化工・日東三和塗料・岡山化工等)への委託生産と、地域別販売子会社(大日本塗料北海道・DNT山陽ケミカル等)による販売網を持つ。2026年3月期よりボンフロン株式会社を新たに連結子会社化し、フッ素樹脂塗料の技術基盤を強化した。

直近の概況

神東塗料連結化で売上高は大幅増も、販売低迷と人件費増で営業利益は37.4%減

2026年3月期の国内塗料事業は、神東塗料グループの連結化により売上高は71,870百万円(前期比41.1%増)と大幅増収となった。一方、一般用・工業用・インク分散技術の各分野で販売が低調に推移し、収益性が低下。加えて人材確保・育成に向けた人件費の増加が重なり、営業利益は1,231百万円(同37.4%減)と大幅減益となった。また、国内塗料セグメントで減損損失996百万円を計上した。ボンフロン株式会社の連結化(取得支出804百万円)によりフッ素樹脂塗料の技術基盤を強化した。

主要プロダクト

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一般用塗料

建築外装・内装・土木構造物向け塗料。2025年11月にJISマーク表示の一時停止処分が解除されたが、2026年3月期中は販売の本格的な回復には至らず、売上高は前期を下回った。

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工業用塗料

自動車部品用途や各種建材用途向けの工業用塗料。2026年3月期は一部市況が低調に推移し、売上高は前期を下回った。製品ミックスの改善や価格是正に継続して取り組んでいる。

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インク・分散技術関連製品

ディスプレイ用途等向けのインク・分散技術関連製品。2026年3月期は期末にかけて主要顧客の在庫調整の影響を受けたほか、新規顧客の獲得に遅れが生じ、売上高は前期を下回った。

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フッ素樹脂塗料(ボンフロン)

ボンフロン株式会社が製造・販売するフッ素樹脂塗料。2026年3月期に同社の全株式を取得し連結子会社化(取得価額915百万円、のれん350百万円計上)。国内塗料セグメント資産が1,189百万円増加した。

成長ドライバー

  • 神東塗料グループの連結化によるセグメント売上高・資産の拡大(セグメント資産+5,415百万円)
  • ボンフロン株式会社の連結子会社化によるフッ素樹脂塗料技術基盤の強化
  • JISマーク表示一時停止処分の解除(2025年11月)に伴う一般用分野の販売回復期待
  • 工業用分野における製品ミックスの改善や価格是正の継続的進展
  • 各種金属製品・機械向け工業用分野での安定的な需要と顧客訴求力強化
  • 生産体制の最適化による収益性改善(2026中期経営計画の重要課題)

リスク

  • JISマーク表示問題に起因する顧客信頼の毀損と一般用分野の販売回復の遅れ
  • 人件費・減価償却費等の固定費増加による収益性低下(減価償却費は前期比34.6%増の2,055百万円)
  • 建築・土木分野の人手不足および住宅着工件数の長期的低迷という構造的課題
  • 神東塗料グループとのシナジー効果発現の遅れ(利益面への寄与が限定的)
  • 原材料・エネルギー・物流コストの高止まりによるコスト圧迫
  • 品質関連損失の継続計上リスク(2026年3月期に品質関連損失389百万円を特別損失計上)
  • インク・分散技術関連における主要顧客の在庫調整および新規顧客獲得の遅れ
  • 国内塗料セグメントで減損損失996百万円を計上(前期243百万円から大幅増加)

最終更新: 2026年6月23日