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株式会社カイオム・バイオサイエンス

4583東証グロース医薬品

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株式会社カイオム・バイオサイエンス4583

創薬事業

アンメットニーズ領域の抗体創薬開発・導出を担う成長牽引セグメント

期間今期前期増減率
外部顧客向け売上高(2026年12月期中間期累計)0百万円0百万円
セグメント損失(2026年12月期中間期累計)-369百万円-396百万円
研究開発費(2026年12月期中間期累計)369百万円396百万円

事業詳細

アンメットニーズの高い疾患領域(主にがん)を対象に、独自の抗体作製技術(ADLib®システム、Tribody®、DoppeLib™)を用いて抗体医薬品候補を研究・開発し、製薬企業等へのライセンス導出(契約一時金・マイルストーン・ロイヤルティ)により収益を獲得するビジネスモデル。基礎・探索研究から初期臨床開発段階までを主な事業領域とし、CBA-1205・CBA-1535の2品目が臨床第1相試験を進行中。外部顧客向け売上高はゼロで、研究開発費がセグメント損失の全額を構成する構造。

直近の概況

研究開発費減少により損失縮小、CBA-1205で部分奏効確認・CBA-1535は単剤導出に方針集中

当中間期の研究開発費は368,984千円(前年同期比26,884千円減少)となり、臨床開発関連費用の減少を主因にセグメント損失は368,984千円(前年同期395,868千円)に縮小した。CBA-1205は後半パートでDLK1陽性肝細胞がん患者に30%以上の部分奏効を確認、小児がんコホートでは高用量の安全性評価を実施中。CBA-1535は競合状況を踏まえ併用パートを実施せず単剤データでの早期導出を優先する方針に転換し、2026年6月から前半パート最終コホートの投与を開始。IDDビジネスではAxcelead Drug Discovery Partnersとの業務提携下で新規案件が始動した。

主要プロダクト

product
CBA-1205

前半パート(固形がん)は投与用量30mg/kgまでの高い安全性を確認し、メラノーマ患者で4年超継続する腫瘍縮小を伴うSD評価を確認。後半パートでは肝細胞がん・メラノーマ患者の登録が完了しデータ解析中で、DLK1発現肝細胞がん患者において30%以上の部分奏効を確認。現在は小児がん患者を対象に安全性・忍容性評価を実施中で、初期用量コホート評価は完了し高用量コホートの評価を実施中。

product
CBA-1535

単独投与による安全性・忍容性評価が進行中で、開発上の懸念を示す副作用は観察されていない。2026年6月から前半パートの最終コホート投与を実施中。競合開発状況を踏まえ併用パートは実施せず、単剤パートの試験データによる早期導出を優先する事業活動に方針転換。

product
PTRY

動物モデルで強い抗腫瘍効果を確認。CBA-1535の開発状況次第で前臨床段階でのライセンスアウトも視野に、早期事業化・臨床開発入りが期待できる製薬企業への導出を優先。

product
PCDC

世界的にADCへの注目が高まる中、ADC技術を保有する製薬企業等への導出活動を進めている。

product
PFKR

国立精神・神経医療研究センターとの共同研究由来の候補抗体。2024年11月に旭化成ファーマ(現旭化成セラピューティクス)とライセンス契約を締結、同社にて前臨床試験入りに向けた準備が進行中。マイルストーン達成時に収入獲得の可能性。

product
PXLR等その他パイプライン

mRNA×Tribody®による共同研究等、新パイプライン創出に向けた自社研究・アカデミア協業を積極推進。

platform
ADLib®システム/Tribody®/DoppeLib™

IDDビジネスにおける重要技術である二重特異性抗体ハイスループットスクリーニング手法「DoppeLib™」を製薬企業との共同研究展開に向け紹介活動を推進中。

成長ドライバー

  • CBA-1205の小児がんコホート(高用量)安全性評価継続による適応症拡大と製品価値最大化
  • CBA-1205後半パートでの部分奏効確認による導出価値の向上
  • CBA-1535の単剤パートデータ蓄積・早期導出への集中による事業化スピードの向上
  • PCDC・PTRY・PXLRなど複数の探索段階パイプラインの導出活動推進
  • Tribody®を用いたmRNAエンコード抗体の創出に向けた共同研究推進
  • IDDビジネス(Integrated Drug Discovery)によるバイオシミラー開発等の新たな収益機会創出
  • Axcelead Drug Discovery Partnersとの業務提携による新規案件創出
  • DoppeLib™技術実装による多重特異性抗体創薬力の強化
  • PFKR導出先(旭化成セラピューティクス)の前臨床試験進展に伴うマイルストーン収入の将来的な獲得

リスク

  • 臨床試験の遅延・中止リスク(サイエンスの不確実性)
  • 導出先製薬企業の開発戦略変更によるライセンス契約終了リスク
  • 導出収入の不規則性・一時性(マイルストーン・契約一時金依存)
  • 研究開発先行投資による継続的な営業キャッシュアウト
  • 競合他社による類似ターゲット・モダリティの先行開発リスク
  • CBA-1535の併用パート実施見送りによる開発オプション縮小リスク
  • 臨床試験結果が導出条件に不十分な場合の事業化遅延リスク
  • 創薬事業の業績予想が合理的算定困難として非開示であり、投資家の業績見通し策定が困難

最終更新: 2026年8月13日