ラクオリア創薬株式会社 logo

ラクオリア創薬株式会社

4579東証グロース医薬品

ラクオリア創薬株式会社 logo
ラクオリア創薬株式会社4579

医薬品の研究開発(単一セグメント)

創薬ベンチャーとして開発化合物のライセンスアウトにより収益を獲得する研究開発型企業

期間今期前期増減率
事業収益(2026年12月期1Q累計)801百万円965百万円(2025年12月期1Q累計)
営業損益(2026年12月期1Q累計)△160百万円93百万円(2025年12月期1Q累計)
経常損益(2026年12月期1Q累計)△158百万円29百万円(2025年12月期1Q累計)
親会社株主に帰属する四半期純損失(2026年12月期1Q累計)△225百万円△5百万円(2025年12月期1Q累計)
研究開発費(2026年12月期1Q累計)477百万円385百万円(2025年12月期1Q累計)
事業費用合計(2026年12月期1Q累計)962百万円872百万円(2025年12月期1Q累計)
総資産11,391百万円10,514百万円(2025年12月期末)
純資産8,086百万円6,896百万円(2025年12月期末)
自己資本比率70.5%65.1%(2025年12月期末)
現金及び現金同等物4,494百万円3,244百万円(2025年12月期末)
2026年12月期通期業績予想・事業収益3,980百万円3,979百万円(2025年12月期実績)
2026年12月期通期業績予想・営業利益165百万円483百万円(2025年12月期実績)

事業詳細

ラクオリア創薬グループは、探索研究から初期臨床試験段階までを担い、創出した開発化合物の知的財産権を製薬企業等にライセンスアウトすることで、契約一時金・マイルストン・ロイヤルティ収入を獲得するビジネスモデルを採用。主要収益源はtegoprazan(胃酸分泌抑制剤)のロイヤルティ・マイルストン収入(HKイノエン社経由)、Elanco社向けペット用医薬品ロイヤルティ、アステラス製薬との標的タンパク質分解誘導剤共同研究収入。単一セグメントで事業を運営している。

直近の概況

1Q事業収益は前年同期比16.9%減の801百万円、研究開発費増加で営業損失160百万円に転落

2026年12月期第1四半期は事業収益801百万円(前年同期比16.9%減)、営業損失160百万円(前年同期は営業利益93百万円)。事業費用は962百万円(前年同期比10.3%増)で、研究開発費が477百万円(前年同期比23.9%増)と大幅増加。一方、HKイノエン社からの第三者割当増資(1,400百万円)完了により純資産は8,086百万円(前期末比17.3%増)、自己資本比率は70.5%に改善。tegoprazanは米国FDAへの承認申請が2026年1月9日に提出され2027年1月の承認が見込まれる。また、テムリック株式会社を2026年1月1日付で吸収合併し連結範囲から除外。通期業績予想に変更はなく、事業収益3,980百万円・営業利益165百万円を維持している。

主要プロダクト

product
tegoprazan(K-CAB®)ライセンス

韓国でのK-CAB®売上は2026年1Q処方データで585億ウォン(前年同期比13.9%増)、韓国消化性潰瘍治療薬市場シェア第1位(15%)を維持。世界57カ国で開発・製造・販売等の事業活動が進行中。米国ではBraintree社が2026年1月9日にFDA承認申請を提出し、2027年1月の承認が見込まれている。HKイノエン社は2030年全世界年間売上高3兆ウォンを目標とする。

product
ペット用医薬品ライセンス(Elanco社向け)

犬の骨関節炎治療薬GALLIPRANT®(grapiprant)、犬の食欲不振症治療薬ENTYCE™(capromorelin)、猫の体重減少管理薬ELURA™(capromorelin)の3品目が順調に推移。

platform
RaPPIDS™プラットフォーム(ファイメクス)

連結子会社ファイメクス株式会社が保有するRaPPIDS™(Rapid Protein Proteolysis Inducer Discovery System)を活用し、アステラス製薬とがんを標的疾患として複数の標的を対象とした標的タンパク質分解誘導剤の探索に取り組んでいる。

product
導出準備プログラム(グレリン受容体作動薬等)

グレリン受容体作動薬は前臨床試験を完了し、提携先獲得を目指した事業開発活動を実施中。その他の導出準備プログラムについても対面・オンライン会議を組み合わせた事業開発活動を展開している。

product
CB2作動薬(RQ-00202730/AAT-730/OCT461201)

AskAt社が2019年9月にOCT社との間で締結したライセンス契約を、OCT社による契約違反を理由に解約。開発上の理由による解約ではなく、AskAt社は新たなパートナーを探索中。

成長ドライバー

  • tegoprazanの販売国拡大(1Q末時点で20カ国販売中、57カ国で事業活動)および米国FDA承認申請提出(2027年1月承認見込み)による将来的な米国市場参入期待
  • HKイノエン社との資本業務提携拡大(日本向け独占的開発・製造・販売権許諾)によるマイルストン・ロイヤルティ収入の将来的積み上げ
  • アステラス製薬との標的タンパク質分解誘導剤共同研究(RaPPIDS™)の進展
  • 韓国K-CAB®の売上好調継続(1Q処方データ585億ウォン、前年同期比13.9%増、市場シェア第1位15%維持)
  • HKイノエン社の2030年tegoprazan全世界年間売上高3兆ウォン目標に連動したロイヤルティ収入の長期成長
  • HKイノエン社からの第三者割当増資完了(1,400百万円)による研究開発投資余力の拡充

リスク

  • 導出交渉の成否および開発の進捗が事業収益に大きく影響するため、収益の不確実性・変動性が高い
  • tegoprazan依存度の高まりによる特定顧客・品目への集中リスク
  • 研究開発費(1Q累計477百万円、前年同期比23.9%増)の増加傾向が続く中、通期で当期純損失63百万円を予想しており、収益安定化には時間を要する
  • CB2作動薬のOCT社ライセンス契約解約など、導出済みプログラムの提携解消・開発中止リスク
  • 為替変動リスク(韓国ウォン・米ドル建てロイヤルティ収入が主要収益源)および薬価制度改革による医薬品市場環境の変化
  • 米国FDA承認審査の遅延・不承認リスクおよびtegoprazan米国市場参入後の競合(PPI等)との競争リスク

最終更新: 2026年3月23日