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4578東証プライム医薬品

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大塚ホールディングス株式会社4578

医療関連事業

精神・神経・がん・自己免疫・希少疾患領域を中心とした医療用医薬品・輸液事業

期間今期前期増減率
売上収益(2026年12月期第1四半期)453,822百万円417,826百万円(2025年12月期第1四半期)
事業利益(2026年12月期第1四半期)114,307百万円116,461百万円(2025年12月期第1四半期)
セグメント利益・営業利益ベース(2026年12月期第1四半期)115,495百万円116,570百万円(2025年12月期第1四半期)
研究開発費(2026年12月期第1四半期)77,826百万円(前年同四半期の医療関連事業研究開発費は個別開示なし)
売上収益(2025年12月期通期)1,744,234百万円

事業詳細

大塚製薬・大鵬薬品工業を中核に、国内外で医療用医薬品(治療薬)および輸液・臨床栄養製品を生産・販売する。精神・神経、がん、自己免疫、希少疾患の4領域を重点領域とし、米国・欧州・日本・アジアを主要市場とする。2026年12月期第1四半期の売上収益は453,822百万円で連結全体の約72.0%を占める中核セグメント。研究開発費は77,826百万円を投下し、次世代パイプライン(ネクスト8製品)の育成に注力している。

直近の概況

全製品増収も後発品参入のサムスカ減収が重荷、研究開発費増加で事業利益は微減

2026年12月期第1四半期の医療関連事業売上収益は453,822百万円(前年同四半期比8.6%増)と増収を達成。レキサルティ(+25.5%)、エビリファイ アシムトファイ(+59.4%)、エビリファイ メンテナ(+12.8%)が牽引。一方、米国でのサムスカ後発品参入により同製品が44.7%減収となったことや、ネクスト8製品(ウロタロント・ASTX030・repinatrabit等)の研究開発費増加が利益を圧迫し、事業利益は114,307百万円(同1.9%減)と微減。また、2026年3月27日にTranscend Therapeutics, Inc.(PTSD治療薬候補TSND-201を開発)の完全子会社化に合意し、2026年度第2四半期中の完了を予定(買収完了時700百万米ドル、最大525百万米ドルのアーンアウト対価)。

主要プロダクト

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レキサルティ(ブレクスピプラゾール)

2026年12月期第1四半期の売上収益は94,956百万円(前年同四半期比25.5%増)。米国では大うつ病およびアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションへの疾患啓発・情報提供活動強化により処方数が伸長。日本でも統合失調症・うつ病に加えアルツハイマー型認知症アジテーション適応での情報提供活動継続により処方が拡大。

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エビリファイ メンテナ(アリピプラゾール持続性注射剤・1カ月製剤)

2026年12月期第1四半期の売上収益は63,018百万円(前年同四半期比12.8%増)。米国と日本において双極Ⅰ型障害および統合失調症に対する継続した情報提供活動が奏功。2カ月製剤(エビリファイ アシムトファイ)への切り替えも進展しているが、1カ月製剤も堅調に推移。

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エビリファイ アシムトファイ(アリピプラゾール持続性注射剤・2カ月製剤)

2026年12月期第1四半期の売上収益は12,273百万円(前年同四半期比59.4%増)。米国と欧州において製品の有用性に関する情報提供活動に加え、エビリファイ メンテナ等からの切り替えが進展した結果、処方数が大幅に伸長。

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ロンサーフ(トリフルリジン・チピラシル)

2026年12月期第1四半期の売上収益は25,766百万円(前年同四半期比6.2%増)。米国では大腸がんに対するベバシズマブ併用療法の認知向上に伴い処方数が伸長。

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サムスカ/ジンアーク(トルバプタン)

2026年12月期第1四半期の売上収益は42,741百万円(前年同四半期比44.7%減)。米国では2025年4月に常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)治療薬としての独占販売期間が終了し後発医薬品が発売されたことにより、大幅な減収となった。

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ボイザクト(シベプレンリマブ)

2026年12月期第1四半期の売上収益は4,657百万円。米国では2025年11月に成人のIgA腎症治療薬として迅速承認を受け、処方は好調に推移。2025年に上市した新製品として成長ドライバーに位置付けられている。

成長ドライバー

  • レキサルティの米国・日本での適応拡大(アルツハイマー型認知症アジテーション)による処方数増加(2026年12月期第1四半期売上収益94,956百万円、前年同四半期比25.5%増)
  • エビリファイ アシムトファイ(2カ月製剤)の米国・欧州での切り替え需要拡大(前年同四半期比59.4%増)
  • ボイザクト(シベプレンリマブ)の米国IgA腎症迅速承認(2025年11月)による新規売上貢献
  • 2025年5月より米国で開始した輸液事業(大塚ICUメディカル社)による売上寄与
  • ロイヤリティ収入の増加
  • Transcend Therapeutics, Inc.買収によるPTSD治療薬候補TSND-201の獲得と精神・神経領域パイプライン拡充
  • ネクスト8製品(ウロタロント・ASTX030・repinatrabit等)の承認申請・フェーズⅢ進展
  • 欧州でのDawnzera(donidalorsen、遺伝性血管性浮腫)2026年1月承認取得による新規売上

リスク

  • サムスカ/ジンアーク(トルバプタン)の米国独占販売期間終了に伴う後発医薬品参入による売上減少(2026年12月期第1四半期売上収益42,741百万円、前年同四半期比44.7%減)
  • 研究開発費の増加(医療関連事業77,826百万円/四半期)によるネクスト8製品投資に伴う事業利益率の圧迫
  • ウロタロント(大うつ病)・OPC-214870(てんかん)・TAS1553(急性骨髄性白血病)の開発戦略上の中止による将来パイプライン縮小
  • 医薬品の研究開発に係る減損損失リスク(2026年12月期第1四半期288百万円計上)
  • 米国の薬価制度改革・リベート規制強化等による収益性への影響
  • 為替変動リスク(売上収益の大部分が北米・欧州等の海外市場に依存)
  • Transcend Therapeutics, Inc.買収(完了時700百万米ドル+最大525百万米ドルのアーンアウト)に伴う財務負担および開発リスク
  • 中東情勢の影響による一部製品・原材料の輸送遅延やコスト上昇懸念

最終更新: 2026年3月26日