ダイト株式会社4577
医薬品事業(単一セグメント)
原薬から製剤まで一貫製造が可能な国内ジェネリック医薬品メーカー
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期・2026年5月期) | 50,650百万円 | 50,643百万円 | — |
| 営業利益(通期・2026年5月期) | 3,637百万円 | 2,619百万円 | ↑ |
| 経常利益(通期・2026年5月期) | 3,812百万円 | 2,705百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期・2026年5月期) | 3,161百万円 | 1,908百万円 | ↑ |
| EBITDA(通期・2026年5月期) | 8,024百万円 | 6,952百万円 | ↑ |
| 売上高営業利益率(通期・2026年5月期) | 7.2% | 5.2% | ↑ |
| 自己資本比率(2026年5月期末) | 72.2% | 66.7% | ↑ |
| 減価償却費(通期・2026年5月期) | 4,387百万円 | 4,332百万円 | ↑ |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(通期・2026年5月期) | 9,377百万円 | 5,897百万円 | ↑ |
事業詳細
ダイト株式会社グループは、医薬品原料である原薬の製造・販売から、ジェネリック医薬品・一般用医薬品・先発品の製剤製造受託まで一貫して手掛ける。国内外の医薬品メーカーを顧客とし、FDA・EMA基準を充足する高品質な製造体制を強みとする。MRを持たず製造・研究開発に経営資源を集中し、販売は製品毎に連携先メーカーに委託する独自モデルを採用。売上高50,650百万円、営業利益3,637百万円(2026年5月期)。
直近の概況
棚卸資産評価減の改善とコスト管理徹底により営業利益が前期比38.8%増と大幅回復
2026年5月期は売上高50,650百万円(前期比0.0%増)と横ばいながら、棚卸資産評価減の大幅改善とスマートスペンディングによるコスト管理徹底で売上原価が減少し、営業利益3,637百万円(前期比38.8%増)、当期純利益3,161百万円(前期比65.7%増)と収益性が大幅に回復した。また、減価償却方法の変更(生産設備の償却開始時期の見直し)により営業利益が210百万円増加している。大和薬品工業を吸収合併し連結範囲から除外。主要顧客はフェルゼンファーマ(5,597百万円)および東和薬品(5,075百万円)。2027年5月期は売上高54,000百万円(前期比6.6%増)、営業利益4,000百万円(前期比10.0%増)を予想。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 政府のジェネリック医薬品使用促進ロードマップ(2029年度末までに数量シェア80%以上・金額シェア65%以上)による需要拡大
- 2026年6月からの長期収載品「選定療養制度」拡大によるジェネリック医薬品への代替加速
- 2026年10月以降新規収載のオーソライズド・ジェネリック(AG)への先発品同額薬価適用による市場環境変化への対応
- 原薬から製剤までの一貫製造体制(日中連携)による競争優位性の強化
- 中期経営計画DTP2027に基づく「既存ビジネスの効率化」「中国ビジネスの強化」「新規ビジネスへの参入」の推進
- 「後発医薬品製造基盤整備基金」創設による品質確保・安定供給企業への政府支援の本格化
- スマートスペンディングによるコスト管理徹底と棚卸資産評価減の改善による収益性向上
- PBR1倍割れ対策・資本配分高度化(自己株式取得・消却)および人的資本への投資
リスク
- 毎年薬価改定(中間年改定含む)による製品単価の継続的下落
- 減価償却費の先行計上(バリデーション期間中は売上計上前に費用発生)による利益圧迫リスク
- 後発医薬品を中心とする供給不安の長期化と過当競争による収益悪化
- 円安を主因とした原材料費・エネルギー価格の高騰
- 長期滞留在庫の評価減リスク
- 主要顧客(フェルゼンファーマ:5,597百万円、東和薬品:5,075百万円)への売上集中リスク
- 中東情勢緊迫化に起因する原油・ナフサ等の供給ショックによる経済的悪影響
- 各国通商政策(関税等)の影響による事業環境の不確実性
- 減価償却方法変更(会計上の見積り変更)が業績比較可能性に与える影響
- 2027年3月からのOTC類似薬への患者負担導入による市場構造変化
最終更新: 2025年8月27日

