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株式会社キャンバス

4575東証グロース医薬品

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株式会社キャンバス4575

医薬品事業(単一セグメント)

抗がん剤の基礎研究・臨床開発に特化した創薬ベンチャー(収益化前の先行投資段階)

期間今期前期増減率
営業損失(第3四半期累計)-916百万円-799百万円
経常損失(第3四半期累計)-873百万円-831百万円
四半期純損失(第3四半期累計)-874百万円-832百万円
研究開発費(第3四半期累計)686百万円582百万円
販売費及び一般管理費(第3四半期累計)230百万円217百万円
事業費用合計(第3四半期累計)916百万円799百万円
総資産(第3四半期末)2,206百万円3,051百万円(前期末)
現金及び預金(第3四半期末)1,765百万円2,828百万円(前期末)
純資産(第3四半期末)2,074百万円2,944百万円(前期末)
自己資本比率(第3四半期末)92.3%95.4%(前期末)
1株当たり四半期純損失(第3四半期累計)-44.35円-44.27円

事業詳細

株式会社キャンバスは、独自の細胞表現型スクリーニングを創薬エンジンとして抗がん剤候補化合物を自社創出する創薬企業。現在は上市製品を持たず、主力化合物CBP501(免疫着火剤)の欧州臨床第3相試験準備を中心に先行投資を継続。製薬企業等との戦略提携による契約一時金・マイルストーン収入の獲得と、新株発行による資金調達を財務基盤とする。医薬品事業の単一セグメントで構成される。

直近の概況

CBP501欧州第3相試験準備が加速し、研究開発費が前年同期比18%増加、現金残高が1,062百万円減少

2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)において、CBP501の欧州臨床第3相試験開始に向けた規制当局への申請・準備活動の進捗により、前渡金が229百万円増加する一方、現金及び預金が1,062百万円減少し1,765百万円となった。研究開発費は前年同期比104百万円増の686百万円、事業費用合計は前年同期比117百万円増の916百万円。営業外収益として受取利息4百万円・為替差益38百万円を計上し、経常損失は873百万円にとどまった。CBS9106については2025年6月にStemline社との契約を解消し権利が返還された。継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が引き続き存在している。

主要プロダクト

product
CBP501

米国FDAの規制下で膵臓がん3次治療を対象とした免疫チェックポイント阻害抗体との併用臨床第2相試験を実施し、主要評価項目を達成。米国では臨床第2b相試験の開始承認を取得し準備を進める一方、現在は欧州において承認獲得を目指す臨床第3相試験の開始に向けた規制当局への申請と準備活動を推進中。

product
CBS9106(felezonexor)

Stemline Therapeutics, Inc.との全世界独占ライセンス契約のもと臨床第1相試験を完了したが、2025年6月に同社との契約を解消し全権利が当社に返還。今後は追加基礎研究の成果や財務状況を勘案して開発方針を検討する段階にある。

product
CBT005

CBP501とは異なる経路で免疫コールドがんを免疫ホット化する作用機序を持つ社内創出化合物。前臨床試験(臨床試験開始申請に必要な非臨床試験パッケージ)への移行を決定し、大量合成の準備とさらなる改善を並行して実施中。

product
CBP-A08 / IDO・TDO阻害剤

CBP-A08はCBP501の系譜に属するペプチド型免疫系抗がん剤として探索研究中。IDO/TDO阻害剤は静岡県立大学との共同研究により最適化を進めている。いずれも新規候補化合物の創出・開発パイプライン拡充を目的とした探索・開発準備段階にある。

platform
AI創薬研究プラットフォーム

AI技術を利用した創薬研究により、新規候補化合物の創出と開発パイプラインの拡充を目指す取り組み。具体的な化合物の特定には至っておらず、探索研究段階にある。

成長ドライバー

  • CBP501の欧州臨床第3相試験開始承認取得による開発進捗の加速
  • CBP501および後続化合物群に関する製薬企業等との戦略提携(アライアンス)獲得による契約一時金・マイルストーン収入の獲得可能性
  • CBT005の前臨床試験移行による後続パイプラインの価値向上
  • 新株予約権行使等による継続的な資金調達の実施可能性
  • 為替差益等の営業外収益による損失圧縮効果(当第3四半期累計で38百万円の為替差益を計上)

リスク

  • 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が存在(創業以来事業収益ゼロ、全化合物において製薬企業等との提携関係なし)
  • CBP501臨床試験の規制当局承認取得時期の不確実性により、事業費用が大きく変動するリスク
  • CBS9106のStemline社からの権利返還により、当該化合物からのライセンス収入が消滅し、今後の開発方針が未確定
  • 提携パートナー未確保の継続による収益化の遅延リスク
  • 研究開発費の増加傾向(第3四半期累計で前年同期比+18%)による現金残高の加速的な減少(第3四半期末現金残高1,765百万円)
  • 臨床試験の失敗・遅延リスクおよび医薬品承認取得の不確実性
  • 業績予想の合理的算定が困難として通期業績予想を非開示としており、投資家の業績見通し把握が困難な状況が継続

最終更新: 2025年9月29日