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株式会社免疫生物研究所

4570東証グロース医薬品

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株式会社免疫生物研究所4570

抗体関連事業

抗体技術を核とした診断試薬・検査・TGカイコの3サービスで構成される主力事業

期間今期前期増減率
売上高(通期・抗体関連事業)1,002百万円964百万円
営業利益(通期・抗体関連事業)281百万円208百万円
営業利益率(抗体関連事業)28.1%21.6%
減価償却費(通期・抗体関連事業)18百万円15百万円
診断試薬サービス売上高867百万円815百万円
TGカイコサービス売上高102百万円84百万円
検査サービス売上高31百万円64百万円
セグメント資産2,118百万円1,803百万円

事業詳細

診断試薬サービス(ELISAキット・抗体・受託サービス・体外診断用医薬品)、検査サービス(LipoSEARCH®を中核とした血中リポタンパク質プロファイリング)、TGカイコサービス(遺伝子組換えカイコによるタンパク質・抗体の製造販売)の3サービスで構成。国内外の製薬企業・研究機関・CRO企業を主要顧客とし、ISO13485取得の品質管理体制のもと研究用試薬から体外診断用医薬品原料まで幅広く供給する。当社グループ売上高の約99%を占める中核セグメント。

直近の概況

診断試薬・TGカイコが牽引し営業利益35%増、検査サービスは大幅減少

2026年3月期の抗体関連事業は売上高1,002百万円(前期比3.9%増)、営業利益281百万円(前期比35.4%増)と大幅増益を達成。診断試薬サービスは海外CRO企業向けELISAキットの継続採用と体外診断用医薬品原料抗体の国内販売増加が寄与。TGカイコサービスはネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠ販売増加とiMatrix-511 silk・抗体受託サービスが計画通り計上。一方、検査サービスはLipoSEARCH®の大型案件不在と臨床検査数減少により売上高が前期比50.3%減の31百万円と大幅減少。主要顧客にシスメックス株式会社(112百万円)が新たに開示された。次期予想は売上高1,082百万円(前期比8.0%増)、営業利益322百万円(前期比14.2%増)。

主要プロダクト

product
診断試薬サービス

主力製品であるELISAキットが海外CRO企業の治験に継続採用されているほか、体外診断用医薬品原料抗体の国内販売増加、受託サービスの順調な推移により売上拡大。2026年3月期の売上高は867百万円(前期比6.4%増)。シスメックス株式会社(売上高112百万円)やImmuno-Biological Laboratories, Inc.(売上高159百万円)が主要顧客。

service
TGカイコサービス

ネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠの販売増加(イタリア企業への独占販売)、ラミニン511-E8(iMatrix-511 silk)および大手体外診断用医薬品企業からの抗体受託サービスが予定通り計上。2026年3月期の売上高は102百万円(前期比21.0%増)。生産方法・コスト改善による利益最大化を推進中。

service
検査サービス(LipoSEARCH®)

LipoSEARCH®に関連する纏まった国内外の検査案件がなかったことや、臨床検査サービスの検査数減少により、2026年3月期の売上高は31百万円(前期比50.3%減)と大幅減少。今後はSNS等を活用した大型案件獲得と自社ELISAキットを使用した受託測定サービスに注力する方針。

platform
医薬シーズライセンス

SFTS治療抗体「ACT101」はSML Biopharm Co., Ltd.(韓国)と独占的実施許諾契約を締結し研究開発中。GIST診断治療抗体はc-KIT陽性腫瘍特異的抗体断片の特許を国内取得済み。抗HIV抗体は株式会社CUREDが中心となりIND-enabling試験が順調に進行中。特許査定済国:米国・中国・日本・台湾・香港・韓国。

product
体外診断用医薬品

赤痢アメーバ抗体ELISA-IBLの製造販売承認を取得し保険適用・販売開始済み。国内外の大手診断薬メーカーへの販売に向け体外診断用医薬品原料抗体の開発に注力。国内外の診断薬メーカーとの共同研究も複数進行中(守秘義務により詳細非開示)。

成長ドライバー

  • 海外CRO企業の治験向けELISAキットの継続採用による海外販売拡大
  • 体外診断用医薬品原料抗体(グルカゴン抗体等)の国内外販売増加
  • TGカイコサービスにおけるネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠのイタリア企業向け独占販売拡大
  • ラミニン511-E8(iMatrix-511 silk)および大手体外診断用医薬品企業からの抗体受託サービスの拡大
  • シスメックス株式会社との業務提携による診断薬原材料の共同開発・供給拡大
  • SNS等を活用した情報戦略強化による販路拡大と海外販売増加
  • 利益率の高い製品構成へのシフトとコスト管理強化による収益性向上

リスク

  • 研究用試薬市場のグローバル競争激化による価格圧力
  • 為替変動(円安・円高)による海外売上・原材料コストへの影響
  • 米国の相互関税問題・関税動向による海外売上予想への影響
  • 体外診断用医薬品の承認・保険適用プロセスの遅延リスク
  • ナフサを原料とする原材料調達の逼迫化および物流費・光熱費・原材料費の高騰
  • ベースアップ等による人件費増加と製造・開発コスト上昇
  • 検査サービスにおけるLipoSEARCH®大型案件の不在継続リスク
  • 医薬シーズ開発における研究開発費の増大と導出成否の不確実性

最終更新: 2026年6月26日