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オンコセラピー・サイエンス株式会社

4564東証グロース医薬品

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オンコセラピー・サイエンス株式会社4564

「医薬品の研究及び開発」並びにこれらに関連する事業

ゲノム創薬に基づく低分子医薬・ペプチドワクチン・抗体医薬の研究開発セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(通期)2百万円(2026年3月期)3百万円(2025年3月期)
セグメント営業損失(通期)-531百万円(2026年3月期)-487百万円(2025年3月期)
セグメント資産(期末)2,204百万円(2026年3月期末)792百万円(2025年3月期末)

事業詳細

元東京大学医科学研究所との共同研究で同定した多数のがん特異的標的分子を基盤に、低分子医薬(OTS167等)、がんペプチドワクチン(S-588410等)、抗体医薬(OTSA101等)の創薬研究・臨床開発を実施。収益は製薬企業との提携契約に基づく契約一時金・マイルストーン・ロイヤリティ等で構成され、研究開発費が収益を大幅に上回る先行投資型の構造を持つ。

直近の概況

ライセンス収入減少で売上高微減、研究開発費増加により営業損失が拡大

2026年3月期のセグメント売上高は2百万円(前期比0百万円減少)と微減。ライセンス契約等に基づく収入が前期より減少したことが主因。一方、医薬品候補物質の基礎研究・創薬研究の継続実施に加え、低分子医薬・がんペプチドワクチン・抗体医薬の3領域での臨床開発進展による研究開発費増加を主因として、営業損失は531百万円(前期487百万円の損失)に拡大。OTSA101の日本国内滑膜肉腫第Ⅰ相試験の患者登録終了、S-588410食道がん第Ⅲ相試験完了(主要評価項目RFS有意差なし)等の臨床マイルストーンが確認された。セグメント資産は株式発行による資金調達を反映し大幅増加。

主要プロダクト

product
OTS167

ファースト・イン・クラスの分子標的治療薬。米国でトリプルネガティブ乳がんを含む乳がんを対象とした第Ⅰ相臨床試験(経口投与)を実施中。米国での急性骨髄性白血病第Ⅰ/Ⅱ相試験は患者登録終了し静脈内反復投与の安全性を確認。オーストラリアでの経口投与バイオアベイラビリティ試験でヒトでの良好な経口吸収性を確認済み。

product
S-588410

食道がん患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験が塩野義製薬により完了。主要評価項目RFSで統計学的有意差は認められなかったが、上部胸部食道がん集団でのOS有意延長、リンパ節転移多い集団でのRFS・OS改善傾向を確認。膀胱がん対象の日欧第Ⅱ相試験も完了。今後の開発計画は塩野義製薬と協議継続中。

product
OTSA101

日本における難治性・再発性滑膜肉腫を対象とした第Ⅰ相臨床試験の患者登録が終了。¹¹¹In標識OTSA101投与後の安全性および⁹⁰Y標識OTSA101投与後の安全性・忍容性が確認された。

product
がんペプチドカクテルワクチン OTSGC-A24

シンガポールNUH及び韓国Yonsei University Health System, Severance Hospitalにて、胃がんを対象としたOTSGC-A24と免疫チェックポイント阻害剤オプジーボの併用第Ⅰ相試験を医師主導治験として実施中。

platform
創薬研究プラットフォーム(低分子・ペプチドワクチン・抗体)

ほぼ全てのがん種を対象とした遺伝子発現解析により多数の標的分子を同定済み。低分子医薬では複数のキナーゼ標的に対しリード最適化・非臨床試験を推進。臓器線維症治療標的キナーゼ化合物についてNIBNと共同研究契約を締結しライセンスアウトを目標に研究中。NIBNとはAI活用創薬共同研究契約も締結。

成長ドライバー

  • 製薬企業との新規提携契約締結によるマイルストーン・契約一時金収入の獲得
  • OTS167(乳がん第Ⅰ相)等の臨床開発進展によるデータ蓄積とライセンスアウト機会の拡大
  • NIBNとのAI活用創薬共同研究による新規化合物探索の加速
  • 臓器線維症治療標的キナーゼ化合物のライセンスアウト活動の進展
  • 抗アミロイドβペプチド抗体を含む抗体医薬のライセンスアウト活動の強化
  • 抗がん剤市場の拡大(高齢化・早期発見増加・分子標的治療薬普及・がんプレシジョン医療進展)

リスク

  • 医薬品開発期間が基礎研究から上市まで通常10年以上を要し、収益化まで長期間を要するリスク
  • 製薬企業との提携契約が締結できない場合や既存提携先との契約解消が生じた場合の業績悪影響
  • 臨床試験の結果が期待通りにならないリスク(S-588410食道がん第Ⅲ相でRFS主要評価項目の有意差なし等)
  • 継続的な営業損失・マイナスの営業キャッシュ・フローによる継続企業の前提に関する重要事象の存在
  • 世界的な新薬開発競争における開発スピード競争リスク
  • 研究開発費用の負担主体が提携契約内容によって変動するため、費用予測が困難なリスク

最終更新: 2026年6月23日