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株式会社カイノス

4556東証スタンダード医薬品

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株式会社カイノス4556

臨床検査薬の製造及び販売事業(単一セグメント)

体外診断用医薬品・医療機器の製造販売を手掛ける単一事業会社

期間今期前期増減率
売上高5,479百万円5,305百万円
営業利益747百万円823百万円
営業利益率13.6%15.5%
経常利益788百万円828百万円
当期純利益449百万円641百万円
自己資本比率75.7%77.1%
1株当たり当期純利益106.19円152.06円
総資産9,566百万円8,785百万円
純資産7,238百万円6,775百万円
現金及び現金同等物期末残高3,400百万円3,056百万円

事業詳細

株式会社カイノス(コード:4556)は、生化学検査試薬・免疫血清検査試薬を中心とした体外診断用医薬品および医療機器の開発・製造・販売を一貫して行う。主要販売先は東邦薬品株式会社および旭化成セラピューティクス株式会社(旧:旭化成ファーマ株式会社)との関連当事者取引を有する。国内医療機関向けが売上高の大部分を占める。2026年3月期の売上高は5,479百万円(前期比3.3%増)。Flowers株式会社による公開買付けを経て上場廃止手続き中。

直近の概況

売上高は増収も、公開買付関連費用154百万円計上により当期純利益が前期比29.9%減

2026年3月期は免疫検査分野(前期比8.5%増)およびその他分野(同7.6%増)が牽引し売上高5,479百万円(前期比3.3%増)を達成。一方、売上原価の増加(当期製品製造原価が前期比15.0%増の2,426百万円)により売上総利益が減少し営業利益は747百万円(同9.2%減)。さらに特別損失としてFlowers株式会社による公開買付関連費用154百万円を計上したことで当期純利益は449百万円(同29.9%減)に留まった。公開買付けの結果、Flowers株式会社が当社株式の72.46%を取得し、2026年6月11日に上場廃止予定。

主要プロダクト

product
生化学検査試薬

当社の基幹分野。2026年3月期は前期比3.6%減の約2,190百万円。市場成熟による競争激化の中、既存顧客維持に注力している。

product
免疫血清検査試薬・機器

2026年3月期は輸血検査試薬および腫瘍マーカー試薬等が順調に推移し、前期比8.5%増の約2,987百万円を達成。全社売上高の成長を牽引する主力分野。

product
LATECLE PCT試薬(プロカルシトニンキット)

敗血症の診断・治療方針決定・予後判定に用いる体外診断用医薬品。シェア拡大に向けた積極的な学術・販売活動を継続中。免疫検査分野の成長ドライバーの一つ。

product
医療機器(検査機器)

試薬と組み合わせて提供する検査機器。その他分野として2026年3月期は前期比7.6%増の約301百万円を計上。

成長ドライバー

  • 免疫検査分野の拡大:輸血検査試薬および腫瘍マーカー試薬等が順調に推移し、2026年3月期に前期比8.5%増の約2,987百万円を達成
  • LATECLE PCT試薬(プロカルシトニンキット)のシェア拡大:敗血症診断用製品の積極的な学術・販売活動を継続
  • その他分野の成長:2026年3月期に前期比7.6%増の約301百万円を計上
  • Flowers株式会社(デンカ株式会社グループ)の完全子会社化による事業基盤強化の可能性

リスク

  • 診療報酬改定等の医療費抑制政策による販売価格への下押し圧力
  • 円安継続および資源価格高騰による原材料コストの上昇(2026年3月期の当期製品製造原価が前期比15.0%増)
  • 国内臨床検査薬市場の成熟・飽和傾向による成長余地の限定(生化学検査分野は前期比3.6%減)
  • 上場廃止に伴う情報開示の縮小および市場流動性の喪失
  • 公開買付関連費用等の一時的費用計上による利益水準の変動リスク
  • 主要販売先への売上集中による取引先依存リスク

最終更新: 2025年6月20日