富士製薬工業株式会社 logo

富士製薬工業株式会社

4554東証プライム医薬品

富士製薬工業株式会社 logo
富士製薬工業株式会社4554

医薬品事業(単一セグメント)

女性医療・バイオシミラー・グローバルCMOを三本柱とする医薬品専業企業

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期中間期)29,716百万円24,095百万円(2025年9月期中間期)
営業利益(2026年9月期中間期)4,398百万円2,305百万円(2025年9月期中間期)
営業利益率(2026年9月期中間期)14.8%9.6%(2025年9月期中間期)
経常利益(2026年9月期中間期)4,263百万円2,209百万円(2025年9月期中間期)
親会社株主に帰属する中間純利益(2026年9月期中間期)713百万円1,287百万円(2025年9月期中間期)
自己資本比率(2026年9月期中間期末)52.4%50.2%(2025年9月期末)
総資産(2026年9月期中間期末)97,938百万円93,405百万円(2025年9月期末)
純資産(2026年9月期中間期末)51,363百万円46,908百万円(2025年9月期末)
研究開発費(2026年9月期中間期)1,509百万円
通期売上高予想(2026年9月期)59,250百万円51,677百万円(2025年9月期実績)
通期営業利益予想(2026年9月期)6,120百万円4,990百万円(2025年9月期実績)

事業詳細

富士製薬工業グループは医薬品の開発・製造・販売を行う単一セグメント企業。産婦人科領域ホルモン剤や造影剤等の注射剤を軸に、女性医療新薬・バイオシミラー・タイ子会社OLIC社を中心とするグローバルCMO事業を展開。国内は全国5拠点のMRが活動し、主要販売先は株式会社メディセオ(売上高比30.2%)、アルフレッサ株式会社(同15.2%)、株式会社スズケン(同9.9%)。2026年9月期中間期売上高は29,716百万円(前年同期比23.3%増)。

直近の概況

売上高・営業利益は大幅増も、投資有価証券評価損3,519百万円計上で純利益は大幅減

2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)の売上高は29,716百万円(前年同期比23.3%増)、営業利益は4,398百万円(同90.8%増)と大幅増収増益を達成。一方、投資有価証券評価損3,519百万円の計上により税金等調整前中間純利益は683百万円に留まり、親会社株主に帰属する中間純利益は713百万円(同44.6%減)となった。新株予約権の行使完了により3,300百万円の株式発行収入を得て資本金・資本準備金が各1,651百万円増加。通期業績予想は変更なし(売上高59,250百万円、営業利益6,120百万円)。薬価改定率は不採算品再算定の影響でマイナス0.75%に留まった。

主要プロダクト

product
女性医療製品群

新薬の月経困難症治療薬アリッサ配合錠、天然型黄体ホルモン製剤エフメノカプセル100mg、およびウトロゲスタン腟用カプセル200mgが当中間期において順調に推移。専任MR90名による情報提供活動を強化し、産婦人科領域での市場浸透を継続している。

product
バイオシミラー製品群

乾癬治療薬ウステキヌマブBS皮下注45mg「F」に注力するとともに、2025年9月に3製品を新たに製造販売承認取得。アフリベルセプトについては販売提携先の日東メディックより2026年1月から販売を開始。他の2製剤についても2026年中の販売開始に向けて準備中。

service
グローバルCMO事業(OLIC社)

タイの子会社であるOLIC社を中心に展開するグローバルCMO事業。当中間期においても計画通り進捗しており、グループ全体の売上高成長に貢献。海外製造拠点としての機能を担い、グローバルな受託製造ニーズに対応している。

product
その他医薬品(血液内科・消化器内科等)

血液内科・消化器内科の製品売上の伸長が当中間期の売上高増加に寄与。田辺三菱製薬承継品やジェネリック製品の販売拡大も含め、女性医療・バイオシミラー・グローバルCMO以外の領域での底上げが続いている。

成長ドライバー

  • 女性医療新薬(アリッサ配合錠・エフメノカプセル100mg・ウトロゲスタン腟用カプセル200mg)の順調な市場浸透と専任MRによる情報提供活動の強化
  • バイオシミラー事業の拡充:2025年9月に3製品の製造販売承認取得により計6製剤体制を確立、アフリベルセプトの2026年1月販売開始および他2製剤の2026年中販売開始準備
  • グローバルCMO事業(OLIC社)の計画通りの進捗と新規受託案件の獲得
  • 血液内科・消化器内科製品の売上伸長による「その他」領域の底上げ
  • 長期ビジョン2035に基づく中期経営計画(2029年9月期まで)の推進:女性医療・バイオシミラー・グローバルCMO・次の成長ドライバーの4成長戦略

リスク

  • 毎年薬価改定の実施による薬価抑制圧力(当中間期の薬価改定率は全体でマイナス0.75%)
  • 原材料価格・エネルギー価格の高騰および円安傾向の継続によるコスト増
  • 投資有価証券評価損(当中間期に3,519百万円計上)等の特別損失リスクによる純利益の下押し
  • デリバティブ評価損(当中間期71百万円)など為替・金融市場変動リスク
  • 後発品使用促進政策・医療費適正化策の強化による既存製品の競争激化
  • 棚卸資産の増加(当中間期3,129百万円増加)に伴う運転資本負担の拡大

最終更新: 2025年12月18日