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持田製薬株式会社

4534東証プライム医薬品

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持田製薬株式会社4534

持田製薬株式会社(単一セグメント)

医薬品関連・ヘルスケアの製造販売を行う単一セグメント企業

期間今期前期増減率
売上高(連結・通期)116,951百万円(前期比+11.2%)105,159百万円
営業利益(連結・通期)10,147百万円(前期比+24.9%)8,126百万円
経常利益(連結・通期)11,195百万円(前期比+38.8%)8,067百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(連結・通期)7,903百万円(前期比+39.0%)5,685百万円
売上高営業利益率8.7%7.7%
自己資本比率76.8%81.6%
1株当たり当期純利益222.96円160.36円
研究開発費12,157百万円(売上高比10.4%)11,676百万円(売上高比11.1%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△7,350百万円9,354百万円
現金及び現金同等物期末残高31,058百万円48,151百万円
投資有価証券(連結BS)39,228百万円15,022百万円
長期借入金10,000百万円0百万円

事業詳細

持田製薬グループは医薬品関連事業(循環器・消化器・産婦人科・精神科を重点領域とする新薬・後発品・バイオシミラーの製造販売)とヘルスケア事業(コラージュフルフル・コラージュリペアブランドのスキンケア製品)を展開する。報告セグメントは医薬品関連事業のみであり、ヘルスケア事業を含む連結全体が実質的に単一セグメントとして開示されている。主要販売先は医薬品卸大手4社(㈱メディセオ、アルフレッサ㈱、㈱スズケン、東邦薬品㈱)で、国内売上高が連結売上高の90%超を占める。

直近の概況

2026年3月期は売上高・利益ともに大幅増収増益、複数の承認・提携を実現

2026年3月期は売上高116,951百万円(前期比+11.2%)、営業利益10,147百万円(前期比+24.9%)、当期純利益7,903百万円(前期比+39.0%)と全利益段階で大幅増益を達成。アンドファーマ㈱の持分法適用関連会社化(2025年10月)による持分法投資利益793百万円が経常利益を押し上げた。トシリズマブBS「MA」の承認取得(2026年3月)、MD-712の承認申請(2026年4月)、軟骨修復材モチジェルの発売(2025年12月)など開発・商業化が進展。一方、仮払金の増加(10,982百万円)等により営業CFはマイナスに転じ、長期借入金10,000百万円を新規計上。2027年3月期は売上高126,000百万円(前期比+7.7%)、当期純利益10,000百万円(前期比+26.5%)を予想。

主要プロダクト

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リアルダ(潰瘍性大腸炎治療剤)

2026年3月期の売上高は前期比11%増と伸長。2025年6月に小児の用法・用量追加および600mg錠の製造販売承認を取得し、適応拡大が進む。2027年3月期は前期比4%増の見込み。

product
グーフィス(慢性便秘症治療剤)

2026年3月期売上高は前期比8%増と堅調に推移。2027年3月期は前期比7%増を見込む。25-27中期経営計画においてコア事業の収益力強化を牽引する製品の一つ。

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トレプロスト(肺動脈性肺高血圧症・間質性肺疾患に伴う肺高血圧症治療剤)

2026年3月期売上高は前期比47%増と大幅伸長。吸入粉末剤「MD-712」の製造販売承認申請を2026年4月に行い、剤型拡充による更なる適応拡大を目指す。2027年3月期は前期比13%増の見込み。

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ユリス(痛風・高尿酸血症治療剤)

2026年3月期売上高は前期比36%増と高成長。小児適応は臨床第Ⅲ相段階にある。2026年3月に株式会社富士薬品と日本における製造販売承認の承継および資産譲受に関する契約を締結。2027年3月期は前期比17%増の見込み。

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エパデール(高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤)

2026年3月期売上高は前期比5%減。連結子会社の持田製薬販売㈱がオーソライズドジェネリック「イコサペント酸エチル『モチダ』」の製造販売承認を2025年8月に取得し、2025年12月に発売。中国では重度高トリグリセリド血症の適応で2025年12月に新薬承認を取得。2027年3月期は前期比17%増の見込み。

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後発品(ジエノゲスト製剤含む)

2026年3月期の後発品売上高は前期比12%増。うち子宮内膜症・子宮腺筋症・月経困難症治療剤ジエノゲストは前期比16%増。韓国のLG Chem, Ltd.と「ディナゲスト」の韓国・タイにおける販売契約を2026年3月に締結。2027年3月期は前期比22%増の見込み。

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コラージュフルフル・コラージュリペア(ヘルスケア製品)

抗真菌成分配合シャンプー・石鹸「コラージュフルフル」および基礎化粧品「コラージュリペア」の両ブランドが伸長。ヘルスケア事業全体の売上高は7,908百万円(前期比10.3%増)。皮膚科医・産婦人科医・看護師等の医療関係者の支持を基盤に市場開拓を推進。2027年3月期は前期比6%増の見込み。

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軟骨修復材 モチジェル(医療機器)

2025年7月に製造販売承認を取得し、2025年12月に発売。バイオマテリアル事業は次世代の柱の一つと位置付けられており、日本国内での売上高伸長を目指す。医療機器の販売・開発を行う米国子会社Mochida Medical USA, Inc.を2025年7月に設立。

成長ドライバー

  • 主力新薬(トレプロスト前期比+47%、ユリス+36%、リアルダ+11%、グーフィス+8%)の継続的な売上伸長
  • MD-712(肺高血圧症治療剤・吸入粉末剤)の承認申請(2026年4月)による製品ラインアップ拡充
  • トシリズマブBS「MA」(関節リウマチ等バイオシミラー)の承認取得(2026年3月)による後発品事業強化
  • アンドファーマ㈱の持分法適用関連会社化による持分法投資利益の継続計上
  • オーソライズドジェネリック「イコサペント酸エチル『モチダ』」(2025年12月発売)および後発品全体の拡充
  • 軟骨修復材モチジェル(2025年12月発売)を中心とするバイオマテリアル事業の立ち上げ
  • ユリス製造販売承認承継(富士薬品との契約)、ディナゲスト韓国・タイ展開(LG Chem契約)等の国内外アライアンス拡大
  • ヘルスケア事業(コラージュフルフル・コラージュリペア)の両ブランド継続成長
  • 25-27中期経営計画における「コア事業の収益力強化」「成長事業の継続投資」「成長を支える経営基盤強化」の推進

リスク

  • 毎年実施される薬価改定および2024年10月導入の長期収載品選定療養制度による既存品売上への下押し圧力
  • 後発品使用促進政策による長期収載品売上の構造的低下(モビコールは2027年3月期に前期比78%減の見込み)
  • 主要販売先4社(メディセオ28,156百万円、アルフレッサ18,081百万円、スズケン17,252百万円、東邦薬品10,333百万円)への売上集中リスク
  • 研究開発パイプラインの承認遅延・失敗リスク(HLC-001・MD-352が臨床段階、dMD-002・dMD-003が検証的治験段階)
  • 仮払金増加(10,982百万円)等に伴う営業CFのマイナス転落および現金及び現金同等物の大幅減少(48,151百万円→31,058百万円)
  • 長期借入金10,000百万円の新規計上に伴う財務レバレッジ上昇(自己資本比率81.6%→76.8%)
  • 投資有価証券の大幅増加(15,022百万円→39,228百万円)に伴う時価変動リスクおよびその他有価証券評価差額金の変動リスク
  • 為替変動リスク(海外導入品・海外展開拡大に伴う影響増大、当期に為替差損242百万円を計上)
  • 2027年3月期の研究開発費が14,500百万円(売上高比11.5%)へ大幅増加予定であり、利益圧迫要因となる可能性

最終更新: 2026年6月24日