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4512東証スタンダード医薬品

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わかもと製薬株式会社4512

医薬事業

眼科領域特化のスペシャリティファーマとして先発・後発医薬品・医療機器を展開

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)4,762百万円3,473百万円
セグメント損失(2026年3月期通期)△674百万円△1,086百万円
セグメント資産(2026年3月期末)6,584百万円5,127百万円
減価償却費(2026年3月期通期)226百万円212百万円
売上高前期比増減率(2026年3月期通期)+37.1%

事業詳細

眼科領域を主軸に、先発医薬品・ジェネリック医薬品・医療機器・体外診断用医薬品の製造販売を行う。医療機関・卸向けにMRによる適正使用推進と安全性情報提供を展開。2026年3月期は「マキュエイド眼注用」の供給再開、新規後発医薬品「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」の上市、眼科手術補助剤の製造販売承継、多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro」および乱視用モデルの発売により、医療現場への貢献を拡大している。

直近の概況

マキュエイド供給再開・新製品発売で売上高37.1%増、損失幅も大幅縮小

2026年3月期の医薬事業売上高は4,762百万円(前期比37.1%増)。2025年4月の「マキュエイド眼注用」供給再開が最大の押し上げ要因。「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」の新規上市、眼科手術補助剤の製造販売承継、多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro」および乱視用モデルの発売も寄与。一方、2024年10月施行の長期収載品選定療養の影響で「ジクロード点眼液」等の売上は減少。セグメント損失は△674百万円と前期の△1,086百万円から損失幅が縮小した。主要販売先は㈱メディセオ(1,241百万円)および㈱スズケン(1,081百万円)。

主要プロダクト

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マキュエイド眼注用

過去の供給停止が業績に大きく影響した主力先発品。2025年4月より供給を再開し、国内外(グローバル事業向けも含む)への早期納入を推進。新薬創出加算返還等の薬価改定影響が2027年3月期以降の収益に影響する見込み。

product
エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%

2026年3月期に新規上市した後発医薬品。既存の「エピナスチン塩酸塩点眼液」に加えてラインアップを拡充し、後発医薬品事業の売上伸長に貢献。

product
カルテオロール塩酸塩LA点眼液 / タフルプロスト点眼液 / エピナスチン塩酸塩点眼液

長期収載品からの代替需要を取り込む後発医薬品群。2026年3月期においても継続的な売上伸長を実現し、長期収載品「ジクロード点眼液」等の選定療養影響による減収を補完している。

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ヒアルロン酸Na眼粘弾剤

2026年3月期に製造販売承継を行った眼科手術補助剤。2027年3月期の売上増加要因として会社が明示しており、医薬事業の品揃え拡充に寄与する。

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アクリバトリノバ Pro(多焦点眼内レンズ)

2025年6月に「アクリバトリノバ Pro」、2026年1月に乱視用モデル「アクリバトリノバ Pro トーリック」を発売。医療機器事業の新規展開として眼内レンズ市場への参入を果たした。発売開始に伴う販売費増加が短期的な収益を圧迫している。

product
テノン嚢下投与針

眼科手術・処置に使用する医療機器として2025年4月に発売。医薬品と医療機器を組み合わせた眼科領域フルラインアップ戦略の一環。

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体外診断用医薬品(キャピリア アデノ アイ Neo 等)

感染症の流行状況に売上が左右される体外診断用医薬品。眼科領域の診断から治療までをカバーするラインアップの一部を構成する。

成長ドライバー

  • マキュエイド眼注用の供給再開による先発品売上の本格回復(国内・海外向け)
  • 多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro」および乱視用モデル「アクリバトリノバ Pro トーリック」による医療機器事業の拡大
  • 後発医薬品(カルテオロール塩酸塩LA点眼液・エピナスチン塩酸塩点眼液・タフルプロスト点眼液)の継続的な売上伸長
  • 新規後発医薬品「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」および眼科手術補助剤(ヒアルロン酸Na眼粘弾剤)の上市・製造販売承継による品揃え拡充
  • MR活動量強化および卸(㈱メディセオ・㈱スズケン)との連携深化
  • 眼科領域フルラインアップ戦略(先発医薬品・後発医薬品・医療機器・体外診断用医薬品)による事業機会拡大

リスク

  • 毎年の薬価改定による継続的な収益低減圧力(2027年3月期は「マキュエイド眼注用」の新薬創出加算返還等の影響を会社が明示)
  • 長期収載品の選定療養施行(2024年10月)による「ジクロード点眼液」等の売上減少の継続
  • 製品供給停止リスク(マキュエイド眼注用の過去の供給停止が業績に大きく影響した実績)
  • 流行性角結膜炎等の感染症流行状況に依存する体外診断用医薬品の売上変動
  • 医療機器(眼内レンズ等)の発売開始に伴う販売費・一般管理費の増加による短期的な収益圧迫
  • 新製品(眼内レンズ等)の市場浸透に係る不確実性(市場シェア・販売価格・競合動向等)
  • 生産拠点が相模大井工場の1ヵ所のみであることによる災害・事故時の供給停止リスク

最終更新: 2026年6月18日