事業内容
株式会社ビザスクは「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに掲げ、2012年設立以来、ビジネス知見に特化したナレッジシェアプラットフォーム「知見プラットフォーム事業」を単一セグメントで展開する。登録エキスパート数は70万人超(2025年2月期末)に達し、コンサルティング・ファーム、機関投資家、製造業・IT・ヘルスケア等の事業法人を主要顧客とする。
国内では「ビザスクinterview」を中心に市場を形成してきた先駆者であり、2021年11月の米国Coleman Research Group, Inc.買収によりグローバル展開を推進。国内法人事業・国内ENS事業・海外ENS事業の3領域で多様なプロダクトを提供している。
ビジネスモデル
顧客(事業法人・コンサル・金融機関等)からの調査依頼に対し、70万人超のエキスパートデータベースと高度なオペレーションを組み合わせてマッチングを実施。顧客が支払う対価(取扱高)からエキスパート謝礼を差し引いたサービス利用料を営業収益として計上する。
2026年2月期の取扱高14,535百万円に対し営業収益9,975百万円。「ビザスクinterview」のフルサポート型に加え、セルフマッチング型「ビザスクlite」、サーベイ・レポート・パートナー等の多様なプロダクトで収益源を多角化している。
企業の強み
2025年2月期末時点で登録エキスパート数は70万人超。2012年の設立以来、国内で市場を形成してきた先駆者として圧倒的なデータベースを構築。国内法人事業のクライアント口座数は2025年2月期に1,821口座、1口座あたり取扱高は2.0百万円と継続的に拡大している。
2021年11月に米国Coleman Research Group, Inc.を完全子会社化し、日米をマザーマーケットとするエキスパート網を確立。2023年8月には米国アリゾナ州フェニックスに拠点を開設し、24時間対応可能なグローバル体制を整備。
国内ENS事業では海外エキスパートを含む全エキスパート提案システムが実運用段階に入っている。
「ビザスクinterview」を核に、「ビザスクexpert survey」「ビザスクpartner」「ビザスクreport」「ビザスクnow」「ビザスクlite」「ビザスクboard」「ビザスクweb展示会」等、多様な形態の知見提供サービスを展開。国内法人事業の取扱高は2022年2月期1,837百万円から2025年2月期4,478百万円へと拡大している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高(営業収益)は2022期3,702百万円から2026期9,975百万円へと拡大し、2027年2月期第1四半期も2,755百万円(前年同期比+12.6%)と成長を継続。営業利益は2024期に一時赤字転落したものの2025期以降は黒字を維持し、2027年2月期第1四半期は424百万円(同+51.6%)と利益成長が加速している。
外部要因として、AI活用への関心の高まりや企業のデジタル化・省人化投資の増加が知見プラットフォームへの需要を下支えしている。一方、米国通商政策の影響による企業収益への不透明感や、Coleman社の継続的な減損損失(当1Q:66百万円)が利益の押し下げ要因として残存する。
成長戦略
国内3領域の深耕・AI活用・グローバルPF統合で2030年2月期取扱高300億円以上を目指す
多様なプロダクトを顧客に提案・提供できるよう組織体制を見直し、既存顧客内の需要を掘り起こす取り組みを推進。2027年2月期第1四半期に取扱高+17%・営業収益+24%の高成長を達成しており、施策の効果が数値に表れている。
グローバルで共通したプラットフォームへ取引を移管し、グローバルな案件・エキスパート情報データベースの活用、コンプライアンス水準の強化による競争優位性の確保を進める。2027年2月期第1四半期に取扱高・営業収益ともに+16%の成長を達成。
マッチングの高速化・高度化および業務プロセスへの生成AI組み込みによる収益性改善を推進。Global ENS海外事業においてもAI活用推進等を通じた収益性向上を目指しており、調整後EBITDAが前年同期比+73.4%と大幅改善している。
コア商材であるインタビューが米国で好調に推移する中、昨年好調だったサーベイの商材価値等を再強化する取り組みを進める。2027年2月期第1四半期の取扱高成長率は前年同期比約+3%にとどまっており、サーベイ再強化による成長加速が課題。
国内3領域の深耕、AI活用、グローバルプラットフォーム統合を組み合わせた中長期成長戦略の最終目標。2027年2月期通期取扱高予想は15,989百万円(前期比+10.0%)であり、300億円目標に向けた成長軌道の維持が求められる。
最終更新: 2026年7月17日

