事業内容
ユナイトアンドグロウは2005年創業、東京証券取引所グロース市場上場の独立系ITサービス企業。独自技術「シェアード・エンジニアリング」を基盤に、従業員50名〜1,000名規模の中堅・中小企業に対し、コーポレートIT部門を支援する会員制サービス「シェアード社員」を提供する。
対象エリアは東京23区および横浜市中区・西区に限定し、業種横断で顧客を獲得。主力の「情シス総合」に加え、「内製開発」「ITインフラ」「会計IT」といった特化型サービスを順次展開し、事業領域を拡大している。
2025年12月期末時点で会員数814社、実質支援社数433社、シェアード社員274人を擁する。
ビジネスモデル
顧客はポイントを事前購入し、シェアード社員の稼働時間に応じてポイントが消費される時間課金制を採用。余剰ポイントは翌月以降に繰り越されるため、顧客の継続利用を促進する構造となっている。
準委任契約のもと当社が指揮命令を行うことで労働者派遣との区別を明確化。シェアード社員1時間あたり売上高は9,403円(前期比11.4%増)で、人員増加と単価上昇の両輪で収益を拡大する。
企業の強み
売上高は2021期2,075百万円から2025期3,514百万円へ4期連続増収。2025期の営業利益は560百万円(前期比41.7%増)、営業利益率15.9%を達成。販管費の伸び(前期比9.9%増)が売上総利益の伸び(同19.1%増)を下回り、営業レバレッジが顕在化している。
2007年に情報セキュリティマネジメントシステム国際規格(ISO/IEC27001)の認証を取得し、顧客の機密情報・個人情報を扱うサービスの信頼性を担保。会員制ナレッジシェアサービス「Kikzo」を通じ、顧客企業間でのIT知識共有を実現する独自のエコシステムを構築している。
2025期末の自己資本比率は64.5%、現金及び現金同等物は2,275百万円(前期比207百万円増)。有利子負債はなく、営業CFは679百万円と潤沢。上場時調達資金を新規投資に充当する方針のもと、財務的な安定性を維持しながら成長投資を継続できる体制にある。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期2,075百万円から2025期3,515百万円へ5期連続増収。2026年12月期第1四半期(累計)は996百万円(前年同期比29.3%増)と成長が加速。
営業利益は同216百万円(同72.2%増)、四半期純利益156百万円(同71.3%増)と利益成長が売上成長を大幅に上回る。営業利益率は前年同期16.3%から21.8%へ改善。
外部要因として国内コーポレートIT人材の深刻な不足が需要を押し上げており、価格改定(稼働1時間あたり売上高19.3%増)が利益率改善に大きく寄与。通期予想(売上高4,114百万円、営業利益652百万円)は据え置きだが、第1四半期の高進捗率から上振れ期待が高まっている。
成長戦略
特化型サービスの多層展開とM&Aを組み合わせ、2033年売上高100億円・社員1,000人を目指す
人材の採用及び教育研修(UGアカデミー)への継続投資によりシェアード社員数を拡大。2026年12月期第1四半期末時点で276人(前年同期比33人増)。稼働キャパシティ拡大が売上高成長の主要ドライバー。
情シス総合を基盤に、内製開発・ITインフラ・会計ITの特化型サービスを展開。2026年12月期第1四半期より会計ITを新規開始し初四半期で49百万円を計上。ITインフラは前年同期比86.7%増と急拡大中。
現在首都圏エリアに集中する事業基盤の地理的拡大を目指し、M&A等の検討を進めている。具体的な案件は未公表だが、潤沢な現金保有(3,004百万円)が投資余力を裏付ける。
シェアード社員の稼働1時間あたり売上高を継続的に引き上げ。2026年12月期第1四半期は10,603円(前年同期比19.3%増)と大幅改善。人員増と単価改定の複合効果が利益率改善を加速させている。
最終更新: 2026年7月17日

