フリー株式会社4478
プラットフォーム事業(フリー株式会社 単一セグメント)
スモールビジネス向けクラウドERPを提供する単一セグメント事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年6月期第3四半期累計) | 30,843百万円 | 23,851百万円(前年同期) | ↑ |
| 調整後営業利益(2026年6月期第3四半期累計) | 1,797百万円 | 2,116百万円(前年同期) | ↓ |
| 営業利益(2026年6月期第3四半期累計) | 623百万円 | 1,184百万円(前年同期) | ↓ |
| プラットフォームARR(2026年6月期第3四半期末) | 42,481百万円 | 34,469百万円(前年同期末) | ↑ |
| 有料課金ユーザー企業数(2026年6月期第3四半期末) | 712,265件 | 627,140件(前年同期末) | ↑ |
| ARPU(2026年6月期第3四半期末) | 59,647円 | 54,962円(前年同期末) | ↑ |
| サブスクリプションARR(2026年6月期第3四半期末) | 40,363百万円 | 33,250百万円(前年同期末) | ↑ |
| 通期売上高予想(2026年6月期) | 41,930百万円 | 33,270百万円(2025年6月期実績) | ↑ |
| 通期調整後営業利益予想(2026年6月期) | 2,520百万円 | 1,885百万円(2025年6月期実績) | ↑ |
事業詳細
個人事業主および従業員1,000名以下の法人を対象に、「freee会計」「freee人事労務」を中核とした統合型クラウドERPを提供。サブスクリプション方式によるストック型収益モデルを採用し、会計・人事労務・販売管理・電子契約・金融サービス等を一体的に提供する。TAMは会計・人事労務ソフトで約1.7兆円と推計。クラウドERP市場の浸透余地は大きく(財務関連ソフトのクラウド支出比率48.4%)、ユーザー基盤の拡大とARPU向上を両輪とした成長を追求している。
直近の概況
売上高29%増の高成長継続も、費用先行で調整後営業利益は15%減
2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)の売上高は前年同期比29.3%増の30,843百万円と高成長を維持。一方、調整後営業利益は同15.0%減の1,797百万円と費用先行が続く。プラットフォームARRは前年同期末比23.2%増の42,481百万円、有料課金ユーザー企業数は同13.6%増の712,265件、ARPUは同8.5%増の59,647円と主要KPIは全て改善。医療法人向け「freee for 医療」の提供開始、クラウド物流プラットフォーム「ロジクラ」のM&A決議、AI活用サービスの拡充など業種別・機能別の強化を推進。通期売上高予想は41,930百万円(前期比26.0%増)、調整後営業利益予想は2,520百万円(同33.7%増)を維持。後発事象として、資本政策の柔軟性確保を目的に資本金を約15,000百万円減少しその他資本剰余金へ振り替える無償減資を2026年6月23日に予定。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 有料課金ユーザー企業数の継続的拡大(2026年6月期第3四半期末712,265件、前年同期末比13.6%増)
- ARPUの上昇(同59,647円、前年同期末比8.5%増)によるARR成長(プラットフォームARR42,481百万円、同23.2%増)
- 会計事務所経由の新規顧客獲得チャネルの拡大
- 既存顧客基盤を活用したクロスセル販売の促進
- AI機能(入力おまかせプラン・freee確定申告アプリ等)の導入によるプロダクト価値向上
- 業種別パッケージ(freee for 医療)やM&A(ロジクラ)による業種別ニーズへの対応強化
- 金融サービス(freeeカード Unlimited・ファクタリング)の拡充によるTAM拡大
- クラウドERP市場の浸透率向上余地(財務関連ソフトのクラウド支出比率48.4%)
リスク
- クラウドERP市場における競合激化によるユーザー獲得コスト上昇リスク
- スモールビジネスの廃業率の高さに起因する解約リスク
- 開発費・マーケティング費用の先行投資による短期的な利益圧迫リスク(調整後営業利益は前年同期比15.0%減)
- 多数のユーザー企業の機密情報・個人情報を取り扱うことによる情報セキュリティリスク
- クレジットカード事業・ファクタリング事業における与信・流動性リスク(短期借入金が前期末比3,350百万円増加の12,950百万円)
- 貸倒引当金の急増(前期末34百万円→当期末1,059百万円)に示される金融サービス関連の信用リスク
最終更新: 2025年9月25日

