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Sansan株式会社

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Sansan/Bill One事業

法人向け営業DX・経理DXを担うSansanの中核セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(通期)46,847百万円37,785百万円
調整後営業利益(通期)8,340百万円3,581百万円
調整後営業利益率(通期)約17.8%約9.5%
「Sansan」売上高(通期)31,089百万円26,766百万円
「Sansan」ストック売上高(通期)29,141百万円25,136百万円
「Bill One」売上高(通期)13,679百万円9,790百万円
「Sansan」契約件数(期末)12,199件10,701件
「Sansan」契約当たり月次ストック売上高(期末)208千円210千円
「Sansan」直近12か月平均月次解約率(期末)0.55%0.49%
「Bill One」有料契約件数(期末)5,188件3,932件
「Bill One」MRR(期末)1,231百万円913百万円
「Bill One」有料契約当たり月次ストック売上高(期末)237千円232千円
「Bill One」直近12か月平均月次解約率(期末)0.34%0.33%

事業詳細

営業AXサービス「Sansan」、経理AXサービス「Bill One」、取引管理サービス「Contract One」、AIインターフェース「Ask One」等を法人向けに展開する主力セグメント。名刺・請求書・契約書といったアナログ情報を高精度にデータ化し、企業の売上拡大・コスト削減・業務効率化を支援する。サブスクリプション型の月額課金モデルを中心とし、月次解約率1%未満の高い顧客継続率を誇る。連結売上高の約87%を占める中核事業。

直近の概況

売上高24.0%増・調整後営業利益132.9%増と収益性が大幅改善

2026年5月期通期のSansan/Bill One事業は売上高46,847百万円(前年同期比24.0%増)、調整後営業利益8,340百万円(同132.9%増)を達成。「Bill One」は有料契約件数が前年同期比31.9%増、MRRが同34.9%増と高成長を継続。「Sansan」は営業体制強化により契約件数が同14.0%増。「Contract One」やナインアウト社「Ask One」を含むその他売上高は同69.1%増と急拡大。2027年5月期はSansan/Bill One事業売上高を54,811百万円〜56,217百万円(同17.0%〜20.0%増)と予想。

主要プロダクト

platform
Sansan

「名刺データベースが、収益を最大化する」をコンセプトに、企業が有するさまざまな接点情報と企業情報を組み合わせた独自データベースを構築し、データ活用を促進することで企業の売上拡大とコスト削減に寄与する。法人向け名刺管理サービス市場で85.8%のシェアを有する。2026年5月期末の契約件数は12,199件。

service
Bill One

「『なくせる』をつくり、全社の働き方を変える」をコンセプトに、請求書や経費精算、債権管理といった証憑を伴う全社的な業務プロセスを効率化し、月次決算を加速させる。クラウド請求書受領サービス市場でNo.1の売上高シェアを獲得。2026年5月期末のMRRは1,231百万円、有料契約件数は5,188件。

service
Contract One

紙やPDF、電子契約等のあらゆる形式の契約書を正確にデータ化し、全社での一元管理を可能とするクラウド型の取引管理サービス。既存サービスで培った強みや知見を活かして営業体制の強化や機能拡充に取り組んでいる。

product
Ask One

ナインアウト株式会社(2025年7月に完全子会社化)が提供するAIインターフェース。顧客との接点を営業機会に変えることを目的とし、販売強化に取り組んでいる。

成長ドライバー

  • 「Bill One」の有料契約件数が前年同期比31.9%増、MRRが同34.9%増と高成長を継続。営業体制強化とAIを活用した新機能開発が寄与
  • 「Sansan」の営業体制強化により契約件数が前年同期比14.0%増。中小規模の新規契約獲得が順調に進捗
  • クラウド請求書受領サービス市場が2024年度も前年比52.4%増と高成長を継続。インボイス制度・電子帳簿保存法対応需要の一巡後も市場拡大が持続
  • AI関連投資の世界的拡大を背景に、AX(AIトランスフォーメーション)領域でのデータインフラとしての価値訴求を強化。生成AI活用を前提とした機能開発を推進
  • 売上高成長に伴う売上総利益率の改善と人件費率・広告宣伝費率の低下により、調整後営業利益率が前期の約9.5%から約17.8%へ大幅改善
  • 「Contract One」やナインアウト社「Ask One」等の新サービスが前年同期比69.1%増と急拡大し、セグメント内の収益多様化が進展

リスク

  • 「Sansan」の直近12か月平均月次解約率が0.55%(前年同期比0.06pt増)と緩やかな上昇傾向にあり、顧客維持の継続的な取り組みが必要
  • 法人向け名刺管理サービス市場での85.8%のシェアを有する一方、AI活用による競合サービスの台頭リスク
  • 「Bill One」はインボイス制度・電子帳簿保存法対応需要の一巡後も成長を維持しているが、規制対応需要の剥落による成長鈍化リスク
  • 個人情報・企業情報を大量に取り扱うため、情報セキュリティインシデントが発生した場合の事業・信頼への影響が大きい
  • ナインアウト株式会社の完全子会社化(取得原価1,412百万円)等のM&A投資に伴うのれん償却負担および統合リスク
  • 2027年5月期の人件費は前年同期比約12%前後、広告宣伝費は約8%前後の増加を見込んでおり、投資拡大局面での費用コントロールが利益率に影響

最終更新: 2025年8月25日