バルテス・ホールディングス株式会社 logo

バルテス・ホールディングス株式会社

4442東証グロース情報通信業

バルテス・ホールディングス株式会社 logo
バルテス・ホールディングス株式会社4442

ソフトウェアテスト事業

グループ売上の約85%を占める主力事業。第三者ソフトウェアテスト専門サービスを提供。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客)10,173百万円9,073百万円
セグメント利益864百万円1,071百万円
セグメント利益率8.5%11.8%
セグメント資産3,263百万円2,908百万円
減価償却費54百万円21百万円
のれん償却額31百万円31百万円

事業詳細

製造業・ソフトウェアベンダー・金融機関等を主要顧客とし、テスト計画・設計・実行・レポートまでを第三者の中立的立場で提供する。エンタープライズ系(基幹システム・金融・医療・鉄道等)領域を最重点市場と位置づけ、PMO・QMOとして上流工程への関与や大型マイグレーション案件への参画を拡大。生成AIテスト設計ツール「TestScape」の社内正式運用開始やドキュメント解析AIツール「QuintSpect」のβ版リリースを通じ、AI活用による生産性向上と差別化を推進している。

直近の概況

売上高は前期比12.1%増と堅調拡大も、AI投資・償却増加でセグメント利益は19.3%減。

2026年3月期のソフトウェアテスト事業は、営業体制整備の効果により案件数が順調に増加し、外部顧客売上高は10,173百万円(前期比12.1%増)と堅調に推移した。一方、セグメント利益は864百万円(同19.3%減)と大幅に減少。要因は、TestScapeリリースに伴う償却開始・東京本社増床等の労務コスト以外の原価増加による売上総利益率低下に加え、新中期経営計画に沿った生成AIテストツール開発投資の積極推進。また、セグメント間内部売上高が前期の39百万円から72百万円へ拡大しており、グループ内開発取引の増加が開発事業の利益改善に寄与している。

主要プロダクト

service
ソフトウェアテストサービス

エンタープライズ系領域を中心に、PMO・QMOとしての上流工程関与や大型マイグレーション案件への参画を拡大。テストセンター型とオンサイト型の2提供形態、派遣・準委任・請負の3契約形態を有する。ISO/IEC/IEEE 29119準拠の成果物を提供し、フィリピン法人を通じたオフショア対応も可能。

service
品質コンサルティングサービス

PMO・QMOとして顧客の品質管理体制構築を支援。エンタープライズ系領域での大型案件における上流工程への関与拡大を通じ、案件の大型化と利益率向上に寄与している。

product
TestScape

ソフトウェアテスト専門事業者として積み上げた実績と独自のテスト進行基準「QUINTEE®」をベースに、仕様書・参考資料からテストケースを生成AIで自動作成。「テスト明細」「テストマップ」「機能確認動作一覧」等の中間生成物も作成し、テストケース作成過程・根拠の検証が可能。2026年3月期に社内正式運用を開始し、顧客案件での利用も拡大。

product
QuintSpect

正確性・理解性・視覚性・深層性・信頼性の5つの観点からドキュメントを分析し、スコアリングと改善提案を自動で行う。バルテスが長年培ってきたインスペクションノウハウを基盤とするAI技術により、高精度かつ効率的な品質診断を実現。2026年3月期にβ版リリース後、改良を重ねている。

platform
T-DASH / QualityTracker / AnyTest

T-DASHはコード不要で日本語テストケースから自動化スクリプトを生成するテスト自動化ツール。QualityTrackerはEVM採用のクラウドベーステスト進捗管理ツール。いずれも「人に依存しない」ビジネスモデル拡大に向けた知的財産投資の一環として展開。

service
バルカレ / バルデミー

バルカレは「企業向け講座」「オープン講座」「e-ラーニング」の3メニューで構成されるソフトウェアテスト教育サービス。バルデミーは現役テストエンジニアによる添削コンテンツを含む企業向けオンライン教育プログラム。業界全体の技術力向上と当社ブランド強化に寄与。

成長ドライバー

  • エンタープライズ系領域(金融・基幹システム・マイグレーション案件)の受注拡大継続
  • 営業体制整備・PM層/ハイレイヤー採用強化によるボトルネック解消効果の顕在化
  • 生成AIテストツール「TestScape」の社内正式運用開始・顧客案件への展開拡大による生産性向上と差別化
  • ドキュメント解析AIツール「QuintSpect」のβ版リリース後の機能改良・商用展開
  • DX推進・クラウド導入・AI活用拡大に伴うソフトウェアテスト需要の中長期的拡大
  • PMO・QMOとしての上流工程関与拡大による案件大型化と利益率向上

リスク

  • AI技術の進展による企業の開発内製化加速・労働集約型ビジネスの代替リスク(中長期)
  • 生成AIテストツール開発投資の拡大(3か年で12億円計画)に伴う販管費・原価増加による利益率低下リスク
  • TestScapeリリースに伴う償却費増加・東京本社増床等の固定費増加による売上総利益率低下リスク
  • PM層/ハイレイヤー・営業人員の不足が成長のボトルネックとなるリスク
  • 大型案件の顧客都合による突発的終了リスク
  • 競合他社によるAIテストツール開発への追随による技術的アドバンテージ喪失リスク
  • IT人材不足の深刻化による採用コスト上昇・人件費増加リスク

最終更新: 2026年6月23日