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ウイングアーク1st株式会社

4432東証プライム情報通信業

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データエンパワーメント事業(ウイングアーク1st株式会社 単一セグメント)

帳票・文書管理とデータ活用の2軸でDXを支援する国内SaaS企業

期間今期前期増減率
売上収益(第1四半期累計)7,806百万円7,314百万円
営業利益(第1四半期累計)2,167百万円2,097百万円
EBITDA(第1四半期累計)2,565百万円2,467百万円
親会社帰属四半期利益(第1四半期累計)1,559百万円1,466百万円
リカーリングレベニュー(第1四半期累計)5,509百万円4,676百万円
クラウド収益(第1四半期累計)1,999百万円1,450百万円
サブスクリプション収益(第1四半期累計)580百万円415百万円
ライセンス/サービス収益(第1四半期累計)2,297百万円2,638百万円
帳票・文書管理ソリューション売上収益(第1四半期累計)5,033百万円4,831百万円
データエンパワーメントソリューション売上収益(第1四半期累計)2,772百万円2,482百万円
営業活動によるキャッシュ・フロー(第1四半期累計)4,085百万円1,917百万円
現金及び現金同等物(期末)15,321百万円13,340百万円
通期売上収益予想34,300百万円30,945百万円(2025年2月期実績)
通期営業利益予想10,600百万円8,989百万円(2025年2月期実績)
通期EBITDA予想12,100百万円10,526百万円(2025年2月期実績)
基本的1株当たり四半期利益44.91円42.36円

事業詳細

当社グループは「データエンパワーメント事業」を単一セグメントとして運営。帳票市場シェア65.1%を誇る「SVF」を中核とした帳票・文書管理ソリューションと、BI・データ分析基盤の「Dr.Sum」「MotionBoard」を中心とするデータエンパワーメントソリューションの2区分で売上収益を開示。大企業・官公庁・自治体を主要顧客とし、保守・クラウド・サブスクリプションによるリカーリングビジネスモデルで収益の安定成長を実現している。

直近の概況

1Q売上収益6.7%増・リカーリング17.8%増で堅調スタート、自己株式取得も決議

2027年2月期第1四半期(2026年3月〜5月)は売上収益7,806百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益2,167百万円(同3.3%増)と増収増益。リカーリングレベニューは5,509百万円(同17.8%増)と高成長を維持し、特にクラウドが37.9%増、サブスクリプションが39.6%増と牽引。一方、ライセンス/サービスは受注タイミングのずれ等で12.9%減。営業CFは4,085百万円と前年同期比で大幅改善。後発事象として2026年7月14日取締役会で上限1,200,000株・30億円の自己株式取得を決議(取得期間:2026年8月〜2027年5月)。通期業績予想(売上収益34,300百万円、営業利益10,600百万円)に修正なし。

主要プロダクト

product
SVF(Super Visual Formade)

請求書・納品書等の帳票類の設計・運用を行うソフトウェア及びサービス。クラウドサービスは前年同期比36.4%増と好調。サブスクリプションは大企業を中心とした所有から利用へのシフトと公共ソリューション「Govlong」の本格計上により前年同期比36.6%増。一方、ライセンス/サービスは受注タイミングが第2四半期以降に偏ったことから前年同期比26.0%減。2027年2月期第1四半期売上収益は3,767百万円(前年同期比3.7%減)。

product
SVF Archiver / SVF Transact(旧invoiceAgent)

2026年4月より「invoiceAgent」をSVFブランドへ統合し、帳票保管を行う「SVF Archiver」と帳票流通を行う「SVF Transact」の2サブブランドに再編。ペーパーレス化による電子帳票管理需要が継続的に増加しており、クラウドサービスは前年同期比11.9%増、サブスクリプションは前年同期比18.9%増。2027年2月期第1四半期売上収益は698百万円(前年同期比15.5%増)。2026年6月よりSVF ArchiverにMCP対応のAIエージェント連携機能を追加。

platform
Dr.Sum

クラウド上でのデータ活用需要が旺盛で契約社数の増加を伴い成長。クラウドサービスは前年同期比19.4%増、サブスクリプションは公共ソリューション「Govlong」の本格計上により前年同期比133.9%増と大幅拡大。2027年2月期第1四半期売上収益は938百万円(前年同期比12.9%増)。

platform
MotionBoard

底堅いデータ活用需要を背景に堅調推移。保守は契約更新が順調で前年同期比10.5%増、サブスクリプションは成長トレンドを継続し前年同期比25.2%増。クラウドサービスは一部サービス終了により契約社数は減少したものの売上は前年同期比4.1%増。2027年2月期第1四半期売上収益は1,003百万円(前年同期比7.3%増)。

service
dejiren AI

2026年5月よりNTTデータ・ビズインテグラルの国産ERPパッケージ「Biz∫」とのデータ連携コネクタを提供開始。伝票登録業務の省力化と作業品質の平準化を実現し、経理業務におけるAI活用を促進。

service
Govlong(公共ソリューション)

2027年2月期第1四半期より売上計上が本格化。SVFのサブスクリプション(前年同期比36.6%増)およびDr.Sumのサブスクリプション(前年同期比133.9%増)の高成長を牽引。ガバメントクラウド移行や地方自治体の情報システム標準化需要を取り込む。

成長ドライバー

  • クラウドサービスの高成長継続(2027年2月期第1四半期クラウド収益前年同期比37.9%増の1,999百万円)
  • サブスクリプション契約の拡大(前年同期比39.6%増の580百万円)、大企業を中心とした所有から利用へのシフト
  • 公共ソリューション「Govlong」の本格売上計上開始によるDr.Sum・SVFサブスクリプションの急拡大
  • ウイングアークNEX株式会社の連結による自治体向けサービス拡充(BDS「その他」が前年同期比81.5%増)
  • AI機能の製品搭載加速(dejiren AI、SVF ArchiveのMCP対応等)による生成AI需要の取り込み
  • サイバートラスト社との協業によるデジタルトラスト基盤構築とグローバル基準準拠のトラストサービス展開
  • 企業向けIT市場の堅調な成長(2026年は前年比6.0%増見込み)とクラウド市場の高成長(同20.4%増見込み)
  • 官公庁・自治体分野でのガバメントクラウド移行・情報システム標準化・行政サービス高度化需要

リスク

  • ライセンス/サービス収益の減少傾向(2027年2月期第1四半期は前年同期比12.9%減の2,297百万円)、大型案件受注タイミングのずれリスク
  • 人件費・外注費の増加(人件費2,177百万円・前年同期比13.5%増、外注費850百万円・同14.0%増)による費用増圧力と営業利益率への影響
  • 中期経営目標(クラウド比率40%、リカーリング比率75%、EBITDA120億円、2027年2月期)に対し、第1四半期時点でクラウド比率25.6%・リカーリング比率70.6%と目標乖離が残存
  • 投資有価証券等の公正価値変動による包括利益の変動リスク(当第1四半期はOCI経由で1,258百万円の評価損)
  • 各国通商政策の変化・中国経済減速・中東情勢等の地政学リスクや為替変動による国内IT投資の鈍化リスク
  • 一部クラウドサービスの終了に伴う契約社数減少リスク(MotionBoardクラウドで一部サービス終了を確認)
  • 自己株式取得(上限30億円)実施による手元資金の減少と財務柔軟性への影響

最終更新: 2026年5月25日