クラシコ株式会社
442A・東証グロース・繊維製品
クラシコ株式会社
442A・東証グロース・繊維製品
商品原価の変動リスク
商品の多くを海外取引先・商社から仕入れているため、為替相場の変動、人件費・原材料・輸送費の高騰が原価を押し上げるリスクがある。原価率低減策が想定通りに実行できない場合も業績に直接影響する。対応策として生産計画の高度化、第三国での生産拡大、適切な価格転嫁を実施している。
商社との預かり在庫リスク
一部商社との仕入取引において製造後一定期間の預かり期間を設ける商慣行を採用しており、当事業年度末時点で債務として認識していない預かり在庫が169,589千円存在する。商品消化が滞留した場合、将来発生する潜在的な債務が拡大し財政状態に影響を及ぼす可能性がある。生産ロット拡大による原価低減と事務効率改善を目的とした取引形態であるが、在庫消化状況の管理が重要となる。
その他の関係会社への依存
株式会社エランは発行済株式総数の28.15%を保有する筆頭株主であり、当事業年度の売上高の38.5%が同社との取引に起因する。同社の経営方針・事業戦略の変更や株式保有方針の変更により、将来的に競合関係が生じる可能性や売上の大幅減少リスクが存在する。当社は国内ECや海外展開の強化により過度な依存状態の解消を図っているが、中期的な影響度は大きい。
海外事業リスク
台湾・中国・マレーシア・タイ・フィリピン・シンガポール・香港・中東6カ国で事業を展開しており、各国の法的規制・商慣習・政府規制への対応が必要である。政治・社会情勢の変化や為替変動に加え、海外向け商品開発・在庫投資・広告宣伝費等の先行投資リスクも存在する。効率的な先行投資の実施や現地法令対応、海外人材の育成・採用により対処しているが、リスク顕在化時の業績影響は大きい。
競合激化リスク
メディカルアパレル市場への新規参入企業の増加や、当社の技術力を上回る国内外企業の出現により競争が激化する可能性がある。競争力を維持できない場合や顧客が競合他社商品を選択した場合、売上高の減少につながる。当社は商品企画力・開発力・販売力の向上と既存顧客との関係強化により競争優位性の維持に努めている。
在庫管理リスク
スクラブ・白衣はユニフォームとしての性格からトレンド変動の影響は受けにくいものの、顧客ニーズの変化や商品投入タイミングの誤りにより販売数量予測が外れた場合、長期滞留在庫が発生し棚卸資産評価損の計上や欠品による機会損失が生じる可能性がある。業務管理システムと外部倉庫を活用した適正在庫管理を実施しているが、海外展開拡大に伴い在庫管理の複雑性が増している。
特定仕入先への依存
2025年1月にMNインターファッション株式会社と資本業務提携に関わる覚書を締結しており、当事業年度における委託先全体の仕入金額のうち約34%が同社からの仕入となっている。資本業務提携以降、同社への仕入割合が大幅に増加する可能性があり、同社との取引が継続できなくなった場合の調達リスクが高まる。複数の代替仕入先を確保することでリスク低減を図っているが、依存度上昇への注視が必要である。
個人情報漏洩リスク
顧客情報・個人情報等の重要情報を保有しており、人的オペレーションのミスやその他予期せぬ要因による情報漏洩が発生した場合、損害賠償責任に基づく費用負担や社会的信用の失墜による取引縮小が生じる可能性がある。個人情報保護規程・情報セキュリティ規程の整備、アクセス管理の徹底、役職員への定期的な教育を実施して対応している。
特定人物への依存リスク
代表取締役社長の大和新氏は創業者として発行済株式総数の32.87%を保有する大株主であり、経営戦略・事業戦略において重要な役割を担っている。同氏が業務継続困難となった場合や保有株式が大量売却された場合、経営の継続性と株価形成に重大な影響を及ぼす可能性がある。役員・社員への情報共有と権限委譲を進め、過度な依存を避ける経営体制の整備を進めている。
業績の季節変動
毎年2月〜4月は医療機関の人材入れ替えで需要が高まる一方、11月〜1月は買い控えにより需要が低下する季節性がある。当事業年度の第1四半期(11月〜1月)の営業損失は160,121千円に達しており、特定四半期の業績のみで通期見通しを判断することは困難である。患者衣lifteなど一部商材の売上計上時期が特定四半期に集中することも変動要因となっている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月27日

