クラシコ株式会社
442A・東証グロース・繊維製品
クラシコ株式会社
442A・東証グロース・繊維製品
事業内容
クラシコ株式会社は「医療現場に、感性を。」をミッションに掲げ、2008年に設立された医療従事者向けメディカルアパレルの専業企画・販売会社。白衣・スクラブ・患者衣・周辺小物を主力商品とし、国内EC・直営店舗(丸の内・大阪・名古屋・横浜の4店舗)・国内法人・海外の4チャネルで展開する。
主要顧客は医師・看護師等の医療従事者で、エランとの資本業務提携を通じた患者衣「lifte」の病院向け展開も加速。2025年11月に東京証券取引所グロース市場へ上場し、国内外での成長フェーズに入っている。
ビジネスモデル
生産設備を持たないファブレス型で、国内繊維メーカーとの共同素材開発により高付加価値商品を企画・仕入れ、複数チャネルで販売する。国内ECと直営4店舗でエンドユーザーと直接接点を持ちながら顧客データを蓄積し、リピート率51.0%(累計F2転換率)を背景にLTV最大化を図る。
患者衣「lifte」はエランへの卸販売を通じて病院に展開。2025年10月期の売上総利益率は52.6%。
企業の強み
北陸を中心とした国内素材トップメーカーとの共同開発により、工業用洗濯耐久性・着心地・機能性・デザイン性を高次元で両立した独自素材を実現。2025年10月期の売上総利益率は52.6%(売上総利益1,908,796千円)と高水準を維持しており、模倣困難な素材開発ノウハウが競争優位の源泉となっている。
エランとの資本業務提携(2020年3月)を通じて共同開発した患者衣「lifte」は、2025年10月期のエラン向け売上高が1,396,952千円(前期比38.1%増)に達し、総売上高の38.5%を占める主力収益源に成長。導入施設数は全国で急増しており、入院セット潜在需要施設数に対する開拓余地も大きい。
自社ECサイトと直営4店舗を通じてエンドユーザーと直接接点を持ち、購買データを蓄積。累計F2転換率(リピート率)は51.0%(2025年10月末現在)を達成しており、グローバル会員数は11.1万人に到達。顧客ロイヤリティの高さがLTV最大化戦略の基盤となっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2025年10月期通期は売上高3,632百万円・営業利益165百万円と増収増益を達成したが、2026年10月期中間期(2025年11月〜2026年4月)は売上高1,560百万円(前年同期比7.9%減)、営業損失188百万円、経常損失194百万円、中間純損失197百万円と大幅に悪化。国内法人販売が下期偏重の納品計画となったことが主因。
外部環境として診療報酬・介護報酬のプラス改定は中長期的な需要押し上げ要因だが、当中間期の業績改善には寄与しなかった。通期予想は売上高4,250百万円(前期比17.0%増)・営業利益233百万円(同41.8%増)で変更なし。
成長戦略
国内成長・海外展開・利益率向上の3軸戦略で持続的成長を追求
2025年12月より楽天市場およびAmazonに公式ストアを開設し、エントリーモデル「PACKシリーズ」を中心にこれまで接点が小さかった新規顧客層へのリーチを強化。DtoCチャネルの多様化により顧客基盤の拡大を図る。
2025年11月に米国・カナダ・オーストラリア向け公式オンラインストアをオープンし、海外展開国・地域を17に拡大。グローバルな医療従事者向け需要の取り込みを加速する。
エラン社等の商社を通じた患者衣「lifte」の医療機関への導入を継続拡大。2025年10月期のエラン向け売上高は1,397百万円(前期比38.1%増)と急成長しており、導入施設数の積み上げによる安定的な収益基盤の構築を目指す。
海外検品シフトや仕入先集約等を通じた原価低減施策を推進。高い売上総利益率(中間期52.2%)の維持・向上を図り、販管費増加を吸収できる収益構造の確立を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

