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株式会社ボードルア

4413東証プライム情報通信業

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事業内容

株式会社ボードルアは、サーバー・ネットワーク・セキュリティ・クラウドを中心とするITインフラストラクチャ分野に特化した事業会社。ITコンサルティング、マルチベンダー構築支援、マネージドサービス、クラウド基盤導入支援を一気通貫で提供する。

主要顧客は日経225/400/500採用企業または売上500百万円以上のエンタープライズ企業であり、IT通信・金融・流通・医療・官公庁など幅広い業種に対応。2021年11月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場し、M&Aも活用しながら事業基盤を拡大している。

IDC Japan予測によれば国内ITインフラストラクチャサービス市場は2028年に2兆4,619百万円規模に達する見込みであり、同社はその成長市場の専門プレイヤーとして位置づけられる。

ビジネスモデル

売上はフロー型(プロジェクト単発の設計・構築・コンサル)とストック型(月額継続の保守運用)に大別される。単体ベースでは2025年2月期にフロー型3,811百万円・ストック型3,398百万円と両輪が拡大。

フロー型案件が保守運用フェーズへ移行してストック型に転換し、ストック型の日常対応が新たなフロー型案件を生む循環構造を持つ。エンタープライズ顧客への深耕により案件単価・採算性が向上し、先端技術分野(クラウド・セキュリティ・SDN等)への注力が高い売上総利益率(36.6%)を支えている。

企業の強み

売上高は2023期5,244百万円→2024期7,330百万円→2025期11,650百万円→2026期17,423百万円と急拡大。2025期・2026期の営業利益成長率はそれぞれ55.2%・37.8%を記録し、2026期営業利益率は19.5%(IFRS基準2025期は21.1%)と高水準を維持している。

CCNA資格保有者882名・CCNP資格保有者388名(2025年2月現在)を擁し、SDN・セキュリティ・ロードバランサー・クラウド等の先端技術分野に特化。先端技術売上は2021期1,370百万円から2025期4,559百万円へ年率20%超で成長しており、専門性の高さが競争優位の源泉となっている。

単体ベースのストック型売上は2020期1,543百万円から2025期3,398百万円へ毎期増加。1年以上継続契約が年々拡大しており、システムが稼働し続ける限り保守運用需要が継続する構造的な安定性を持つ。フロー型との相互循環により収益の持続性が高い。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期通期業績予想(売上収益23,500百万円、営業利益4,409百万円)に対し、第1四半期の売上収益5,407百万円は進捗率23.0%、営業利益846百万円は同19.2%。売上は概ね四半期均等ペースだが、営業利益の進捗はやや低め。

通期予想に変更はなく、下期偏重の収益構造が想定されているとみられる。市場環境として企業のIT・DX投資が堅調に推移しており、上振れ余地があるか後続四半期の動向が焦点となる。

第1四半期末の非流動社債及び借入金は2,353百万円と前期末(1,285百万円)から約83%増加。M&A戦略の継続に伴う有利子負債の拡大が財務レバレッジを高めており、親会社所有者帰属持分比率は55.0%から52.6%へ低下。

のれん残高は4,936百万円と資産合計の32%を占める。金利上昇局面(外部要因)での調達コスト増加リスクと、M&A先の収益貢献度の検証が引き続き重要な監視項目となる。

後発事象として2026年6月30日付で第7回新株予約権(8,394個、対象株式839,400株、行使価格2,394円)を割り当て。行使条件はEBITDAが7,451百万円超過(2029年2月期または2030年2月期)であり、現在の成長軌道が継続すれば達成可能な水準とみられる。

発行済株式数(32,148,708株)に対する希薄化率は約2.6%。従業員・子会社向けのインセンティブ設計として人材定着に寄与する一方、既存株主への希薄化影響を注視する必要がある。

成長戦略

エンタープライズ深耕・先端技術強化・M&Aの三位一体で高成長を継続

日経225/400/500採用企業または売上500百万円以上の大手顧客との関係強化により安定的な収益を確保。第1四半期においても案件獲得の向上と既存大手顧客との関係強化を推進し、売上収益60.8%増に貢献。

クラウド、ロードバランサー、セキュリティ、ワイヤレス、ネットワーク仮想化の先端技術領域への対応力を継続強化。AI活用拡大・クラウド普及・サイバーセキュリティ高度化を背景とするITインフラ投資需要の拡大を取り込む。

若手エンジニアの早期育成を実現する社内研修と技術ステップに応じたアサイン設計を継続。第1四半期においても質の高いサービス提供を維持し、高い営業利益率(15.6%)の確保に寄与している。

2026年2月期に4社を新規連結化するなどM&Aを積極活用。第1四半期末ののれん残高は4,936百万円(資産合計の32%)。非流動借入金が前期末比約83%増加しており、M&A資金調達が継続していることが示唆される。

2026年6月30日付で第7回新株予約権(対象株式839,400株、行使価格2,394円)を割り当て。行使条件はEBITDA7,451百万円超過(2029年2月期または2030年2月期)であり、中長期的な業績向上と人材定着を連動させるインセンティブ設計。

最終更新: 2026年7月17日