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@property事業(単一セグメント)

不動産DXクラウドサービスを核とする単一セグメント事業

期間今期前期増減率
連結売上高(通期実績・2026年3月期)3,721百万円3,320百万円
連結営業利益(通期実績・2026年3月期)1,112百万円937百万円
連結営業利益率(通期実績・2026年3月期)29.9%28.2%
クラウドサービス売上高(通期実績・2026年3月期)1,959百万円1,798百万円
ソリューションサービス売上高(通期実績・2026年3月期)1,231百万円1,071百万円
新規サービス売上高(通期実績・2026年3月期)306百万円209百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(通期実績・2026年3月期)716百万円634百万円
自己資本比率(2026年3月期末)71.4%79.6%
1株当たり当期純利益(2026年3月期)60.77円54.10円

事業詳細

プロパティデータバンクグループは「@property」を中心とした不動産・施設運用管理クラウドサービスを主力とする単一セグメントで事業展開。REIT・ファンド、一般事業会社等を顧客とし、登録棟数に応じた月額課金のストック型クラウドサービスと、導入コンサル・カスタマイズ等のフロー型ソリューションサービスの二本柱で収益を構成。連結子会社3社(プロパティデータテクノス、プロパティデータサイエンス、リーボ)を含む「PDB-Platform」として不動産DXをIaaSからSaaSまで一気通貫でカバーする体制を構築している。

直近の概況

2026年3月期は売上高・営業利益ともに過去最高を更新し、大規模自己株式取得も実施

2026年3月期通期は売上高3,721百万円(前期比12.1%増)、営業利益1,112百万円(同18.8%増)、経常利益1,127百万円(同20.1%増)と全利益項目で二桁成長を達成。クラウドサービスは大型案件と中小型案件の両輪で9.0%増、ソリューションサービスも15.0%増と回復。新規サービスは46.3%増と高成長。一方、財務活動では自己株式を約1,194百万円取得し、自己資本比率は79.6%から71.4%に低下。2027年3月期予想は売上高4,200百万円(12.9%増)、営業利益1,340百万円(20.5%増)。新中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)の初年度として、クラウド中心の収益拡大と収益性向上を推進する方針。

主要プロダクト

product
@property(クラウドサービス)

REIT・ファンド、多数の不動産を所有する一般事業会社等のDXニーズを捉えたストック型クラウドサービス。2026年3月期のクラウドサービス売上高は1,959百万円(前期比9.0%増)。大型案件への取組と中小型案件の積み重ねにより安定拡大を継続。

platform
PDB-Platform

PDB SaaS(@property、@commerce、@knowledge、@iwms、@cmms)とPDB Connect(PaaS/IaaS)で構成。製造業・小売業など従来の不動産オーナー以外への顧客層拡大を推進。@knowledgeは大幅リニューアルを実施。

product
@cmms / @iwms

「@property」を発展的に拡大したBIM連携可能な設備メンテナンスDX「@cmms」とワークプレイス運用DX「@iwms」。2026年3月期は複数顧客から売上を計上し顧客層が拡大。ソリューションサービス部分は新規サービスに分類。

service
ソリューションサービス

プロパティデータバンク単体のソリューションサービス売上高は2026年3月期1,231百万円(前期比15.0%増)。フロー型のため個別案件依存度が高いが、当期は前期比増収を達成。

service
グループ会社サービス(テクノス・サイエンス・リーボ)

プロパティデータテクノスは売上高204百万円(前期比12.2%減)。プロパティデータサイエンスはデータサイエンス大型案件を計上し売上高36百万円(前期比32.4%増)。新規サービス(リーボ含む)は306百万円(前期比46.3%増)と大幅拡大。

成長ドライバー

  • 不動産分野のDX化遅延を背景とした旺盛なクラウドサービス需要の継続(他業界比較で相対的に遅れており、ニーズは力強い状況)
  • 大型案件への取組と中小型案件の積み重ねによるクラウドサービス売上の安定拡大(2026年3月期前期比9.0%増)
  • 新規サービス(リーボ含む)の大幅拡大(前期比46.3%増)および@knowledge・@cmmsの複数顧客獲得による顧客層拡大
  • 製造業・小売業など従来の不動産オーナー以外への顧客層拡大による市場開拓
  • 新中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)に基づくクラウド中心の収益拡大および収益性向上の推進
  • AI技術の進展・データ活用ニーズの拡大・インフラの多様化を踏まえた既存サービス強化と新サービス展開

リスク

  • フロー型売上(ソリューションサービス)は個別案件依存度が高く、収益基盤が不安定になりやすい
  • 大規模自己株式取得(約1,194百万円)により自己資本比率が79.6%から71.4%に低下し、財務的な余裕度が縮小
  • 法人税等の支払額が前期74百万円から500百万円へ大幅増加し、営業キャッシュ・フローが1,277百万円から712百万円に減少
  • 地政学リスクや海外経済等のマクロ的不透明感が顧客企業のDX投資判断に影響を与える可能性
  • プロパティデータテクノスの売上高が前期比12.2%減と低調であり、グループ内の収益貢献が限定的
  • 持分法による投資損失が前期1百万円から4百万円に拡大しており、関連会社の業績動向に注視が必要

最終更新: 2026年6月23日