事業内容
株式会社SIGグループは、当社および連結子会社4社で構成される独立系ITサービスグループ。公共(共済・年金・国民健康保険)、電力、製造(半導体・電子部品実装)、通信、金融、文教、ヘルスケア、モビリティなど社会インフラ領域を中心に、システム開発からITインフラ構築・セキュリティサービスまでを一体的に提供する。
主要顧客はテプコシステムズ(売上高比11.7%)、日本電気(同10.3%)、日立製作所(同9.7%)など大手SIer・インフラ企業。2026年3月期の売上高は10,877百万円に達し、2022年3月期比で約2.2倍に成長している。
ビジネスモデル
労務費・外注費を主要コストとする人月型ITサービスを基本収益構造とし、人員数の増加が売上増に直結する。売上高営業利益率7%以上を経営目標に掲げ、稼働率管理で利益率を維持する。
M&Aによる事業領域・人材の拡充と、AWSアドバンストティアパートナー資格を活用したクラウドソリューション、セキュリティ診断・CSIRT運用支援等の高付加価値サービスへのシフトで収益性向上を図る。
企業の強み
公共・電力・製造・通信・金融等のミッションクリティカル領域において長年の顧客関係を構築。テプコシステムズ・NEC・日立製作所の上位3社だけで売上高の約31.7%を占める安定した顧客基盤を有し、制度変更対応やクラウド移行等の継続的需要を取り込んでいる。
2013年よりAWSによるシステム構築を開始し、現在はアドバンストティアサービスパートナーとして設計・構築・運用まで一貫提供。2019年にクラウドビジネスセンター(横浜)を開設し、2022年よりMicrosoft Azure領域にも拡大。
セキュリティ診断・ペネトレーションテスト・CSIRT運用支援等の高度専門サービスも展開している。
2022年以降、株式会社Y.C.O.、株式会社アクト・インフォメーション・サービス、ユー・アイ・ソリューションズ株式会社、株式会社エイ・クリエイションと複数のM&Aを実施。直近では2025年3月子会社化のエイ・クリエイションが2026年3月期のシステム開発売上高(前期比30.9%増)に通期寄与し、グループの事業規模拡大を牽引した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期4,916百万円から2026年3月期10,877百万円へと5期で2.2倍に拡大。成長率は2025年3月期27.0%増から2026年3月期24.0%増へとやや鈍化した。
営業利益は751百万円(前期比28.7%増)、売上高営業利益率は6.9%(前期6.7%)と改善傾向が継続。外部要因としてDX・クラウド・生成AI関連のICT投資需要が高水準で推移したことが増収を後押しした。
純利益は482百万円(同0.4%増)と横ばいにとどまり、前期の特別利益(子会社株式売却益54百万円)の剥落と法人税等の増加が影響した。2027年3月期予想は売上高12,000百万円(同10.3%増)、営業利益800百万円(同6.5%増)と成長継続を見込む。
成長戦略
2030年長期ビジョン第2フェーズ最終年として売上成長と収益性向上の両立を推進
前連結会計年度末に子会社化した株式会社エイ・クリエイションが2026年3月期に通期寄与し、システム開発売上高の前期比30.9%増に貢献。引き続きM&Aを通じた人材・技術・顧客基盤の拡充を成長手段として活用し、グループシナジーの最大化を図る。
AWSアドバンストティアパートナー資格を活用したクラウドビジネスセンターを中心に、クラウド・セキュリティ・生成AI分野での提案力を強化。企業のICT投資がDX関連を中心に高度化・多様化する市場環境を背景に、新規受注の獲得を継続的に推進する。
インフラ・セキュリティサービス売上高は2026年3月期に3,081百万円(前期比9.6%増)を達成。エネルギー系需要増加等を取り込みながら体制強化を継続し、システム開発との相互補完によるワンストップ提供力を高める。
2026年3月期を第2フェーズ最終年と位置づけ、売上成長と収益性向上の両立を実現し次期成長フェーズへの基盤を完成させる。2027年3月期は売上高12,000百万円・営業利益800百万円・当期純利益505百万円を目標とし、持続的な利益成長モデルを確立する。
最終更新: 2026年7月19日

