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HEROZ株式会社

4382東証スタンダード情報通信業

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HEROZ株式会社4382

事業内容

HEROZは将棋AI開発で培った機械学習・深層学習技術を基盤に、個人向けには「将棋ウォーズ」等のBtoCサービスを、企業向けにはAIソリューション・生成AIアシスタントSaaS「HEROZ ASK」等のBtoBサービスをAIX事業として展開する。加えて、子会社バリオセキュアが中堅・中小企業向けにネットワークセキュリティのマネージドサービスをAI Security事業として提供する。

グループ会社にはエーアイスクエア(コンタクトセンターAI)、ティファナ・ドットコム(AIさくらさん)、VOIQ(インサイドセールス支援)等があり、AI・SaaS・セキュリティ領域で事業ポートフォリオを構成している。

ビジネスモデル

BtoCでは将棋ウォーズ等のアプリ内課金(例:棋神5手160円)が収益源。BtoBではAIシステム構築時の初期設定フィーと運用継続フィーによるストック型収益に加え、HEROZ ASKのSaaS型ARRが拡大中。

AI Security事業ではバリオセキュアが月額固定のセキュリティBPOサービスを提供し、売上収益の87.6%がリカーリング収益となっている。フロー収入とストック収入を組み合わせ、事業拡大に伴う収益基盤の安定化を図る構造。

企業の強み

生成AIアシスタントSaaS「HEROZ ASK」は2024年5月正式リリース後、累計契約顧客数が2026年4月末時点で約430社に拡大し、ARRは2025年10月に1億円、2026年4月に2億円を突破した。RAG機能・AIエージェントビルダー・MCP連携等の継続的な機能拡張により競争力を強化している。

バリオセキュア第11期(2026年2月期)において、セキュリティBPOサービスによるリカーリング収益比率は87.6%に達し、解約率は0.71%と低水準を維持。全国47都道府県に7,651拠点(VSR設置拠点数)の実績を有し、創業以来25年蓄積した運用ノウハウが積み上げ型ビジネスモデルの安定性を支えている。

主力アプリ「将棋ウォーズ」は会員数800万人以上を誇る世界最大のスマートフォン将棋ゲームアプリ(日本将棋連盟公認)であり、2025年12月に通算対局数11億局を突破。スプリントモード・シーズンパス等の新コンテンツにより、MAU・対局数の増加が継続している。

エンヴァリスの着眼点

当第1四半期は売上高1,643百万円(+8.5%)、営業利益180百万円(+52.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益32百万円(前年同期は11百万円の損失)と大幅改善。一方、2027年4月期通期の親会社株主に帰属する当期純利益予想は300百万円で前期比△20.2%の減益予想であり、M&A関連費用やのれん償却増加等のコスト増を織り込んでいる点は投資家として注視すべき。

AKMコンサルティング(2026年5月連結子会社化)、バリオセキュア(2026年6月完全子会社化)と短期間で複数のM&Aを実施し、のれんは前期末1,789百万円から1,856百万円に増加。M&A関連費用の発生により販管費は前年同期比+16.7%となった。

事業シナジー実現の進捗とのれんの減損リスクの両面を継続的にモニタリングする必要がある。

HEROZ BtoBの売上高は共創型伴走支援(BEM)の稼働率向上等により前年同期比+101.3%と大幅成長、稼働案件数も+26.8%。AI Security事業も堅調に推移し、セグメント利益は前年同期を上回った。

AIX事業とAI Security事業の両輪でセグメント利益合計は506百万円(前年同期383百万円)に拡大しており、全社費用調整後の営業利益成長を牽引している。

成長戦略

AI BPaaS戦略のもとASK Cowork展開とセキュリティAIエージェント化を推進

生成AI・AIエージェントを駆使した大幅自動化Workの提供により、既存の「ASK」でも「BPO」でも届かない新領域を獲得し社会全体への価値提供を目指す。

「AI Security Cowork」として侵入防止・被害抑止・運用支援の3領域で新カテゴリ確立を推進。完全子会社化によりガバナンス・営業・開発面のシナジー創出体制を整備中。

スタートアップ向けバックオフィスBPOの高利益率・専門知識と当社AI技術を融合し、次世代「AI BPaaSプロダクト」の共同開発を推進、BPO業務の圧倒的効率化を目指す。

子会社エキストラがAI研修事業を譲り受け、研修コンテンツと自社AI技術・プロダクトを融合させ、企業のAIトランスフォーメーション支援の入口として活用する。

最終更新: 2026年9月11日