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株式会社くふうカンパニー

4376東証グロース情報通信業

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株式会社くふうカンパニー4376

事業内容

株式会社くふうカンパニーホールディングス(旧㈱くふうカンパニー)は、「くふうで暮らしにひらめきを」を経営理念に掲げ、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」や家計簿アプリ「Zaim」等の日常生活デジタルサービス(毎日の暮らし事業)、住まいFC・相談カウンター・ウェディングサービス(ライフイベント事業)、子ども向けアプリ「ごっこランド」や富裕層向けコンサルティング等の多様な事業子会社群(投資・インキュベーション事業)の3セグメントを展開する。連結子会社16社・持分法非適用関連会社1社で構成され、東京証券取引所グロース市場に上場。

2025年9月期の連結売上高は14,110百万円。

ビジネスモデル

毎日の暮らし事業では小売店舗等の事業パートナーへの有料掲載・SaaS型課金で収益を得る。ライフイベント事業では住まいFC加盟店からのロイヤルティ・相談カウンター経由の成約手数料・ウェディングサービス収入が主収益源。

投資・インキュベーション事業ではアプリ課金・コンサルティングフィー・キャピタルゲインを組み合わせる。EBITDAを重要指標に位置付け、グループ共通ユーザーIDによるクロスセルでLTV向上を目指す。

企業の強み

2025年9月期において、毎日の暮らし事業は売上高8.8%減ながら営業利益3.7%増、ライフイベント事業は売上高6.7%減ながら営業利益3.4%増を達成。事業統廃合・不採算事業整理・組織再編によるコスト削減が利益率改善に直結しており、収益構造の転換が数値として確認できる。

日常消費(トクバイ・Zaim)から住まいFC・相談・ウェディング、子ども向けアプリ・富裕層コンサルまで、生活者のあらゆるシーンをカバーする事業群を保有。2025年9月期のセグメント別売上高はライフイベント8,533百万円、投資・インキュベーション2,915百万円、毎日の暮らし2,763百万円と分散されており、単一事業依存リスクを低減している。

2025年9月期末の現金及び現金同等物は7,404百万円を確保。総資産16,485百万円に対し純資産9,635百万円(自己資本比率約58%)と財務基盤は堅固。取引銀行との当座貸越契約等も締結しており、M&A・新規投資に向けた機動的な資金活用余地を維持している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期の親会社株主帰属純利益414百万円は、営業利益の改善(+184百万円)に加え、解約清算金303百万円・訂正関連費用引当金戻入益45百万円等の特別利益356百万円が大きく寄与している。経常利益ベースでの改善(+271百万円)は実力値に近いが、特別利益を除いた実力純利益水準の確認が重要。

通期営業利益予想1,000百万円に対し中間期進捗率は38.5%であり、下期の上積みが求められる。

グループ最大収益セグメントのライフイベント事業は売上高+3.4%の一方、営業利益は231百万円(前年同期比△32.1%)と大幅減益。住まいFC事業の売上伸び悩みと新規相談カウンター出店コストが利益を圧迫している。

投資・インキュベーション事業も前年同期のSeven Signatures International大型案件の反動で営業利益113百万円(同△50.7%)と半減。アトリエはるか連結効果が売上に寄与した一方、利益貢献は限定的であった。

通期売上高予想17,000百万円(前期比+20.5%)に対し中間期実績は7,361百万円(進捗率43.3%)。下期に9,639百万円の売上高が必要であり、前年同期(7,236百万円推計)比で約33%の増収が求められる計算となる。

アトリエはるかの通期寄与・住まい相談カウンターの出店効果・ウェディング事業の伸長が下期業績の鍵を握る。中東情勢に伴う原材料価格高騰・資材供給遅延の影響については会社側も合理的な見積もりが困難としており、外部要因として下振れリスクとして注視が必要。

成長戦略

M&A・共通ID・AI活用・カウンター出店拡大による生活領域の網羅的支援と企業価値向上

新規相談カウンターの着実な出店を継続し、売上高・対応エリアの拡大を推進。2026年9月期中間期においてライフイベント事業の売上高は前年同期比+3.4%と増収を確保しており、出店効果が売上に寄与している。

国内カジュアルウェディング事業のサービス展開(レンタルドレスショップ・ロケーションフォト等)が新規顧客層の獲得に貢献し、2026年9月期中間期においてウェディング事業は売上高・利益ともに伸長した。

株式会社アトリエはるか(美容サロン「アトリエはるか」)を連結子会社化し、2026年9月期第2四半期から損益連結を開始。投資・インキュベーション事業の売上高を前年同期比+25.5%に押し上げ、のれん132百万円が発生。

株式会社くふうしずおかの全事業を株式会社くふうカンパニーに譲渡し、グループの事業効率向上を図る施策を実施。不採算・重複事業の整理によりリソースを成長領域に集中させる方針。

くふうトクバイにおける主要業態での定額課金店舗数の増加を推進し、売上高の再成長に向けた取り組みを強化。2026年9月期中間期は売上高1,383百万円(前年同期比△3.3%)と依然減収だが、営業利益468百万円(同+36.3%)と収益性は大幅改善。

グループ共通IDの導入を通じたワンストップサービス実現によるクロスセル強化と、AI技術を活用したサービス開発強化によるユーザー利便性向上・付加価値向上を推進。現時点での具体的な業績貢献は短信上では確認できない。

最終更新: 2026年7月17日