事業内容
株式会社コアコンセプト・テクノロジーは、「テクノロジーと人の力で産業のサステナブルな発展に貢献します」をパーパスに掲げ、主に製造業・建設業・物流業向けのDX支援と、大手SIer・コンサルティングファーム・事業会社向けのIT人材調達支援を展開する。DX支援では独自メソドロジー「CCT-DX Method」とDX開発基盤「Orizuru」を活用し、構想策定から内製化支援まで一気通貫で伴走する。
IT人材調達支援では中小IT企業との広範なビジネスパートナーネットワーク「Ohgi」を活用し、顧客の需要に迅速に対応する。売上高500億円以上の大企業・中堅企業が顧客の中心であり、製造業・建設業・運輸倉庫業等で売上高の約9割を占める。
2025年3月期の売上高は20,878百万円、営業利益は2,202百万円。
ビジネスモデル
売上高の約6割を外注費が占める構造のもと、「Ohgi」ネットワークを活用して自社従業員数を超えた案件受注を実現する。一次請け案件が約6割を占め、事業会社からのDX支援が主体。
残り約4割は大手SIer等からの二次請けIT人材調達支援。既存顧客リピート率約9割の安定基盤を持ち、準委任契約(約9割)・短期契約細分化によりプロジェクトリスクを管理しながら収益を積み上げる。
企業の強み
創業以来、形状認識・3Dグラフィックス・AI・IoT・CAD/CAM/PLM/MES・BIM/CIMを深化させ、製造現場のオペレーションに精通したPM・エンジニアを多数擁する。「AIを活用すべき業務と活用しない方が良い業務の峻別」や既存設備へのカスタマイズ対応(レトロフィット)が可能な点が競合との差別化要因となっている。
創業以来構築した中小IT企業との広範なビジネスパートナーネットワーク「Ohgi」を活用し、売上高に占める外注費比率は約6割。ITエンジニア需給が逼迫する環境下で、従業員数を超えた案件受注と事業レバレッジを実現するとともに、事業環境悪化時には外注費削減で財務レジリエンスを確保する構造を持つ。
売上高に占める既存顧客比率は約9割。ストック型ビジネスではないものの、DX支援から内製化完了後のIT人材調達支援へとサービスがシフトしながら取引が継続する構造により、安定的なリピート受注が高成長のベースとなっている。
2023期から2025期にかけて売上高は15,921百万円から20,878百万円へ拡大した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期7,801百万円→2025期20,878百万円と5期で2.7倍に拡大したが、成長率は2022期+55.3%から2025期+8.9%へ鈍化。2026年12月期第1四半期は売上高5,438百万円(前年同期比+7.9%)、営業利益599百万円(同+0.1%)と増収・営業利益横ばい。
親会社株主帰属四半期純利益は信託型ストックオプション関連損失297百万円(税務上損金不算入)の計上により139百万円(同▲66.4%)と大幅減少したが、一時的要因。通期予想は売上高23,000百万円(+10.2%)、営業利益2,430百万円(+10.4%)と据え置き。
DX市場の拡大(外部要因)と「Ohgi」活用によるDX支援の二桁成長(+12.3%)が牽引役。販管費の増加ペースが売上成長率を上回る点が利益率改善の制約要因。
成長戦略
製造・建設・物流DXの深耕とOhgiネットワーク拡大による案件・人材の好循環拡大
製造業・建設業・物流業を中心とした大企業の全社横断的DX投資加速を取り込み、AI・3D技術を活用した高付加価値提案で一次請け比率を維持。2026年12月期第1四半期のDX支援売上高は前年同期比+12.3%と二桁成長を継続中。
中小IT企業・エンジニアのデータベース「Ohgi」を活用し、ITエンジニア需給逼迫環境下での迅速な人材調達力を強化。BPO市場の拡大も追い風として、IT人材調達支援の安定成長(2026年12月期第1四半期:前年同期比+3.9%)を維持。
組織改編を通じた営業活動量の増加とパートナー企業との関係性強化によりリード数を拡大。既存顧客リピート率約9割の基盤を活かしたアップセル・クロスセルで顧客単価の向上を図る。
2026年12月期の年間配当予想を前期19円から21円へ増額。2026年12月期第1四半期に352百万円の自己株式取得を実施し、株主還元を積極化。配当予想に変更なし(2026年2月13日公表値を維持)。
最終更新: 2026年7月17日

