事業内容
株式会社ユークスは1993年創業、東京証券取引所スタンダード市場上場のデジタルコンテンツ企業。家庭用・業務用ゲーム機向けソフト開発、パチンコ・パチスロ向け映像開発、XR(拡張現実)技術を活用したライブ制作、モバイルコンテンツ開発を主要事業とする。
子会社に株式会社ファイン(ネットワーク業務)、ユークスミュージック株式会社を持つ。主要顧客はアークシステムワークス、アイレムソフトウェアエンジニアリング等の国内ゲームパブリッシャーおよびパチンコ・パチスロメーカー。
独自開発のARライブシステム「ALiS ZERO®」を活用したXR事業でも実績を積み上げている。
ビジネスモデル
主収益源は業務委託契約に基づくゲーム・遊技機・XRコンテンツの受託開発フィー。販売本数連動のロイヤリティ収入も補完的に獲得する。
2026年1月期の売上高は4,288百万円、営業利益率は4.2%。資金調達は原則自己資金を基本方針とし、財務健全性を維持。
ROEを主要経営指標として重視し、2025年1月期実績は8.3%を記録した。
企業の強み
CGとアナログ情報をAR技術で融合し、機器不要でバーチャルキャラクターを体感できる独自システム「ALiS ZERO®」を開発・他社提供。「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE」全12公演×2ツアー、「プロジェクトセカイ 4th Anniversary 感謝祭」等の大型ライブで採用実績を持つ。
1993年創業以来、家庭用・業務用ゲーム、パチンコ・パチスロ映像、XR、モバイルと多分野にわたる開発実績を保有。「Tales of ARISE – Beyond the Dawn」「デジボク地球防衛軍2」等の大型タイトルへの参画実績があり、GAME CREATORS CONFERENCE'24での登壇が技術力を対外的に示している。
2025年1月期末時点で純資産2,517百万円、負債合計627百万円と自己資本比率は約80%の高水準を維持。短期借入金を300百万円削減し無借金経営に近い状態を実現。現金及び現金同等物は1,690百万円と手元流動性も十分確保されている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2022期3,632百万円→2023期4,300百万円→2024期4,087百万円→2025期3,256百万円→2026期4,289百万円と推移。2024期の大幅赤字(当期利益△1,350百万円)・2025期の低迷から脱却し、2026期は売上高・営業利益ともに回復。
2027年1月期第1四半期は売上高1,119百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益67百万円(同68.7%増)と加速。アクアプラス子会社化による連結寄与と受託開発の受注回復が主な増収要因。
外部要因としてゲーム市場の受託需要回復が追い風となっている。通期予想(売上高5,300百万円、営業利益275百万円)は前期比それぞれ23.6%増・51.8%増を見込む。
成長戦略
受託安定収益を基盤にIP収益比率を高めるハイブリッド型収益構造への進化
ゲーム・XR・遊技機の各分野で受注回復基調が継続。「龍が如く 極3」開発協力や大規模ライブCG制作等、実績案件の積み上げにより安定収益基盤を強化。2027年1月期第1四半期も各分野堅調に推移。
2025年8月子会社化のアクアプラスが連結売上高増加に寄与。「うたわれるもの 白への道標」(2026年5月28日発売)や関連グッズ販売等でIP収益を積み上げ。スマホゲーム「ロストフラグ」サービス終了後の収益代替が課題。
受託案件の堅調推移に加え、一部案件でロイヤリティ収入が発生。受託フィー依存からIP収益を組み合わせたハイブリッド型収益構造への移行を推進。IP収益比率の向上が中期的な収益安定化に寄与する見込み。
社内公募制度を通じた新規事業アイディアの発掘を継続。モバイルコンテンツのプロジェクト開発も進行中。既存受託・IP事業に次ぐ第三の収益柱の育成を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

