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株式会社CEホールディングス

4320東証スタンダード情報通信業

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事業内容

株式会社CEホールディングスは、1996年創業・2001年上場の医療情報IT企業。自社パッケージ製品「MI・RA・Isシリーズ」を中心とした電子カルテシステムの開発・販売を主力とし、主に中小病院向けに950件以上の導入実績を持つ。

当社及び子会社5社で構成されるグループは、ヘルスケアソリューション事業(売上高の約97%)とマーケティングソリューション事業の2セグメントを展開。医療情報システムの受託開発・運用管理、医療機関向け料金後払いシステム、スマートフォンサービス「ドクターコネクト」など、電子カルテを起点に「時間軸・空間軸」を拡大した周辺サービスへの展開を進めている。

ビジネスモデル

主力の電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を中小病院向けに販売し、導入後の保守・運用管理サービスで継続収益を獲得する。最新版「MI・RA・Is V」への既存ユーザ更新需要が収益拡大を牽引。

クラウドサービス・医療費後払いサービス・システム保守を拡充することでストック型ビジネス比率の向上を図る。全国の販売・SIパートナーとの連携を通じて販売網を補完し、M&Aによる事業領域拡大も資金調達手段(新株予約権)を活用しながら推進している。

企業の強み

新規参入が困難な電子カルテ市場において、1999年の製品版完成以来25年超の開発・販売実績を積み上げ、950件以上の導入実績と業界シェアTOP3の地位を確保。既存ユーザへの「MI・RA・Is V」更新需要が安定的な収益基盤を形成している。

2025年9月期の連結売上高は15,831百万円(前期比8.8%増)、営業利益1,411百万円(前期比22.9%増)、経常利益1,426百万円(前期比23.6%増)と、売上総利益を除く全段階利益が過去最高を記録。受注高も16,142百万円(前期比14.7%増)と過去最高を更新した。

「骨太方針2025」および「デジタル社会の実現に向けた重点計画」において、2030年までに概ねすべての医療機関への電子カルテ導入が目標として明示。診療報酬改定(医療DX推進体制整備加算)や補助金も医療機関のシステム投資を促進しており、同社の主力市場に直接的な政策的追い風が吹いている。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期の売上高10,877百万円・営業利益1,399百万円はいずれも中間期として過去最高を更新。ただし、通期業績予想(売上高16,000百万円・営業利益1,600百万円)に対する中間期進捗率は売上高68.0%・営業利益87.5%と高水準であり、これは第3四半期以降予定案件の前倒し稼働が主因。

下期の売上・利益計上余地が縮小しており、通期予想の達成には下期の新規受注消化が鍵となる。会社側も業績予想修正の可能性を示唆している点は留意が必要。

スマートフォンサービス「ドクターコネクト」に係る減損損失148百万円(ソフトウエア127百万円・ソフトウエア仮勘定21百万円)を特別損失として計上。将来キャッシュ・フローが見込めないとして使用価値を零と評価しており、事実上の事業断念に近い。

この結果、親会社株主に帰属する中間純利益は708百万円と前年同期並みにとどまり、1株当たり中間純利益は46.48円から42.54円へ低下。新規事業投資の規律と既存コア事業への集中度が今後の評価軸となる。

2026年9月期中間期において、地方独立行政法人公立甲賀病院(1,404百万円・売上高比12.9%)および地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構日本海総合病院(1,286百万円・同11.8%)の2先で売上高の24.7%を占めた。前年同期はそれぞれ0.9%・0.5%に過ぎず、大型案件の集中稼働が今期の高成長を牽引した構造が明確。

一方で、これらの案件が一巡した後の下期・来期の売上水準の平準化が課題であり、受注残高が前年同期末比36.0%減の2,927百万円に縮小している点も合わせて注視が必要。

成長戦略

電子カルテの時間軸・空間軸拡大とAI・次世代システム開発でヘルスケアIT深耕

2024年1月発売の最新バージョンへの既存ユーザ更新を継続推進。2026年9月期中間期に大型案件の前倒し稼働が実現し、受注高は過去最高の7,908百万円を記録。更新サイクルが業績の安定成長を支える中核施策。

全国医療情報プラットフォームへの対応や電子カルテ情報共有サービスの普及に向けた取り組みを推進。診療報酬加算(医療DX推進体制整備加算)や政府補正予算を活用した医療機関のシステム投資需要を取り込む。

医療現場の効率化を支援するAIサービスの提供範囲を拡大し、既存ユーザの深耕と新規ユーザ獲得を推進。次世代電子カルテシステムの研究も並行して進め、更なる効率化・安全性・利便性向上を図る。

来院前・来院後(時間軸)および診察室・ロビー・患者自宅・薬局(空間軸)へのサービス領域拡張を推進。スマートフォンサービス「ドクターコネクト」は減損損失を計上し事実上撤退となったが、時間軸・空間軸拡大の方向性は継続。

販売パートナーとの連携を強化し、中小病院向け市場での新規ユーザ獲得を推進。受注高は中間期として過去最高を更新しており、パートナー網を通じた受注拡大が確認されている。

最終更新: 2026年7月17日