人材確保・育成の困難
慢性的な技術者不足を背景とした人材獲得競争の激化により、現時点でもコスト上昇と収益への影響が発生している。プロジェクト・リーダーの確保・育成に加え、AI活用エンジニアの育成・増強に向けた計画的投資が必要であり、計画どおりに進まない場合は売上高・収益性に負の影響を及ぼす可能性がある。中期経営計画に基づく新卒・キャリア採用の強化およびAI活用を含む教育カリキュラムの拡充・資格取得支援を推進している。
プロジェクト採算悪化リスク
開発期間の短期化・機能の複雑化により当初見積りを超える工数増加や瑕疵補修費用が発生し、不採算プロジェクトが生じる可能性がある。特に新業務・新技術を用いた案件ではリスクが高まる。受注判定会議・見積審査会による事前審査や重点プロジェクトの月次進捗管理を実施し、損失見込み発生時は受注損失引当金を計上する体制を整備している。
特定顧客への高依存
2026年3月期において売上高上位3社が総売上高に占める割合は51.3%と高水準であり、これら顧客の営業方針・業績・財政状態の変化が当社グループの売上高および利益に直接的な負の影響を及ぼす可能性がある。現時点ではリスク顕在化の可能性・時期・業績影響は認識していないとしている。中期経営計画・年度予算に基づき取引拡大対象顧客を明確化し、戦略的営業活動により顧客分散を図っている。
コンプライアンス違反リスク
当社グループまたは関係者によるコンプライアンス違反が発生した場合、社会的信用の失墜や売上高・利益への負の影響が生じる可能性がある。現時点ではリスク顕在化の可能性・時期・業績影響は認識していないとしている。担当執行役員を委員長とするコンプライアンス委員会のもとで体制構築・推進を図り、労働関係を含む各種法令遵守の調査・指導および教育・啓蒙を実施している。
機密情報漏洩リスク
システム開発過程で取り扱う企業情報・個人情報等の機密情報が過失・悪意等により外部に漏洩した場合、社会的信用の失墜や売上高・利益への負の影響が生じる可能性がある。現時点ではリスク顕在化の可能性・時期・業績影響は認識していないとしている。プライバシーマーク取得、定期的な情報セキュリティ教育・試験の実施、秘密保持契約・同意書の取得、可搬式情報機器へのセキュリティ対策等を講じている。
M&Aの成果未達・のれん減損
戦略的M&Aを実施しても当初想定した成果が得られない可能性があり、のれんが計上された場合に将来計画を著しく下回ると減損処理が必要となり利益に負の影響を及ぼす可能性がある。法務・会計等の外部専門家を含むデューデリジェンスを十分に実施するとともに、実施後はPMIの着実な推進と定期的なモニタリングによりリスク低減に努めている。
災害・感染症による事業中断
地震等の自然災害や感染症の発生により開発人員体制・開発機器等のシステム開発環境が確保できない場合、納期遅延が生じ売上高・利益に負の影響を及ぼす可能性がある。危機管理規則に基づく対策本部設置体制を整備するとともに、社内情報システムのクラウド化・バックアップ二重化および全役職員を対象とした安否情報確認訓練を実施している。
AI対応技術力の遅れ
AI活用による開発手法への転換が業界で進む中、AIを使いこなせるエンジニアの育成・増強が計画どおりに進まない場合、競争力低下や受注機会の喪失につながり売上高・収益性に負の影響を及ぼす可能性がある。中期経営計画に基づきAI活用に向けた教育カリキュラムの拡充や各種資格取得支援を通じて対応人材の育成を推進している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

