事業内容
株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、日本のIT人材不足を背景に、ベトナムのIT人材を活用して顧客のDXを推進するソフトウェア開発企業。「ハイブリッド型サービス」として、事業戦略・UX/UIデザイン・開発・保守運用・グロースハックに至る一連のDX支援工程を一気通貫で提供する。
主要顧客は日本企業で、エアトリグループが売上収益の26.7%を占める最大顧客。グループ6社(国内5社+ベトナム子会社)が各工程に特化した体制を構築し、2025年10月にはベトナム現地IT企業NGSC社を連結子会社化してベトナム国内市場にも本格展開を開始した。
ビジネスモデル
売上収益の約84%(2025年9月期)を占めるストックサービスは、準委任契約・人材派遣契約に基づき顧客プロジェクトへ人員役務を提供し、稼働量に応じて継続的に収益を得るストック型モデル。残余はフローサービス(請負契約)で構成。
ベトナム子会社が開発実装を担い、日本法人が上流工程・顧客折衝・代金回収を担う3社間契約構造により、コスト競争力と品質管理を両立する。
企業の強み
2025年9月末時点でベトナム国内の採用候補者リストは開発経験者34,000人以上、新卒人材3,300人以上に達する。2021年12月の東証マザーズ上場がベトナム国内メディアに掲載され知名度が向上。高水準な福利厚生も相まって、顧客ニーズに応じた柔軟な採用体制を実現している。
事業戦略コンサル(ハイブリッドビジネスコンサルティング)、UX/UIデザイン(Wur)、標準化開発(ドコドア)、IT人材派遣(ハイブリッドテックエージェント)など6社が各工程に特化。2025年8月のハイブリッドビジネスコンサルティング子会社化により、要件定義以前のITコンサルフェーズまでカバーする一気通貫体制が完成した。
売上収益に占めるストックサービスの割合は2022年9月期94%から2025年9月期84%と依然高水準を維持。準委任・派遣契約に基づく継続課金モデルにより、キャッシュフローの安定性が確保されている。2025年9月期末のストックサービス件数は59件(前期比4件増)。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
当第3四半期累計の売上収益4,870百万円(前年同期比110.2%増)、営業利益186百万円(同127.3%増)と表面上は大幅な増収増益基調だが、M&A資金調達に伴う借入金増加で金融費用が34百万円から98百万円へ急拡大し、非支配持分への利益配分134百万円が四半期利益の大半を占めた結果、親会社所有者帰属四半期損失82百万円(前年同期6百万円の利益)を計上した。親会社所有者帰属持分比率も29.5%へ急低下しており、増収の裏で財務体質・利益配分構造の変化に注意が必要な局面である。
成長戦略
M&Aで3事業領域を拡大しつつ持株会社体制へ移行し機動的経営を推進
ベトナムのNGSC社、MCP35株式会社、株式会社グルーヴ・システムを連結子会社化し、開発領域・海外事業(当第3四半期累計売上2,126百万円)を新規獲得。事業ポートフォリオの多角化が進行中。
2026年10月1日付で会社分割により国内ソリューション事業(ShuHaRi)・オフショア開発事業(ハイブリッドワン)を新設子会社に承継し、持株会社体制へ移行。事業毎の収益性検証と迅速な意思決定体制の構築を図る。
株式会社シンフォニードの運営するSES事業を譲受し人材領域を強化。売上収益は前年同期比5倍超の1,066百万円に拡大した。
開発事業と管理業務への生成AI技術の導入検証を進め、コスト構造改善と生産性向上を推進している。
最終更新: 2026年8月14日

