旭有機材株式会社4216
管材システム事業
樹脂バルブを主力に国内外の樹脂管材市場を拡大する旭有機材の中核セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 48,117百万円 | 52,292百万円 | ↓ |
| 営業利益 | 6,285百万円 | 9,051百万円 | ↓ |
| 売上高営業利益率 | 13.1% | 17.3% | ↓ |
| セグメント資産 | 57,409百万円 | 61,207百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 1,859百万円 | 1,706百万円 | ↑ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 3,859百万円 | 2,153百万円 | ↑ |
| 減損損失 | 376百万円 | 0百万円 | ↓ |
事業詳細
塩化ビニル等の合成樹脂製配管材料の製造・販売および配管工事の設計・施工を行う。樹脂バルブ等の基幹製品に加え、エンジニアリング事業(樹脂配管材料を用いた設計・施工)、半導体製造装置向けダイマトリックス製品を展開。国内外の半導体・電子産業・化学・非鉄等の製造業向けに耐食ソリューションを提供し、米国・中国・欧州・アジアパシフィックに販売・製造拠点を持つ。連結売上高の約60%を占める最大セグメント。
直近の概況
米国・国内需要の回復遅れと固定費増加が重なり、売上高・利益ともに大幅減
2026年3月期の管材システム事業は売上高48,117百万円(前年同期比△8.0%)、営業利益6,285百万円(同△30.6%)と大幅な減収減益。米国での半導体工場建設案件の見直し・延期継続、中国の電子産業向け設備投資の延期・見直し、国内設備投資・工場建設需要の回復遅れが重なった。エンジニアリング事業は前年度受注の半導体関連大型案件の反動減。一方、ダイマトリックス製品は中国ローカルメーカー需要の取り込みや国内・韓国での需要回復の兆しにより増収。労務費等固定費増加も利益率を圧迫し、営業利益率は17.3%から13.1%へ低下した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- AIデータセンター拡大を背景とした先端半導体需要の改善による半導体製造装置向けダイマトリックス製品の需要拡大
- 米国における半導体工場建設需要の回復局面入りに伴う関連配管・エンジニアリング需要の裾野拡大
- 新設半導体工場向けの設備投資に伴う装置搬入・配管工事需要の底堅い推移
- 中国ローカルメーカー向けダイマトリックス製品の需要拡大の継続的な取り込み
- 中東・アフリカ地域の海水淡水化施設向け大口径バタフライバルブ等の戦略商品展開
- ダイマトリックス製品の低パーティクル化技術革新および供給体制強化
リスク
- 米国の通商政策(関税)をめぐる不透明感による半導体工場建設案件の見直し・延期の再発リスク
- 中国における内需低迷の長期化および電子産業向け設備投資の停滞
- 労務費・減価償却費等の固定費増加による利益率の構造的な悪化(2026年3月期に営業利益率が17.3%→13.1%へ低下)
- 国内設備投資・工場建設需要の落ち着きによる基幹製品の需要低迷
- 半導体関連エンジニアリング大型案件の受注変動に伴う売上の期間間ブレ
- 地政学的リスクに伴う原材料価格上昇および部材供給制約による工事進捗への影響
最終更新: 2026年6月17日

