事業内容
ワンダープラネット株式会社は「楽しいね!を、世界中の日常へ。」をミッションに掲げ、モバイルゲームの企画・開発・運営・販売を主たる事業とする。Apple Inc.およびGoogle LLCのプラットフォームを通じてユーザーへサービスを提供し、自社開発オリジナルタイトル(クラッシュフィーバー)と協業パートナーとの共同事業タイトル(パンドランド等)の二形態を展開する。
国内外の有力IP(知的財産)を活用したゲーム開発を強みとし、グローバル市場への展開を推進している。東京証券取引所グロース市場上場(2021年6月上場)。
ビジネスモデル
ユーザーは無料でゲームをダウンロードし、ゲーム内アイテム購入や月額課金(フリーミアムモデル)および広告視聴により収益を得る。自社配信タイトルはプラットフォーム手数料・パートナーへの収益分配控除後の金額を売上計上。
協業パートナー配信タイトルは受領する収益分配額・成功報酬・開発費対価を売上計上。受託開発収入も得る。
2025年8月期の主要販売先はApple Inc.(25.1%)、バンダイナムコエンターテインメント(23.9%)、Google LLC(20.9%)、ブシロード(12.5%)、ゲームフリーク(12.2%)。
企業の強み
2025年8月期においてバンダイナムコエンターテインメント(売上高比23.9%)、ブシロード(同12.5%)、ゲームフリーク(同12.2%)と複数の大手IPホルダーとの協業が売上に貢献。HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR(ブシロード共同開発)の2026年世界同時配信も公表済みであり、IP調達力の高さを示す。
モバイルゲームの各種機能標準化・高品質化・工数削減を目的とした独自開発基盤SEEDを構築・整備。2025年8月期の研究開発費は58百万円を投じており、低コスト・短期間・高品質な開発・運営の実現を目指す技術基盤として機能している。
バーチャルオフィス定着・フレックス制度・リモートワーク環境補助を整備したフルリモートワーク体制を構築。AIの全社的活用を推進し、同一人員・コストでのプロダクト品質向上を目指す。設備投資は2025年8月期に10百万円(業務用PC購入)と軽量な資産構造を維持している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年8月期第3四半期累計(9ヶ月)の売上高は1,448百万円(前年同期比11.8%減)。「HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR」の寄与があったものの、「クラッシュフィーバー」の減収および「パンドランド」のサービス終了(2026年3月)が響き、会社全体では減収。
営業損失167百万円・経常損失183百万円はいずれも前年同期比で小幅改善したが、クラッシュフィーバー運営権の減損損失82百万円計上により四半期純損失は291百万円と前年同期208百万円から悪化。過去5期の年間業績と合わせると、売上高は2021期3,586百万円から2025期2,317百万円へ一貫して減少しており、構造的な収益力低下が続いている。
成長戦略
有力IP活用のグローバル展開と独自基盤SEEDによる収益基盤の拡大・安定化
ブシロードとの共同開発タイトルを2026年2月(日本等)・3月(アメリカ)に配信開始。第3四半期累計期間の業績にフルに寄与したと開示されており、新規収益源として機能している。今後の運営継続と収益拡大が課題。
第1四半期累計期間に新たに着手した有力IPタイトルの開発が順調に進捗していると開示。具体的なタイトル名・配信時期は未公表だが、次の収益柱として期待される。配信後の初動が業績回復の鍵となる。
2025年9月に配信開始した自社開発タイトル。第3四半期累計期間において既存タイトル運営の一翼を担っているが、売上貢献の詳細は非開示。既存タイトルの減収を補う役割が求められる。
独自開発基盤SEEDおよびAI・フルリモート活用により開発・管理コストを削減。第3四半期累計の販売費及び一般管理費は413百万円と前年同期464百万円から約11%削減を実現。赤字幅の縮小に貢献している。
最終更新: 2026年7月17日

