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株式会社アスマーク

4197東証スタンダード情報通信業

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株式会社アスマーク4197

事業内容

株式会社アスマークは、2001年設立のマーケティング・リサーチ専業企業。オンライン・リサーチ(WEBアンケート)、オフライン・リサーチ(グループ・インタビュー、デプス・インタビュー等)、パネル・リクルーティングの3サービスを軸に、課題整理からレポート納品まで一貫して提供する。

主要顧客は調査会社・広告代理店・一般消費財メーカー・マスコミ関連企業等で、2025年11月期末時点のクライアント社数は1,119社。国内100万人超の自社パネルとISO 20252(マーケティング・リサーチ国際規格)を取得し、HRテックサービス「Humap」も展開している。

ビジネスモデル

クライアントのマーケティング課題に対し、調査設計・実査・集計・レポート作成を一括受託するプロジェクト型収益モデル。国内100万人超の自社パネル「D style web」を低コストで維持・運営し、オンライン・オフライン双方の調査手法を提供することで高い付加価値を実現。

2025年11月期の売上高は4,416百万円、売上総利益は1,752百万円(粗利率約39.7%)。大口顧客(年間売上高500百万円以上)の5年平均リピート率は92.7%と高く、安定した収益基盤を形成している。

企業の強み

自社運営のアンケートサイト「D style web」を通じ、国内100万人超の有効パネルと1,800万人のパネルネットワークを保有。全国300以上のWEBサイトからアフィリエイト経由でパネルを獲得し、コスト効率の高いパネル維持を実現。グレーパネル排除やポイント制度によりデータ品質も担保している。

2025年11月期末時点のクライアント社数は1,119社(第19期837社から継続的に拡大)。年間売上高500百万円以上の大口顧客における5年平均リピート率は92.7%と高水準を維持。特定顧客への売上依存度も低く(10%超の顧客なし)、分散した収益基盤を形成している。

マーケティング・リサーチサービスに特化したISO国際規格「ISO 20252」を2019年に取得。定量調査データ収集(オンライン・リサーチ)および定性調査データ収集(パネル・リクルーティング)の両区分で認証を受けており、第三者評価に基づく品質の客観的裏付けとして顧客からの信頼性向上に寄与している。

エンヴァリスの着眼点

2026年11月期中間期の売上高は2,414百万円(前年同期比+1.2%)と微増にとどまる一方、販売費及び一般管理費が755百万円から837百万円へ約82百万円増加し、売上総利益も1,001百万円から965百万円へ減少した結果、営業利益は245百万円から128百万円へ47.8%減と大幅に悪化した。売上成長が鈍化する中でのコスト増加は構造的な収益性低下を示唆しており、後半期での挽回が通期予想(営業利益200百万円)達成の鍵となる。

主力のインターネットリサーチの受注が減少している一方、リーン・ニシカタ取得に伴うのれん償却額が前年同期の4,936千円から12,300千円へ急増するなど、M&A関連コストが利益を押し下げている。外部要因としてクライアントのマーケティング・リサーチ需要が落ち着きを見せていることも逆風であり、M&Aによる非連続成長の実効性と収益貢献の時期が問われる局面にある。

通期業績予想(売上高4,700百万円・営業利益200百万円)は変更なしとされているが、中間期時点での営業利益進捗率は128百万円÷200百万円=64%にとどまり、後半期に72百万円の利益積み上げが必要な構造となっている。財務面では自己資本比率が62.6%から57.4%へ低下し、長期借入金(流動・固定合計220百万円)が新規発生しているが、現金及び現金同等物は1,642百万円と潤沢であり、財務健全性は維持されている。

成長戦略

リサーチ基盤強化・AI活用デジタルサービス開発・M&Aによる非連続成長の三本柱

株式会社リーン・ニシカタを2026年11月期中間期に新規連結化。子会社株式取得による支出127百万円を実行し、のれん残高は253百万円に増加。M&Aによる非連続成長戦略を継続的に推進している。

スキルブリッジ社との資本提携を通じ、AIを活用したデジタルリサーチサービスの開発を強化。投資有価証券の取得(25百万円)が当中間期に実行されており、デジタル領域への投資が進行中。

飲料業界・広告代理店業界からの受注が伸長しており、既存顧客との取引深耕および新規クライアント開拓を継続。調査会社向けリクルーティングサービスも引き続き伸長しているが、インターネットリサーチの受注減少が課題として残る。

最終更新: 2026年7月17日