事業内容
株式会社アスマークは、2001年設立のマーケティング・リサーチ専業企業。オンライン・リサーチ(WEBアンケート)、オフライン・リサーチ(グループ・インタビュー、デプス・インタビュー等)、パネル・リクルーティングの3サービスを軸に、課題整理からレポート納品まで一貫して提供する。
主要顧客は調査会社・広告代理店・一般消費財メーカー・マスコミ関連企業等で、2025年11月期末時点のクライアント社数は1,119社。国内100万人超の自社パネルとISO 20252(マーケティング・リサーチ国際規格)を取得し、HRテックサービス「Humap」も展開している。
ビジネスモデル
クライアントのマーケティング課題に対し、調査設計・実査・集計・レポート作成を一括受託するプロジェクト型収益モデル。国内100万人超の自社パネル「D style web」を低コストで維持・運営し、オンライン・オフライン双方の調査手法を提供することで高い付加価値を実現。
2025年11月期の売上高は4,416百万円、売上総利益は1,752百万円(粗利率約39.7%)。大口顧客(年間売上高500百万円以上)の5年平均リピート率は92.7%と高く、安定した収益基盤を形成している。
企業の強み
自社運営のアンケートサイト「D style web」を通じ、国内100万人超の有効パネルと1,800万人のパネルネットワークを保有。全国300以上のWEBサイトからアフィリエイト経由でパネルを獲得し、コスト効率の高いパネル維持を実現。グレーパネル排除やポイント制度によりデータ品質も担保している。
2025年11月期末時点のクライアント社数は1,119社(第19期837社から継続的に拡大)。年間売上高500百万円以上の大口顧客における5年平均リピート率は92.7%と高水準を維持。特定顧客への売上依存度も低く(10%超の顧客なし)、分散した収益基盤を形成している。
マーケティング・リサーチサービスに特化したISO国際規格「ISO 20252」を2019年に取得。定量調査データ収集(オンライン・リサーチ)および定性調査データ収集(パネル・リクルーティング)の両区分で認証を受けており、第三者評価に基づく品質の客観的裏付けとして顧客からの信頼性向上に寄与している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の業績推移は、売上高が2023期4,282百万円→2024期4,363百万円→2025期4,416百万円と緩やかな成長を継続。2026年11月期中間期(累計)は売上高2,414百万円(前年同期比+1.2%)と微増にとどまり、成長率は鈍化傾向にある。
利益面では、売上原価の増加(1,385百万円→1,450百万円)と販管費の拡大(755百万円→837百万円)が重なり、営業利益は128百万円(前年同期比47.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は82百万円(同51.3%減)と大幅に悪化した。外部要因としてクライアントのマーケティング・リサーチ需要の落ち着きが受注の伸びを抑制している。
通期予想(売上高4,700百万円・営業利益200百万円)は据え置かれているが、前期比では営業利益28.6%減の見通しであり、収益性の低下トレンドが継続している。
成長戦略
リサーチ基盤強化・AI活用デジタルサービス開発・M&Aによる非連続成長の三本柱
株式会社リーン・ニシカタを2026年11月期中間期に新規連結化。子会社株式取得による支出127百万円を実行し、のれん残高は253百万円に増加。M&Aによる非連続成長戦略を継続的に推進している。
スキルブリッジ社との資本提携を通じ、AIを活用したデジタルリサーチサービスの開発を強化。投資有価証券の取得(25百万円)が当中間期に実行されており、デジタル領域への投資が進行中。
飲料業界・広告代理店業界からの受注が伸長しており、既存顧客との取引深耕および新規クライアント開拓を継続。調査会社向けリクルーティングサービスも引き続き伸長しているが、インターネットリサーチの受注減少が課題として残る。
最終更新: 2026年7月17日

