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株式会社Kaizen Platform

4170東証グロース情報通信業

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事業内容

株式会社Kaizen Platformは「KAIZEN the World〜なめらかな働き方で世界をカイゼンする〜」をミッションに掲げ、プロフェッショナルセグメント(コンサルティング・制作・BPO・SES)とクラウドセグメント(Kaizen Engine・Kaizen AI Cloud)の2セグメントで事業を展開する。15,000名超のDX専門人材ネットワークと、タグ設置のみで導入可能な独自クラウド基盤を組み合わせたハイブリッドモデルにより、大手企業を中心に顧客体験(UX)の革新と業務プロセスのDXを一気通貫で支援する。

2025年6月には生成AIエージェント型ソリューション「Kaizen Conversion Agent」「Kaizen Personalize Agent」を投入し、AIインテグレーターとしての機能を強化している。主要顧客は国内大手企業のマーケティング・DX部門であり、2025年12月期の売上高は4,355百万円。

ビジネスモデル

プロフェッショナルセグメントでは、コンサルティング・制作・BPO・SESをプロジェクト単位で提供し、固定費を抑えた外部人材活用モデルで顧客のDX推進を支援する。クラウドセグメントでは、Kaizen EngineとKaizen AI CloudをサブスクリプションSaaS型で提供し、高い利益率(2025年12月期セグメント利益率27.1%)を実現する。

両セグメントのクロスセルにより顧客単価(ARPU)を向上させる戦略を採り、2025年12月期のARPUは7,706千円と前期比12.4%増を達成した。成果報酬型プランも導入し、新規顧客獲得の障壁低減も図っている。

企業の強み

データ分析・マーケティング・UI/UXデザイン・システム開発など多岐にわたるスキルを持つ15,000名超のグロースハッカーネットワークを保有。プロジェクト単位で最適チームを組成し、戦略策定から実行まで一貫支援できる体制が競合との差別化要因となっている。

既存レガシーシステムへの大規模改修不要で、タグ設置のみでA/Bテスト・パーソナライズ・スマート検索・多言語対応等のUX改善機能を即時実装できる独自クラウド環境を保有。クラウドセグメントは2025年12月期に売上高446百万円・前期比33.2%増・セグメント利益121百万円を達成した。

全社ARPUは2019年の5,237千円から2025年の7,706千円へ継続的に上昇(前期比12.4%増)。大手顧客への注力とクロスセル推進により取引単価を引き上げる戦略が機能しており、取引アカウント数が減少する中でも収益の質的改善が進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2025年12月期に初の黒字転換(営業利益29百万円)を果たしたが、2026年12月期1Qは売上高1,062百万円(前年同期比3.3%減)、営業損失53百万円と赤字に転落した。通期業績予想(売上高4,600百万円、営業利益40百万円)は据え置かれているが、1Q時点での進捗率は売上高23.1%、営業損益は大幅な未達状態にあり、残り3四半期での挽回が不可欠。

プロフェッショナルセグメントの制作・マーケティング関連収益の回復が通期黒字達成の鍵となる。

クラウドセグメントは2026年12月期1Qに売上高131百万円(前年同期比20.9%増)と高成長を維持し、顧客単価の大幅増加も確認されている。一方、プロフェッショナルセグメントは取引アカウント数が堅調に推移したものの、制作・マーケティング関連収益の不振により顧客単価が減少し、売上高932百万円(前年同期比5.9%減)、セグメント損失80百万円(前年同期損失19百万円から大幅悪化)と収益性が急速に低下した。

セグメント間の業績格差が拡大している点に注意が必要。

2026年12月期1Q末の自己資本比率は70.6%と高水準を維持しており、継続企業の前提に関する注記も該当なし。ただし、現金及び預金は前期末比148百万円減少して2,819百万円となり、利益剰余金の累積赤字は2,738百万円に拡大した。

外部要因として、米国の通商政策や金融資本市場の変動が国内DX投資マインドに影響を与えるリスクも存在する。黒字化の持続性と現金創出力の回復が中期的な投資判断の焦点となる。

成長戦略

クロスセル深耕・生成AIソリューション拡充・上流コンサル強化の3軸で大手顧客単価を引き上げる

「Kaizen Conversion Agent」「Kaizen Personalize Agent」を中心に、既存IT基盤のボトルネックを回避しながら顧客獲得・LTV改善を支援するAIエージェント型ソリューションを拡充。「Magical UX」コンセプトのもとAIインテグレーターとしての差別化を図る。

タグ設置型の低摩擦クラウドサービスを既存プロフェッショナル顧客へクロスセルし、顧客単価を継続的に引き上げる。2026年12月期1Qにおいてクラウドセグメントの顧客単価は大きく増加し、売上高は前年同期比20.9%増と高成長を維持しており、施策は着実に進捗している。

2026年1月に設立したAI・DXコンサル専門子会社を通じて、戦略設計フェーズからの上流コンサルティング機能を強化。大手顧客への総合DX支援体制を構築し、プロフェッショナルセグメントの顧客単価回復と新規大型案件獲得を目指す。

最終更新: 2026年7月17日