三和油化工業株式会社 logo

三和油化工業株式会社

4125東証スタンダード化学

三和油化工業株式会社 logo
三和油化工業株式会社4125

環境関連事業

廃棄物の再資源化・有効利用を軸とした環境リーディングカンパニー

期間今期前期増減率
売上高(通期)20,263百万円16,040百万円
営業利益(通期)1,543百万円836百万円
経常利益(通期)1,701百万円897百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,071百万円591百万円
売上高営業利益率7.6%5.2%
自己資本比率51.2%59.7%
1株当たり当期純利益248.16円136.98円
1株当たり純資産3,086.03円2,854.65円
ROE(自己資本当期純利益率)8.4%4.9%

事業詳細

三和油化工業グループが展開する唯一のセグメント。製造業顧客から排出される使用済み化学薬品・産業廃棄物を収集し、マテリアルリサイクル・サーマルリサイクル・化学品製造・販売・エンジニアリングまでを一気通貫で提供する。半導体・電池・電子部品等エレクトロニクス分野を中長期成長ドライバーと位置づけ、サーキュラーエコノミー形成への貢献を事業コンセプトとする。2025年10月にエー・アンド・エイチ・ジャパン株式会社を完全子会社化し、貴金属・レアメタル再資源化領域へ事業拡張。

直近の概況

エー・アンド・エイチ・ジャパン子会社化等で売上高26%増・営業利益85%増の大幅増収増益

2026年3月期は売上高20,263百万円(前年同期比26.3%増)、営業利益1,543百万円(同84.6%増)、経常利益1,701百万円(同89.6%増)、親会社株主帰属純利益1,071百万円(同81.2%増)と全利益項目で大幅増益を達成。主因はリユース事業における2025年10月のエー・アンド・エイチ・ジャパン完全子会社化(取得原価700百万円、のれん213百万円)による貴金属・レアメタル再資源化取扱高の急増(リユース事業売上高82.2%増)およびエンジニアリング事業でのPCB処理案件大幅増(63.7%増)。一方、北九州の再資源化工場建設(2027年度稼働予定)に伴い有形固定資産取得支出3,887百万円、建設仮勘定が3,218百万円に急増し、長期借入金は6,459百万円(前期3,737百万円)に拡大。自己資本比率は51.2%(前期59.7%)に低下した。2027年3月期は売上高23,500百万円(16.0%増)、営業利益1,700百万円(10.1%増)を予想。

主要プロダクト

service
リユース事業

使用済み化学薬品の収集を強化し再生溶剤の取扱数量は好調を維持。2025年10月のエー・アンド・エイチ・ジャパン子会社化により貴金属・レアメタル再資源化の取扱高が大幅増加。2026年3月期売上高は7,239百万円(前年同期比82.2%増)。

service
リサイクル事業

新規顧客開拓による取扱数量増加に注力。連結子会社サンワ南海リサイクル株式会社(和歌山市)での廃酸・廃アルカリ等の廃棄物取扱高が増加。2026年3月期売上高は5,905百万円(前年同期比6.3%増)。

product
化学品事業

半導体・電池・電子部品等エレクトロニクス分野のマーケット拡大を見据えた製品供給に注力。当期は一部顧客で稼働回復があったものの計画比で需要は伸び悩み。2026年3月期売上高は3,206百万円(前年同期比1.0%増)。

service
自動車事業

次世代自動車の台頭により従来の部品加工分野は需要縮小が見込まれる。当期は商品転売の取扱高は増加したものの、油剤や洗浄剤等の製品販売では苦戦。2026年3月期売上高は2,352百万円(前年同期比1.3%減)。

service
エンジニアリング事業

PCB処理ノウハウを活かし化学プラント等の改廃ニーズを取込む。当期は大型解体案件の着手時期がずれ込んだものの、処理期限の迫るPCB処理案件の獲得が大幅増加。2026年3月期売上高は1,559百万円(前年同期比63.7%増)。

成長ドライバー

  • エー・アンド・エイチ・ジャパン子会社化による貴金属・レアメタル再資源化事業の本格取込み(リユース事業売上高82.2%増、2026年3月期通期寄与)
  • 2027年度稼働予定のサンワマテリアルソリューションズ(北九州)による九州半導体関連廃棄物再資源化需要の取込み
  • PCB処理期限到来に伴うエンジニアリング事業の案件増加(2026年3月期売上高63.7%増)
  • サンワ南海リサイクルでの廃酸・廃アルカリ取扱数量増加による新規顧客開拓(リサイクル事業6.3%増)
  • ESG/SDGs浸透・中東情勢緊迫化を背景とした国内資源循環ニーズの高まりによる再資源化需要拡大
  • M&A・業務提携等による事業領域拡大の継続推進

リスク

  • 半導体・電池業界の稼働変動リスク(化学品事業は当期も計画比で需要伸び悩み、前期は営業利益34.7%減を経験)
  • エー・アンド・エイチ・ジャパン統合に伴うのれん(213百万円、5年均等償却)の減損リスクおよび統合シナジー未達リスク
  • 長期借入金の大幅増加(3,737百万円→6,459百万円)による財務レバレッジ上昇と金利上昇リスク
  • 自己資本比率の低下(59.7%→51.2%)に伴う財務健全性の悪化
  • 建設仮勘定の急増(426百万円→3,218百万円)に伴う設備投資回収リスク(北九州工場2027年度稼働予定)
  • 廃棄物処理法等環境関連法規制の遵守リスク(過去に爆発・火災事故の発生実績あり)
  • 米国通商政策・中東情勢緊迫化等の地政学リスクによる原材料費・物価上昇および景気下振れリスク
  • 自動車事業における従来型部品加工分野の需要縮小(当期売上高1.3%減)

最終更新: 2026年6月19日