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株式会社ジィ・シィ企画

4073・東証グロース・情報通信業

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株式会社ジィ・シィ企画4073

事業内容

1995年創業。クレジットカード等の多様化するキャッシュレス決済に対応するシステム開発・決済端末販売(ペイメントインテグレーション事業)と、導入後のクラウド型決済ASPサービス・保守運用サービス(ペイメントサービス事業)を展開している。

主要顧客は複数テナントやフランチャイズで多店舗展開する中堅から大手の流通事業者で、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(21.5%)、ユニー(13.3%)等が大口取引先。カード会社加盟店とカード会社の間でプロセシング業務の一部を担い、決済端末アプリケーションも自社開発している。

ビジネスモデル

決済パッケージ「CARD CREW」シリーズのライセンス提供・カスタマイズ開発や決済端末販売によるフロー収益(第31期構成比54.2%)と、顧客環境を自社データセンターで運用するクラウド型決済ASPサービスや保守運用サービス、マルチ決済端末サブスク「サクラ」による月額固定・処理料単位のストック収益(構成比45.8%)を組み合わせている。オンプレミス顧客のリプレース時にASPへ誘導することで顧客基盤をストック化する構造。

企業の強み

VisaのVisaNetに直接接続する契約上の権利を保有しており、国内専用決済ネットワークを迂回することでカード会社・加盟店のコスト低減とトランザクションフィー収益化が可能。有報でも「大きな強み」と明記されている自社固有の契約資産である。

システム設計・開発からヘルプデスク・保守運用まで内製化し、24時間365日体制でカスタマイズ対応も自社内で完結。国内決済ネットワークCAFIS・CARDNETへの自社パッケージ製品登録実績があり、大手システムインテグレータへの通信接続モジュール提供等で業界内の技術評価にも繋がっている。

ISO/IEC 27001(情報セキュリティ)、PCI DSS(カード情報保護)、ISO 9001(品質マネジメント)を取得・準拠しており、決済情報を扱う事業特性上重要な信頼性の裏付けとなっている。これによりカード会社加盟店やシステムインテグレータからの高い信頼を得ていると有報に記載されている。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期は売上高2,252百万円(前期比22.1%増)、営業利益69百万円(前期は営業損失80百万円)、当期純利益70百万円(前期は当期純損失146百万円)と全利益段階で黒字転換した。端末販売好調によるペイメントインテグレーション事業の大幅増収(69.2%増)・黒字化が主因。

自己資本比率は前期13.5%から17.8%へ改善し、純資産は270百万円から354百万円に増加したが、なお財務基盤は脆弱な水準にある。重要な後発事象として、資本金340百万円・資本準備金69百万円を減少させ欠損填補に充当する方針を決議しており、実行されれば繰越利益剰余金のマイナスはほぼ解消される見込みだが、資本政策の柔軟性確保が主目的であり実質的な資金流入は伴わない点に留意が必要。

フロー収益中心のペイメントインテグレーション事業が牽引役となった一方、安定収益源であるペイメントサービス事業は前年の大型サブスク案件の反動で売上高1,031百万円(8.1%減)、セグメント利益も38.9%減となった。2027年6月期はペイメントサービス事業の伸びを2.8%増と保守的に見込んでおり、ストック収益の再拡大が中期的な収益安定性の鍵となる。

成長戦略

ストック収益拡大・VISANET活用・サブスク展開・TMN提携深化の四本柱

決済ASPサービスへの誘導やサービス追加によりストック収益の下支えを図るが、2026年6月期は大型案件反動で8.1%減収。2027年6月期は2.8%増収を見込み再拡大を狙う。

国際ブランド決済ネットワークへの直接接続権を活かし、決済処理量増加に伴う手数料収益の積み上げを目指す。

決済端末のサブスク型販売を通じてストック収益基盤を拡大し、マーケットシェア拡大を図る。

その他関係会社であるTMN社とのサービス・機能の組み合わせにより顧客への提案力を強化し、新規案件獲得と事業拡大を継続的に推進している。

最終更新: 2026年9月19日