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日本情報クリエイト株式会社

4054東証グロース情報通信業

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日本情報クリエイト株式会社4054

事業内容

日本情報クリエイト株式会社は、「人と未来とデジタル技術を結ぶ真の価値を創造し、社会に貢献する」を経営理念に掲げ、不動産管理会社・仲介会社を主要顧客として、物件情報の仕入れから集客・申込・契約に至る仲介業務全体を支援する「仲介ソリューション」と、賃貸管理業務全体を網羅する「管理ソリューション」の2軸でSaaS型クラウドサービスを提供する。全国28拠点の地域密着型コンサルティング体制を持ち、約5.6万事業者の不動産仲介事業者ネットワークを基盤に、不動産業界全体のDX化を推進する。

2020年7月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。

ビジネスモデル

収益はイニシャル(導入時ライセンス料・初期費用)とランニング(月額利用料・保守料)に区分される。2025年6月期のランニング収益は仲介ソリューション1,926百万円(前期比23.0%増)、管理ソリューション2,020百万円(前期比22.3%増)と高成長を維持。

全体収益の約78%がストック型で構成され、月次解約率0.4%の低位安定により月額課金が積み上がる構造。既存顧客へのアップセル・クロスセルで顧客単価を向上させる。

企業の強み

2025年6月期末の月次解約率は0.4%に留まり、ワンストップのサービス群によるデータ連携シナジーが顧客の乗り換えコストを高めている。これにより全体収益の約78%をストック型収益が占め、安定した財務基盤を形成している。

物件仕入れ(リアプロBB)から集客(WebManagerPro・物件データ連動)、電子契約、賃貸管理(賃貸革命)、入居者・オーナーアプリまで不動産業務全工程をカバー。サービス間のデータ連携により利便性が高まり、競合他社への切り替えを抑制する構造を持つ。

北海道から鹿児島まで全国28拠点(2025年6月30日現在)を展開し、営業コンサルタントが現地訪問で提案・サポートを実施。地域特有の慣習に即したアドバイスと緊急時の迅速な訪問対応が顧客満足度向上に寄与し、競合との差別化要因となっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期通期予想は売上高5,800百万円・営業利益1,200百万円。第3四半期累計(9ヶ月)の実績は売上高3,818百万円(進捗率65.8%)・営業利益432百万円(進捗率36.0%)。

売上進捗は概ね順調だが、営業利益の進捗率が低く、残り1四半期(Q4)で768百万円の営業利益計上が必要となる計算。管理ソリューションのライセンス料(イニシャル)が期末に集中する季節性があるとしても、Q4への依存度が高い点は達成確度の観点から引き続き確認が必要。

第3四半期累計の営業利益432百万円に対し経常利益は504百万円と72百万円上回る。営業外収益の内訳は保険返戻金34百万円・為替差益24百万円・助成金収入10百万円等の非経常的項目が大半を占める。

これらは翌期以降の継続性が不確実であり、実力ベースの収益力評価には営業利益ベースでの分析が適切。一方、支払利息はわずか0百万円と実質無借金経営であり、財務健全性は高い。

貸借対照表上のソフトウエア仮勘定は前期末1,337百万円から当3Q末1,138百万円へ199百万円減少した一方、ソフトウエア(本勘定)は102百万円から516百万円へ414百万円増加。開発完了に伴う振替が進んでおり、今後の償却負担増加が営業利益を圧迫する可能性がある。

市場環境として不動産DX需要は高水準が続いているが、開発投資の回収ペースと償却費増加のバランスが中期的な利益率の鍵となる。

成長戦略

仲介MRR拡大・管理シェア深耕・AI/データ活用の3軸で持続的成長を追求

業者間物件流通サービス「リアプロ」「リアプロBB」を核に、集客・電子契約・CRM等の周辺サービスへのクロスセルを推進。有償顧客からの月額利用料が堅調に積み上がり、第3四半期累計で1,479百万円を計上。従量課金モデルの採用により利用拡大に伴う収益の自動的な積み上げも図る。

主力製品「賃貸革命」の新規顧客獲得に加え、2025年8月リリースの「賃貸革命11」へのバージョンアップ提案を既存顧客に積極展開。解約率の低位安定を維持しつつ、オプション追加・アップセルにより顧客単価を引き上げる。第3四半期累計で管理ソリューション売上高2,267百万円を計上。

「オーナー提案AIロボⅡ」等のAI活用サービスを通じて入居者・オーナーとのコミュニケーション自動化を支援。生成AIをはじめとする技術革新を活用した業務プロセスの自動化・高度化需要を取り込み、既存顧客へのオプション提供および新規顧客獲得につなげる。

ソフトウエア仮勘定から本勘定への振替が進行中であり、開発投資の収益化が進んでいる。

最終更新: 2026年7月17日