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4027東証プライム化学

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機能性材料事業

酸化チタン・微粒子製品を軸とする化粧品原料・塗料向け素材事業

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)26,213百万円28,495百万円
セグメント利益(2026年3月期通期)△606百万円1,461百万円
減価償却費(2026年3月期通期)2,655百万円1,973百万円
減損損失(2026年3月期通期)3,261百万円(全社消去後3,170百万円)

事業詳細

酸化チタン(汎用・微粒子)、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品等を製造・販売する。主要顧客は化粧品原料向け(微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛)と汎用塗料向け(汎用酸化チタン)に大別される。新中期経営計画「MOVING-10 STAGE3」においても化粧品原料分野は成長事業と位置づけられる一方、汎用酸化チタンは中国をはじめとする海外競合の攻勢により事業環境が急速に悪化しており、抜本的な構造改革が急務となっている。

直近の概況

汎用酸化チタンの事業環境急悪化で減損損失を計上、セグメント損失に転落

2026年3月期は汎用酸化チタンで中国をはじめとする海外競合先の旺盛な販売攻勢と国内需要減少が重なり事業環境が急速に悪化。減損損失3,261百万円(機能性材料事業帰属分)を計上し、セグメント損失606百万円に転落した。化粧品原料向け微粒子製品も海外在庫調整の継続により低調で、売上高は前期比8.0%減の26,213百万円となった。機能性微粒子製品の製造設備増設に伴う償却費負担(2,655百万円、前期比682百万円増)も収益を圧迫した。

主要プロダクト

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汎用酸化チタン

国内建築塗料向けを主要市場とするが、海外競合先の安価品との競争激化および国内需要減少により販売数量・売上高ともに前期を下回った。2026年3月期に減損損失3,170百万円(機能性材料事業帰属分3,261百万円)を計上するに至り、コスト圧縮等の抜本的構造改革を推進中。

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微粒子酸化チタン

化粧品のUVカット原料として欧米・アジア市場向けに販売。2026年3月期は海外を中心とした在庫調整局面の継続により販売数量・売上高は前期を下回った。引き続き需要拡大が見込まれ、製造設備増設投資を継続している。

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微粒子酸化亜鉛

化粧品のUVカット・スキンケア原料として販売。微粒子酸化チタンと同様に海外在庫調整の影響を受け、2026年3月期の販売数量・売上高は前期を下回った。中長期的な需要拡大が見込まれる成長製品。

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表面処理製品

化粧品原料や機能性材料向けに表面処理を施した高付加価値製品。海外顧客の在庫調整の影響を受け、2026年3月期は販売数量・売上高が前期を下回った。

成長ドライバー

  • 化粧品原料向け微粒子酸化チタン・微粒子酸化亜鉛の中長期的な需要拡大見込み(各国市況を注視しつつ販売維持・拡大に注力)
  • 機能性微粒子製品製造設備への積極的な設備投資による生産能力拡充
  • 新中期経営計画「MOVING-10 STAGE3」(2026〜2029年度)における成長事業の重点拡大方針
  • 汎用酸化チタンのコスト圧縮等抜本的構造改革による収益改善

リスク

  • 中国をはじめとする海外競合先の安価品攻勢による汎用酸化チタンの販売数量・価格の継続的な下押し圧力
  • 化粧品原料向け微粒子製品の海外在庫調整長期化リスク
  • 機能性微粒子製品製造設備増設に伴う減価償却費増加による固定費負担の高止まり
  • 原燃料価格の高止まりによるコスト上昇圧力
  • 汎用酸化チタン事業の追加減損リスク(構造改革の進捗次第)
  • 中国経済の低迷や米国関税政策による世界経済への影響

最終更新: 2026年6月23日